8月8日
8月8日
土橋みよ
「妹背牛の米の重さや夏の雲」を作り直してみました。
姉の米提げて帰れば鰯雲
【ご返事】
「姉の米」の意味が曖昧です。「帰れば」は、必要でしょうか。この二つのことを考えて添削しました。上五が字余りになっていますが、上五の字余りは意味が充実していれば許されます。(髙橋正子)
姉の作りし米を提げれば鰯雲(正子添削)
8月2日
土橋みよ
①「開拓碑欅を鳴らす夏の風」を作り直してみました。
欅鳴る夏風に立つ開拓碑
【ご返事】
「欅鳴る」が力強く立ち上がっています。「立つ」は開拓碑の様子なので、イメージがはっきりしました。北海道の夏の爽やかさが詠めていると思います。(髙橋正子)
②「水掬う夏川かつて鮭のみち」を作り直してみました。
立秋後に、投句することを想定して、
水の秋昔昇りし鮭のみち
【ご返事】
「水の秋」が効いています。「昇りし」の「し」は過去の意味を表わす助動詞「き」の連体形なので、この一語で過去のことであることがわかります。やや説明的な「昔」を使わないでよくなります。
水の秋鮭の昇りし川のみち(正子添削)
では、いかがでしょうか。(髙橋正子)
コメント
正子先生
①については、欅鳴る夏の風と開拓碑が同じ強さで詠まれているというご指摘を元に、言いたいことを開拓碑に絞って直して見ました。②については句の焦点が分散しているというご指摘の元に、水掬うを除きました。「かつて」や「昔」が説明的だということは気づいておりましたが具体的にどう直したら良いか分からず、残ってしまいました。添削句を読んで直し方がわかりました。ありがとうございました。
8月8日の句を添削していただき感謝いたします。どの言葉が不必要で、どんな内容のことを加えて意味が通るようにするかということが良く分かりました。有難うございます。