※当季雑詠(夏・秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。
明るくて深い 現代語による俳句を。よい生活から よい俳句を。
※当季雑詠(夏・秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。
8月15日(1句)
★玉蜀黍髭の色濃き日々となり/廣田洋一
静かな写生の句です。「髭の色濃き日々となり」は、玉蜀黍の雌花のめしべが熟れてゆくにつれ色を深めていく、その変化を見つめた言い方です。その静かな観照には、しみじみと心に沁みる感情あり、深い余韻となっています。(髙橋正子)
8月14日(3句)
層雲峡
★底見えぬ峡の岩肌薄紅葉/土橋みよ
層雲峡の早い秋の気配を静かに伝えて、美しい余白がある。底の見えない深い峡に、岩肌を彩る薄紅葉が軽く置かれ、景色が目に見える。(髙橋正子)
★露けしや雨にぬれたるすべり台/小口泰與
雨にぬれたすべり台の確かな質感が伝わる句。「露けしや」が雨に濡れた金属をやわらかくしてくれている。子どものいない、静かな公園の朝が立ちあがっている。(髙橋正子)
★秋燕や代わる代わるに弧を描く/多田有花
「代わる代わるに弧を描く」は静かな燕の連続した動きを捉え、弧の形が読者の中で自然に描かれる。秋の空の広さが残る素直な気配の句。(髙橋正子)
8月13日(1句)
★枝豆や能登の荒塩一振りす/廣田洋一
枝豆の緑に振る「能登の荒塩」が荒さのなかにも抒情を生み出しています。また、一振りの仕草が能登の荒塩に合っています。固有名詞が繊細に扱われ、完成された句です。(髙橋正子)
8月12日(句)
★禊萩のはらりと散るや墓の道/廣田洋
禊萩はお盆に墓に立てる花ですが、墓への道にはらりと散っている。「はらり」の軽さのある一言が、盆花の儚さを感じさせてくれています。季節と行事がすぐさま気配として立ち上がっています。(髙橋正子)
8月11日(1句)
大雪山黒岳5合目
★ロープウェイ着くや熊鈴山の秋/土橋みよ
★ロープウェイ着くや熊鈴着けて秋(正子添削)
「熊鈴」が浮いています。句の中でなにをしているのかわからないです。もう少し丁寧に言う必要があります。
ロープウェイを下りてすぐ「熊鈴」をつけたのでしょう。ロープウェイで上った山の高さが知れます。元の句は「山の秋」となっていますが、「熊鈴」がどうなのかを言っていません。それを言うために、「山の」を削りました。ロープウェイで上ったことですでに山がわかりますので、「山の」を省略できます。(髙橋正子)
8月15日(3名)
多田有花
被昇天祭居間に流れしミサの曲★★★
胸骨の形確かめ盆の夜★★★
日の落ちて虫の音聞え初む頃に★★★★
小口泰與
無花果を取りに川を渡渉せり★★★
「無花果」と「川」(水)の取り合わせがいいのですが、「渡渉せり」叙述になって惜しいです。(髙橋正子)
艶やかに水槽泳ぐ秋目高★★★
「艶やかに」はいい感覚ですが、秋目高に少しそぐわなさがあります。(髙橋正子)
露けしや利根の川原の松林★★★
廣田洋一
盆参りしんと鎮まる墓園かな★★★
球児らも黙祷捧ぐ終戦日★★★
玉蜀黍髭の色濃き日々となり★★★★
8月14日(4名)
土橋みよ
層雲峡
底見えぬ峡の岩肌薄紅葉★★★★
仮住まいオンコの実赤き門くぐる★★★★
盆の空港ゴミ積む台車また過ぎる★★★★
小口泰與
雨上がり秋茄子しずく照らしけり★★★
つややかや雨後の大樹へ秋夕日★★★
露けしや雨にぬれたるすべり台★★★★
廣田洋一
迎火や早く早くと母の声★★★
黃西瓜を試してみたる子と二人★★★
濃紫の色を深めて黑葡萄★★★
多田有花
秋燕や代わる代わるに弧を描く★★★★
水をやる残暑迎える菜園に★★★
身辺の身軽になりぬ盆涼し★★★★
8月13日(3名)
廣田洋一
枝豆や能登の荒塩一振りす★★★★
朝顔や雨に打たれて色を増し★★★
子供らの声張り上げて金魚ねぶた★★★
小口泰與
翡翠の枝につまづき不思議顔★★★
花栗の無数に咲きて丘の園★★★
赤赤と日の出の光り芥子の花★★★★
多田有花
風は秋見上げる空も秋の午後★★★
透明な秋のとば口に立ちぬ★★★
盆台風日本列島横切りぬ★★★
土橋みよ
佐呂間町
牧草の果ての峰まで秋高し★★★
「牧草の果て」に「峰」がある景で、北海道らしい広い景色が想像できます。峰も遠い峰の印象で、水平の広がりを感じます。この景色に対して「秋高し」が不釣り合いに映ります。(髙橋正子)
サロマ湖畔富武士漁港
霧時雨発動機船の音ばかり★★★
「霧時雨/発動機/船の音ばかり」とそれぞれが並べられています。俳句は一つの文と思ってください。その省略したものが俳句です。
まずは、丁寧に言ってみることが大切です。(髙橋正子)
新千歳空港
盆帰省みやげ屋遠き搭乗口★★★
8月12日(3名)
廣田洋一
台風一過泥水流る街の川★★★
街路樹の根元を囲む白粉花★★★
禊萩のはらりと散るや墓の道★★★★
小口泰與
姦しき蛙の声や街の沼★★★
葦揺れて翡翠居りし証しかな★★★
翡翠の弾丸のごと翔け行けり★★★
多田 有花
以下3句は、8月11日と同じ句でした。
山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★
8月11日(4名)
廣田洋一
秋高しゆっくり回る観覧車★★★
台風の近づく気配雲速し★★★
墓参り義妹の墓にも水をかけ★★★
土橋みよ
大雪山黒岳5合目3句
秋高し手すり伝いの展望台★★★
ロープウェイ着くや熊鈴山の秋★★★★
枝ごとに蜻蛉動かぬ夕べかな★★★
「ロープウェイ着けば熊鈴鳴りて秋」としてみました。
8月12日
土橋みよ
大雪山黒岳5合目
「秋高し手すり伝いの展望台」を作り直してみました。感動したことは、(普段上ることのない)階段を伝って、展望台の途中まで行って空を見上げると、秋の空が高かったということです。
改作「上りきれぬ階の下より秋の空」
添削をお願いいたします。
8月12日
土橋みよ
(原句)秋高し手すり伝いの展望台
(改作)上りきれぬ階の下より秋の空
●元の句は、「手すり伝い」の情景が少しわかりにくので、ここを直します。
●改作された句は、「上りきれぬ」と、元の句とは、方向が少し違って、別の句として成り立っています。
●(添削)階(きざはし)の途中に仰ぎ秋の空
階段を途中まで上って、そこから秋の空を眺めたということでしたので、その意味を活かすと添削のようになります。(髙橋正子)
※当季雑詠(夏・秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。
8月10日(2句)
★新秋のトランペットの音軽し/多田 有花
「新秋」の語の響きに爽やかな空気感がある。そこに鳴るトランペットの音も軽くなる。爽やかさと軽快感が新秋の気配をよく伝えている。(髙橋正子)
★風立ちぬ池の端なる女郎花/廣田洋一
池の端に立つ女郎花の景色がいい。風もやわらかく、生まれ出てくる。「風立ちぬ」が女郎花のやさしさに相応しい。(髙橋正子)
8月9日
該当句無し
8月8日(2句)
★空の色鮮やかにして今朝の秋/多田有花
すっきりと秋を迎えた気持ちが、衒いなく詠まれていて、読む者にもすっきりした気持ちをもたせてくれる。(髙橋正子)
★向日葵に肩触れ風の秋めけり/土橋みよ
向日葵が婦と肩に触れた瞬間、少し、乾いた音を聞き取ったのであろうか、秋めく季節を感じた。季節の微妙な移り変わりを「肩に触れ」でさりげなく表現している。(髙橋正子)
8月7日(1句)
★夏の夜のちりばむ星や赤城山/小口泰與
★夏の夜や星ちりばめて赤城山(正子添削例)
元の句は焦点がしぼられていません。惜しい句です。雄大な赤城山の景色が詠まれ、星の散らばる夏の夜の涼やかさが伝わってきます。(髙橋正子)
8月6日(1句)
★ほつほつと白雲生まれ原爆忌/廣田洋一
「原爆忌」という重い季語を、「ほつほつ」と生まれる白い雲の軽さで静かに受けとめているのがよい。「ほつほつ」がこの句の生命線で、原爆忌の静かな朝が祈りの気持ちとともに詠まれている。(髙橋正子)
8月5日(1句)
★冷酒は辛口と決め青き瓶/廣田洋一
「辛口と決め」は作者の嗜好の決断。辛口の冷酒は、冷たさとすっきりした感覚を目覚めさせる。青い瓶に清涼感があり、きりっとした冷酒の美味さが美意識として伝わってくる。(髙橋正子)
8月4日(1句)
★振り返る猫に三歩の夕涼み/土橋みよ
ちょっと庭先に出たのでしょう。三歩の小さな夕涼みが、ゆとりを感じさせてくれます。振り返る猫と目があったのでしょうか、夕方の涼しいひとときです。(髙橋正子)
8月3日(2句)
★水面をすれすれに飛ぶ夏燕/小口泰與
水面をすれすれに飛ぶ燕の姿が、涼しそうです。夏燕が生き生きしています。(髙橋正子)
★金色の夕日を通す夏柳/上島祥子
視覚的に美しい景色です。金色の夕日、夏柳も静かさ。ひととき、作者だけが捉えた景色と思われます。(髙橋正子)
8月2日
★須磨沖をゆく帆船や夏盛ん/多田有花
「須磨」の地名のゆかしさが読みとれ、夏の盛りの沖をゆく帆船の帆の白さが印象に残ります。夏沖の爽快さが伝わります。素直に景が立ち上がり、季語が生きている秀句です。(髙橋正子)
8月1日
該当句無し
8月10日(2名)
多田 有花
初秋や布巾を固く絞り拭く★★★
新秋のトランペットの音軽し★★★★
秋はまず夜明けの窓を入る風に★★★
廣田洋一
新涼や文を待ちたる日暮れ時★★★
絵画展入口飾る花桔梗★★★
風立ちぬ池の端なる女郎花★★★★
8月9日(2名)
小口泰與
山の沼翡翠常に鳶まれに★★★
常ならぬ朝の赤城の夏の雲★★★
夏草や山のすそ野の遭難碑★★★
多田 有花
閉店の幟の立ちぬ八月に★★★
かなかなや夜明けの光を連れて来る★★★
新涼に目覚めて朝の体操を★★★
8月8日(4名)
多田 有花
空の色鮮やかにして今朝の秋★★★★
開けし窓秋立つ風の入りにけり★★★
爽やかに磯鵯の声響く★★★
土橋みよ
毛蟹から泡のこぼるる秋の浜★★★★
向日葵に肩触れ風の秋めけり★★★★
石狩の蛇行の川や早稲の風★★★
廣田洋一
高校野球の飲水タイム秋暑し★★★
生垣の底紅光る朝かな★★★
桃を剥き滴る汁を手に受ける★★★
小口泰與
大木に夏梟の動かざる★★★
音立てて竹伝い来る夏の雨★★★★
大沼へ九十九折なり時鳥★★★
8月7日(3名)
多田 有花
原爆忌折り鶴を二羽折にけり★★★★
ありがたくゆく夏送る心地かな★★★
扇風機の寿命尽きたり夏終わる★★★
廣田洋一
立秋や雲の動きの忙しなく★★★
珊瑚樹より一羽飛び去りまた一羽★★★
そのあたり青く染めたる露草かな★★★★
小口泰與
夏の夜のちりばむ星や赤城山★★★★
夏の海お日様全て支配せり★★★
山風に波も崩れし夏の沼★★★
8月6日(3名)
多田 有花
未明ほどよきものはなき晩夏かな★★★
朝風呂や湯上り囲む蝉の声★★★★
夕立や光の中を過ぎゆけり★★★
廣田洋一
ほつほつと白雲生まれ原爆忌★★★★
牧草のロール連ねて夏の果★★★★
梅の実のまた太りたる雨上がり★★★
小口泰與
山裾の千草の原や飛ぶ蛍★★★★
沼の波千千なり夏の風次第★★★
眠そうな顔の数多や夏集会★★★
8月5日(3名)
小口泰與
たおやかに流るる雲や麦の秋★★★
梅の実のたわわに生りて空隠す★★★
利根川の瀬瀬上りゆく鮎数多★★★
多田 有花
扇風機孤軍奮闘午後三時★★★
がっつりと酷暑に抑え込まれし日★★★
救急車走り抜けたる熱帯夜★★★
廣田洋一
落蝉やベルを押すかにドアの前★★★
蝉時雨団地の木々の匂い立ち★★★
冷酒は辛口と決め青き瓶★★★★
8月4日(4名)
土橋みよ
屋根越しに実の赤み初むナナカマド★★★
猫と留守番2句
空き箱の底より猫や夏座敷★★★
振り返る猫に三歩の夕涼み★★★★
小口泰與
とまる事知らぬ湖上の夏燕★★★
青柿のたわわに生りて鳥も来ず★★★
誰かれも列に並びし夏のくじ★★★
多田 有花
花びらに昇る朝日を受けし蓮★★★
蓮あまた紅白黄色八重一重★★★
晩夏光午後の空気の粘度かな★★★
廣田洋一
地震の街酷暑の空に水を乞う★★★
駅前に雲水の立つ夏の果★★★
老いては孫に従うプールかな★★★
8月3日(4名)
多田 有花
大阪駅いま夕立の通り過ぎ★★★
夕立や芦屋の街をさっぱりと★★★
朝涼のカフェは開店準備中★★★
小口泰與
水面をすれすれに飛ぶ夏燕★★★★
日を受けて蚯蚓干からびころころと★★★
蜻蛉の水面つんつん水輪かな★★★
廣田洋一
川縁の並木抜け来る風涼し★★★
病葉や風に吹かれて裏返り★★★
紫陽花や変化を終えて乾きおり★★★
上島祥子
展望の窓に重たく夏曇★★★
金色の夕日を通す夏柳★★★★
風鈴の澄む音続く端居かな★★★
8月2日(3名)
多田 有花
蓮育てし人と会話の日の出どき
「育てし」が説明で、季節も曖昧です。「咲かせし」にしてはどうでしょうか。咲いている季節に焦点があたります。(髙橋正子)
須磨沖をゆく帆船や夏盛ん★★★★
着陸す入道雲を背景に★★★
何が着陸するのか、読み手に委ねすぎです。(髙橋正子)
小口泰與
鮎釣りの長き釣竿たもとおる★★★
暑き日を髪膚に浴びし沼の釣★★★
鮎釣りの長竿重し風の中★★★
廣田洋一
夫婦して木の枝払ふ朝の庭★★★
代表選手旗振り送る夏の空★★★
チェンソーや杉林へと枝払う★★★
惜しい句です。(髙橋正子)
8月1日(4名)
廣田洋一
ふわふわと尾びれの白き金魚草★★★
団地の風捉えて揺るる夾竹桃★★★
園児らの今日も挨拶百日草★★★
どの句も素材は良いですが、俳句としての焦点が少し甘いので惜しいです。(髙橋正子)
多田 有花
不如帰一声鳴いて八月に★★★
朝涼や巣立ち間近の雛つばめ★★★
万国の蓮を咲かせる休耕田★★★★
「咲かせる」が説明的なので「咲かせる」では、蓮の花の様子が想像しにくいです。「咲かせる」は省略可能です。蓮の広がりをどう一句に凝縮するかが鍵。(髙橋正子)
【改作】万国の蓮に朝日や休耕田/多田有花
小口泰與
赤城より風の道あり植田風★★★
たもとおる利根の川原や鮎釣師★★★
一瞬に沼を横切る夏燕★★★
句材は良いですが、言葉の選択で損をしています。(髙橋正子)
土橋みよ
北海道大学キャンパス3句
風涼し古き校門人絶えず★★★
青葉風学生走る構内路★★★
水掬う夏川かつて鮭のみち★★★
句の焦点が散っているで惜しいです。(髙橋正子)
8月8日
土橋みよ
「妹背牛の米の重さや夏の雲」を作り直してみました。
姉の米提げて帰れば鰯雲
8月2日
土橋みよ
①「開拓碑欅を鳴らす夏の風」を作り直してみました。
欅鳴る夏風に立つ開拓碑
②「水掬う夏川かつて鮭のみち」を作り直してみました。
立秋後に、投句することを想定して、
水の秋昔昇りし鮭のみち
8月8日
8月8日
土橋みよ
「妹背牛の米の重さや夏の雲」を作り直してみました。
姉の米提げて帰れば鰯雲
【ご返事】
「姉の米」の意味が曖昧です。「帰れば」は、必要でしょうか。この二つのことを考えて添削しました。上五が字余りになっていますが、上五の字余りは意味が充実していれば許されます。(髙橋正子)
姉の作りし米を提げれば鰯雲(正子添削)
8月2日
土橋みよ
①「開拓碑欅を鳴らす夏の風」を作り直してみました。
欅鳴る夏風に立つ開拓碑
【ご返事】
「欅鳴る」が力強く立ち上がっています。「立つ」は開拓碑の様子なので、イメージがはっきりしました。北海道の夏の爽やかさが詠めていると思います。(髙橋正子)
②「水掬う夏川かつて鮭のみち」を作り直してみました。
立秋後に、投句することを想定して、
水の秋昔昇りし鮭のみち
【ご返事】
「水の秋」が効いています。「昇りし」の「し」は過去の意味を表わす助動詞「き」の連体形なので、この一語で過去のことであることがわかります。やや説明的な「昔」を使わないでよくなります。
水の秋鮭の昇りし川のみち(正子添削)
では、いかがでしょうか。(髙橋正子)
山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★
「で」が気になります。「で」をとってもよいのでは?ほかにも考えられます。(髙橋正子)
【改作】盆休み遠く花火の打ちあがる
小口泰與
川底をさらう漢の夏帽子★★★
天道虫羽開かざるまま絶えし★★★
暑き日を髪膚に浴びし夏の午後★★★