自由な投句箱/10月1日~10月10日

※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

自由な投句箱/9月21日~9月30日

※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
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花冠代表 髙橋正子

自由な投句箱/添削教室9月21日~9月30日

9月21日
土橋みよ
9月17日投句の「ひとつ庭にまた揚羽蝶生まれて秋」を作り直しました。
隣庭に幾代の揚羽や彼岸晴れ
また、アゲハチョウの生命循環を詠むのを諦めて写生の句もつくってみました。
垣越しにまた蛹あり秋麗
秋彼岸揚羽飛び立つ庭の奥

9月12日(土)

曇り
  クリムト『ピアノを弾くシューベルト』の焼失を悼む
焼失の名画や画集に秋の夜  正子

●明日は、9月月例ネット句会。8月の夏休み明けには、自由な投句箱
への期待が高かった。今は、落ち着いた感じがする。

●注文の「俳壇」10月号4冊が届く。

●急に句美子の家へ。スーパーの魚売り場を覗くと秋刀魚がある。解凍は細いが130円。生は太目で300円。この値段なら、生でしょう、と買ってみる。この前デパートでちらっと見た時は1尾690円。この値段なら、ほかの魚がいいのではと止めていた。関東ものとのこと。美味しい!というほどではない。食べてよかったと言う味ではない。初物だったが、期待しすぎだった。

●『世紀末ウィーンの知の光景』第5章をめぐっての文章に手を入れる。
原典に当たらないといけないところは、削った。手元に資料というものがない。調べようにも、市民の図書館にはない。一生懸命書いてきたが、いろいろなことが思い出されて落ち込む。書いたことを消さなければならない喪失感の裏にある、いろんなこと。

自由な投句箱/9月11日~9月20日

※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

今日の秀句/9月11日~9月20日

9月20日
該当句無し

9月19日(1句)
★夕月夜雀集いてにぎやかに/多田有花
心に、明るく静かな懐かしい世界が生まれてくる一句。「夕月夜」が穏やかな心境を表わし、にぎやかな雀は、稔の秋を想像させてくれている。
(髙橋正子)

9月18日(1句)
★晴れてくる朝の窓辺に虫の声/多田有花
虫の声は、朝、昼、夕とそれぞれ違った情趣をもっている。朝の光が増してくる窓辺に虫の声を聴いている。朝の虫の声は、静かな光の窓辺の気配に溶けるように調和している。(髙橋正子)

9月17日(1句)
★今日何にもかも秋らしく空青し/小口泰與
「今日何もかも秋らしく」は、具体的なものはなく、目に映り、肌で感じたことであるが、「空青し」の鮮明な青空の実感が具体的にある。これが、「何もかも秋らしく」を決定付けて、無駄のない、秋の本質を言い得た一句となっている。(髙橋正子)

9月16日(1句)
★澄む秋の掃き清められし地蔵堂/多田有花
「澄む秋」の季語が効いている。地蔵堂は、地域の祈りの場となっている。地域の人たちによって掃き清められた地蔵堂は、秋の澄んだ空気によっていっそう人々に近い祈りの場となっている。(髙橋正子)

9月15日(1句)
★終電にゆったり座る夜長かな/廣田洋一
夕方のラッシュアワーを過ぎると電車の乗客もぐんと減る。終電ともなれば、乗客もまばらになり、ゆったりと座ることができる。電車の中にも夜長の気配がある。(髙橋正子)

9月14日
該当句無し

9月13日
該当句無し

9月12日(1句)
★鬼やんま水輪残して飛び去りぬ/廣田洋一
鬼やんまが飛び去ったあとに、水輪が残る。水輪は鬼やんまの存在感となって残される。鬼やんまと水輪の響き合って透明感がある。(髙橋正子)

9月11日(2句)
★秋蝉の狂い鳴きしてそれつきり/小口泰與
秋蝉の狂い鳴きのあと訪れる深い静寂。「それっきり」が見事にそれを表わしいて、余韻が深い。(髙橋正子)

 フェリー新潟に着く
★秋曇引き波長く接岸す/土橋みよ
「秋曇」と長い「引き波」の呼吸が響き合って、フェリーの接岸のときの緊張が読み取れる。臨場感のある句が無駄なく詠まれている。(髙橋正子)

 

 

9月11日~9月20日

  1. 【おわび】行間が詰まって読みにくいところがあります。
    訂正しても直りませんので、ご容赦ください。(髙橋正子)
  2. 9月20日(3名)
    多田有花
    近づく嵐上弦を潤ませる★★★
    秋天の変わりやすさを何に例えん★★★
    たっぷりの果実カナリーヤシの秋★★★
  3. 小口泰與
    暑き日を利根川に浮かべし秋の夕★★★  
    秋薔薇に語り掛けたる老夫婦★★★
    草なびき秋翡翠の羽の色★★★
  4. 上島祥子
    単一の電池取替え敬老日★★★
    秋薔薇の刈り込み終えて風の庭★★★
  5. 片翅の欠けある秋蝶夕ぐるる(原句)
    「夕ぐるる」を「夕暮(ぐ)る」の連体形としたいのでしょうが、「夕暮(ぐ)る」は、文語にも口語にもありません。「夕暮(く)る」は、「夕」のあとに主格が省略されている形です。また、「夕暮れ」は複合名詞で、動詞化されていません。(髙橋正子)

  6. 改作: 片翅の欠けある秋蝶夕間暮れ★★★
    「夕間暮れ」と、「秋蝶」の結びつきが今一つ弱いのが惜しいです。ご自分が、この情景をどう受け止めるか、気持ちが少し掘り下げれば、素晴らしい句になると思います。(髙橋正子)
  7. 9月19日(2名)
  8. 廣田洋一
    休耕田蜻蛉飛び交う野となれり★★★
  9. 竜胆や雨の雫に色深む★★★
    「場所」「作者の位置」がはっきりすると★4つです。(髙橋正子)
  10. 夜学の灯教師は若き外国人★★★
  11. 多田有花
    夕月夜雀集いてにぎやかに★★★★
    赤さまだ兆さず仲秋の実南天★★★★
    独唱の心細さや法師蝉★★★
    作者の位置が不明なのが、問題です。(髙橋正子)
  12. 9月18日(2名)
    多田有花
    秋の夜を貫く雷鳴豪雨かな★★★
    晴れてくる朝の窓辺に虫の声★★★★
    燕去月腰赤燕の群れて飛ぶ★★★
  13. 小口泰與
    日のさして山のもみぢの沼に浮く★★★
    落鮎を釣る子等の背に夕日かな★★★★
    雲間より秋の青空浮き上がり★★★
  14. 9月17日(2名)
    多田有花
    交響曲終われば虫のすだく夜に★★★★
    秋暁や北へ飛びゆく鳥の影★★★
    稲光ありて夜中の水用意★★★
  15. 小口泰與
    何くれと聞く子に秋の果実かな★★★
    今日何にもかも秋らしく空青し★★★★
    何事か菊に語らい愛撫せり★★★
  16. 9月16日(3名)
    多田有花
    石像と向かい合いたる秋の昼★★★
    歩き来て囲める秋のランチプレート★★★
    澄む秋の掃き清められし地蔵堂★★★★
  17. 小口泰與
    秋薔薇の雨の雫のほろと落つ★★★
    何某の庭に咲ききる菊の花★★★
    秋薔薇の庭はまだらに暮れなづむ★★★★
  18. 土橋みよ
    梨の名の替わりて朝餉爽やかや★★★
    秋草や揚羽と幼虫ひとつ庭★★★
    秋日さす疏水を青鷺ゆらりゆく★★★
  19. 9月15日(3名)
    多田有花
    <手柄山平和公園三句>
    焼夷弾静かにありぬ秋半ば★★★
    秋陽浴び被爆アオギリ二世立つ★★★
    秋の日や修理中なる慰霊塔★★★

小口泰與
蜻蛉や暮れるを嘆く湖の水★★★
秋薔薇の雨の衣にすくと立つ★★★
「衣」の比喩が惜しいです。比喩でなく写生にすると★4つです。(髙橋正子)
鳴きながら葦に飛びつく秋翡翠★★★

 

廣田洋一
終電にゆったり座る夜長かな★★★★
秋水や鯉のゆるりと上り来る★★★
ピラカンサ赤き実光り鳥の声★★★

 

9月14日(1名)
多田有花
<手柄山平和公園三句>
手柄山紅染月の始まりぬ★★★

爽やかに平和資料館への道★★★
秋晴のアリーナ「躍動」像の立つ★★★

 

9月13日(1名)
多田有花
湯上りやつくつくぼうしの聞え来る★★★
秋の川等間隔に鷺の立つ★★★
月見月自家製月見バーガーを食す★★★

 

9月12日(3名)
多田有花
秋晴にあるは輪を描くとんびのみ★★★
帰る日の呼び声秋燕盛んに飛ぶ★★★
暮れたれば静かに始まる虫の夜★★★

 

廣田洋一
鬼やんま水輪残して飛び去りぬ★★★★
秋の夜や読み耽りたる文庫本★★★
突堤に竿の並びて鯊日和★★★

 

小口泰與
釣上げし利根川の秋鮎なかんずく★★★
忽然と日の差す秋の渚かな★★★
水澄むや吹きなぐ風は赤城より★★★

 

9月11日(3名)
多田有花
秋雨や布巾を固く絞り拭く★★★
掃除機の掃除するなり秋の雨★★★
稲妻や一瞬灯りの途切れけり★★★

 

小口泰與
雨ながら光る秋薔薇庭真中★★★
梢にて秋翡翠の毛繕い★★★
秋蝉の狂い鳴きしてそれつきり★★★★

 

土橋みよ
 フェリー新潟に着く
秋曇引き波長く接岸す★★★★
 越後川口展望台
水澄むや里をうねりて信濃川★★★
 彼岸前の巖華園
玄関の鬼灯赤しまたここに★★★★

自由な投句箱/8月11日~8月15日

※当季雑詠(夏・秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

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今日の秀句/8月11日~8月15日

8月15日(1句)
★玉蜀黍髭の色濃き日々となり/廣田洋一
静かな写生の句です。「髭の色濃き日々となり」は、玉蜀黍の雌花のめしべが熟れてゆくにつれ色を深めていく、その変化を見つめた言い方です。その静かな観照には、しみじみと心に沁みる感情あり、深い余韻となっています。(髙橋正子)

8月14日(3句)
 層雲峡
★底見えぬ峡の岩肌薄紅葉/土橋みよ
層雲峡の早い秋の気配を静かに伝えて、美しい余白がある。底の見えない深い峡に、岩肌を彩る薄紅葉が軽く置かれ、景色が目に見える。(髙橋正子)

★露けしや雨にぬれたるすべり台/小口泰與
雨にぬれたすべり台の確かな質感が伝わる句。「露けしや」が雨に濡れた金属をやわらかくしてくれている。子どものいない、静かな公園の朝が立ちあがっている。(髙橋正子)

★秋燕や代わる代わるに弧を描く/多田有花
「代わる代わるに弧を描く」は静かな燕の連続した動きを捉え、弧の形が読者の中で自然に描かれる。秋の空の広さが残る素直な気配の句。(髙橋正子)

8月13日(1句)
★枝豆や能登の荒塩一振りす/廣田洋一
枝豆の緑に振る「能登の荒塩」が荒さのなかにも抒情を生み出しています。また、一振りの仕草が能登の荒塩に合っています。固有名詞が繊細に扱われ、完成された句です。(髙橋正子)

8月12日(句)
★禊萩のはらりと散るや墓の道/廣田洋
禊萩はお盆に墓に立てる花ですが、墓への道にはらりと散っている。「はらり」の軽さのある一言が、盆花の儚さを感じさせてくれています。季節と行事がすぐさま気配として立ち上がっています。(髙橋正子)

8月11日(1句)
  大雪山黒岳5合目
★ロープウェイ着くや熊鈴山の秋/土橋みよ
★ロープウェイ着くや熊鈴着けて秋(正子添削)
「熊鈴」が浮いています。句の中でなにをしているのかわからないです。もう少し丁寧に言う必要があります。
ロープウェイを下りてすぐ「熊鈴」をつけたのでしょう。ロープウェイで上った山の高さが知れます。元の句は「山の秋」となっていますが、「熊鈴」がどうなのかを言っていません。それを言うために、「山の」を削りました。ロープウェイで上ったことですでに山がわかりますので、「山の」を省略できます。(髙橋正子)

8月11日~8月15日

8月15日(3名)
多田有花
被昇天祭居間に流れしミサの曲★★★
胸骨の形確かめ盆の夜★★★
日の落ちて虫の音聞え初む頃に★★★★

小口泰與
無花果を取りに川を渡渉せり★★★
「無花果」と「川」(水)の取り合わせがいいのですが、「渡渉せり」叙述になって惜しいです。(髙橋正子)

艶やかに水槽泳ぐ秋目高★★★
「艶やかに」はいい感覚ですが、秋目高に少しそぐわなさがあります。(髙橋正子)

露けしや利根の川原の松林★★★

廣田洋一
盆参りしんと鎮まる墓園かな★★★
球児らも黙祷捧ぐ終戦日★★★
玉蜀黍髭の色濃き日々となり★★★★

8月14日(4名)
土橋みよ
 層雲峡
底見えぬ峡の岩肌薄紅葉★★★★
仮住まいオンコの実赤き門くぐる★★★★
盆の空港ゴミ積む台車また過ぎる★★★★

小口泰與
雨上がり秋茄子しずく照らしけり★★★
つややかや雨後の大樹へ秋夕日★★★
露けしや雨にぬれたるすべり台★★★★

廣田洋一
迎火や早く早くと母の声★★★
黃西瓜を試してみたる子と二人★★★
濃紫の色を深めて黑葡萄★★★

多田有花
秋燕や代わる代わるに弧を描く★★★★
水をやる残暑迎える菜園に★★★
身辺の身軽になりぬ盆涼し★★★★

8月13日(3名)
廣田洋一
枝豆や能登の荒塩一振りす★★★★
朝顔や雨に打たれて色を増し★★★
子供らの声張り上げて金魚ねぶた★★★

小口泰與
翡翠の枝につまづき不思議顔★★★
花栗の無数に咲きて丘の園★★★
赤赤と日の出の光り芥子の花★★★★

多田有花
風は秋見上げる空も秋の午後★★★
透明な秋のとば口に立ちぬ★★★
盆台風日本列島横切りぬ★★★

土橋みよ
 佐呂間町
牧草の果ての峰まで秋高し★★★
「牧草の果て」に「峰」がある景で、北海道らしい広い景色が想像できます。峰も遠い峰の印象で、水平の広がりを感じます。この景色に対して「秋高し」が不釣り合いに映ります。(髙橋正子)

 サロマ湖畔富武士漁港
霧時雨発動機船の音ばかり★★★
「霧時雨/発動機/船の音ばかり」とそれぞれが並べられています。俳句は一つの文と思ってください。その省略したものが俳句です。
まずは、丁寧に言ってみることが大切です。(髙橋正子)

 新千歳空港
盆帰省みやげ屋遠き搭乗口★★★

8月12日(3名)
廣田洋一
台風一過泥水流る街の川★★★
街路樹の根元を囲む白粉花★★★
禊萩のはらりと散るや墓の道★★★★

小口泰與
姦しき蛙の声や街の沼★★★
葦揺れて翡翠居りし証しかな★★★
翡翠の弾丸のごと翔け行けり★★★

多田 有花
以下3句は、8月11日と同じ句でした。

山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★

8月11日(4名)

山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★
「で」が気になります。「で」をとってもよいのでは?ほかにも考えられます。(髙橋正子)
【改作】盆休み遠く花火の打ちあがる

小口泰與
川底をさらう漢の夏帽子★★★
天道虫羽開かざるまま絶えし★★★
暑き日を髪膚に浴びし夏の午後★★★

廣田洋一
秋高しゆっくり回る観覧車★★★
台風の近づく気配雲速し★★★
墓参り義妹の墓にも水をかけ★★★

土橋みよ
 大雪山黒岳5合目3句
秋高し手すり伝いの展望台★★★
ロープウェイ着くや熊鈴山の秋★★★★
枝ごとに蜻蛉動かぬ夕べかな★★★

「ロープウェイ着けば熊鈴鳴りて秋」としてみました。