自由な投句箱/9月11日~9月20日

※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 多田有花
    2026年9月11日 7:28

    秋雨や布巾を固く絞り拭く
    掃除機の掃除するなり秋の雨
    稲妻や一瞬灯りの途切れけり

  2. 小口泰與
    2026年9月11日 8:58

    雨ながら光る秋薔薇庭真中
    梢にて秋翡翠の毛繕い
    秋蝉の狂い鳴きしてそれつきり

  3. 土橋みよ
    2026年9月11日 19:29

    フェリー新潟に着く
    秋曇引き波長く接岸す
    越後川口展望台
    水澄むや里をうねりて信濃川
    彼岸前の巖華園
    玄関の鬼灯赤しまたここに

  4. 多田有花
    2026年9月12日 7:50

    秋晴にあるは輪を描くとんびのみ
    帰る日の呼び声秋燕盛んに飛ぶ
    暮れたれば静かに始まる虫の夜

  5. 廣田洋一
    2026年9月12日 11:08

    鬼やんま水輪残して飛び去りぬ
    秋の夜や読み耽りたる文庫本
    突堤に竿の並びて鯊日和

  6. 小口泰與
    2026年9月12日 13:53

    釣上げし利根川の秋鮎なかんずく
    忽然と日の差す秋の渚かな
    水澄むや吹きなぐ風は赤城より

  7. 多田有花
    2026年9月13日 8:17

    湯上りやつくつくぼうしの聞え来る
    秋の川等間隔に鷺の立つ
    月見月自家製月見バーガーを食す

  8. 多田有花
    2026年9月14日 8:43

    <手柄山平和公園三句>
    手柄山紅染月の始まりぬ
    爽やかに平和資料館への道
    秋晴のアリーナ「躍動」像の立つ

  9. 多田有花
    2026年9月15日 7:43

    <手柄山平和公園三句>
    焼夷弾静かにありぬ秋半ば
    秋陽浴び被爆アオギリ二世立つ
    秋の日や修理中なる慰霊塔

  10. 小口泰與
    2026年9月15日 9:15

    蜻蛉や暮れるを嘆く湖の水
    秋薔薇の雨の衣にすくと立つ
    鳴きながら葦に飛びつく秋翡翠

  11. 廣田洋一
    2026年9月15日 10:57

    終電にゆったり座る夜長かな
    秋水や鯉のゆるりと上り来る
    ピラカンサ赤き実光り鳥の声

  12. 多田有花
    2026年9月16日 7:51

    石像と向かい合いたる秋の昼
    歩き来て囲める秋のランチプレート
    澄む秋の掃き清められし地蔵堂

  13. 小口泰與
    2026年9月16日 8:09

    秋薔薇の雨の雫のほろと落つ
    何某の庭に咲ききる菊の花
    秋薔薇の庭はまだらに暮れなづむ

  14. 土橋みよ
    2026年9月16日 17:09

    梨の名の替わりて朝餉爽やかや
    秋草や揚羽と幼虫ひとつ庭
    秋日さす疏水を青鷺ゆらりゆく

  15. 多田有花
    2026年9月17日 9:14

    交響曲終われば虫のすだく夜に
    秋暁や北へ飛びゆく鳥の影
    稲光ありて夜中の水用意

  16. 小口泰與
    2026年9月17日 13:14

    何くれと聞く子に秋の果実かな
    今日何にもかも秋らしく空青し
    何事か菊に語らい愛撫せり

  17. 多田有花
    2026年9月18日 8:21

    秋の夜を貫く雷鳴豪雨かな
    晴れてくる朝の窓辺に虫の声
    燕去月腰赤燕の群れて飛ぶ

  18. 小口泰與
    2026年9月18日 13:29

    日のさして山のもみぢの沼に浮く
    落鮎を釣る子等の背に夕日かな
    雲間より秋の青空浮き上がり

  19. 多田有花
    2026年9月19日 8:53

    夕月夜雀集いてにぎやかに
    赤さまだ兆さず仲秋の実南天
    独唱の心細さや法師蝉

  20. 廣田洋一
    2026年9月19日 15:35

    休耕田蜻蛉飛び交う野となれり
    竜胆や雨の雫に色深む
    夜学の灯教師は若き外国人

  21. 多田有花
    2026年9月20日 7:20

    近づく嵐上弦を潤ませる
    秋天の変わりやすさを何に例えん
    たっぷりの果実カナリーヤシの秋

  22. 小口泰與
    2026年9月20日 12:53

    暑き日を利根川に浮かべし秋の夕   
    秋薔薇に語り掛けたる老夫婦
    草なびき秋翡翠の羽の色

      

  23. 上島祥子
    2026年9月20日 21:02

    単一の電池取替え敬老日
    秋薔薇の刈り込み終えて風の庭
    片翅の欠けある秋蝶夕ぐるる