自由な投句箱/7月21日~7月31日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。


コメント

  1. 多田 有花
    2026年7月21日 9:15

    夏未明二車線道路はよく空いて
    夏の朝油圧ショベルのまだ静か
    初蝉や朝の静けさのなかに

  2. 小口泰與
    2026年7月21日 13:00

    のんびりと身体休めし夏の雨
    梅の実の風も無き日に落ちにけり
    垂れこめて犬と戯むる夏日かな

  3. 廣田洋一
    2026年7月21日 19:16

    土用入り紅茶片手に海眺め
    松落葉重なりてをり手水鉢
    すれ違う香水かすか老婦人

  4. 上島祥子
    2026年7月21日 19:57

    炎昼の定刻守る配達夫
    炎昼のサドルにひび伸ぶ補習の子
    ジーパンの日差しに灼ける痛みかな

  5. 多田 有花
    2026年7月22日 8:23

    自販機に飲料補充夏の朝
    陽を映し青田は日ごと育ちけり
    蛍袋かろやかな音聞こえくる

  6. 小口泰與
    2026年7月22日 10:32

    撓撓の長きすそ野や雲の峰
    誰かれも長竿持ちて鮎釣師
    杏子の実たわわに生りて鳥集う

  7. 上島祥子
    2026年7月22日 23:26

    施餓鬼会の読経控えの間に届き
    空調の程よく効いて施餓鬼法
    代替わり盆の供物を簡単に

  8. 多田 有花
    2026年7月23日 7:46

    もうひとつ部屋を片付け大暑来る
    朝涼の内に出かける髪切りに
    軒下に玉葱たっぷり吊るす家

  9. 廣田洋一
    2026年7月23日 11:40

    夏霧や下より聞こゆ川の音
    旬となり鰻の売場広がれり
    虹の脚右より細くなりにけり

  10. 小口泰與
    2026年7月23日 13:23

    三山も夕立に遭いて泣きにけり
    たをやかに朝霧を脱ぐ榛名富士
    向日葵や笑顔はじける友と遇う

  11. 土橋みよ
    2026年7月23日 21:21

    小樽行フェリー
    夕焼や銀鱗となる日本海
    黒々と波立ち上がる秋田沖
    夏朝日水平線をおしひらく

  12. 多田 有花
    2026年7月24日 8:31

    朝空に三羽並んで夏燕
    のうぜん花朝日夕陽の色をして
    早朝はいまだ開かずハイビスカス

  13. 廣田洋一
    2026年7月24日 10:16

    日盛や木の葉を揺らす風のあり
    少しずつ日焼けてゆくや軒簾
    大トマトかぶりつきたる幼き日

  14. 小口泰與
    2026年7月24日 13:49

    またぐらに手挟む櫂夏の湖
    巌打つてたばしる波や夏の湖
    鳥声につつまる森や夏の朝

  15. 土橋みよ
    2026年7月24日 18:26

    道央自動車道
    森抜けてなお耳裏の蝉しぐれ
    麦稈のロール遙かに風薫る
    夏草を分けて光れる空知川

  16. 多田 有花
    2026年7月25日 8:42

    夏草の茂る更地となりにけり
    熱帯夜明けて空気のなお重し
    雲照らし今日も猛暑を約束す

  17. 廣田洋一
    2026年7月25日 10:37

    初蝉や高層ビルの並木道
    蝙蝠の飛び交ひてをり宵の空
    新築の庭に飛び来る黒揚羽

  18. 土橋みよ
    2026年7月25日 16:56

    江別3句
    風鈴やレンガの窯からパンの湯気
    姫向日葵風に傾き揺れ戻る
    北国の雨に紫陽花青深む

  19. 上島祥子
    2026年7月25日 21:26

    土灼ける更地のままの医院跡
    柔らかく朝日を迎え簾窓
    片陰や先頭を行く車椅子

  20. 多田 有花
    2026年7月26日 8:44

    涼風を呼ぶ心地なり白蝶草
    熊蝉の盛んや朝の干し物を
    昼食は三日連続素麺に

  21. 廣田洋一
    2026年7月26日 12:12

    風そよぐ木椅子に憩ふ日の盛り
    昭和の遠くなりたる水中花
    幼子の誕生日とや手花火す

  22. 土橋みよ
    2026年7月26日 20:10

    石狩川
    夏草や足もとの水なお暗し
    夏浜や白樺の幹同じ向き
    トウキビの葉先の隙間雲の峰

  23. 小口泰與
    2026年7月27日 8:56

    浴衣着て帯きっちりと車より
    雲の峰心たるる日の家路かな
    たおやかに暖簾潜りし浴衣の娘

  24. 多田 有花
    2026年7月27日 9:06

    ひまわりの頭垂れ初めし頃よ
    糸とんぼついっついっと眼前に
    どんと鳴り知るは山向こうの花火

  25. 廣田洋一
    2026年7月27日 11:23

    マンションの庭木の枝を払いけり
    夕立や舗装道路に湯気立ちぬ
    土用丑鰻一匹食べにけり

  26. 小口泰與
    2026年7月28日 9:02

    梅の実の千五百に生りて少し落ち
    やっと着き夏の湖畔にパン千切る
    山風の千千なり夏の沼の波

  27. 廣田洋一
    2026年7月28日 10:18

    隣人と競いてをりぬ草むしり
    高雲の縁焼き尽くす夏の夕
    駅出でて甘酒屋にて立ち呑みす

  28. 多田 有花
    2026年7月28日 12:23

    週末や方角を変え遠花火
    ゼラニウム何か成す人どの地にも
    昇る陽をまっすぐに見る朝曇

  29. 土橋みよ
    2026年7月28日 20:40

    石狩湾新港2句
    夏空や沖へ風車の列つづく
    石狩の風車の列へ雲の峰
    豊幌夏祭り
    揚花火校庭の声遠のきぬ

  30. 上島祥子
    2026年7月28日 23:25

    炎風にのれんの糸の痩せるかな
    夕立や冷めゆく数多のビルの熱
    夏雲の濁りに生まるる峯真白

  31. 多田 有花
    2026年7月29日 7:53

    灼熱の天地に雷鳴轟きぬ
    雷神や熱暑を連れて去りにけり
    忽然と酷暑の真昼にある真空

  32. 小口泰與
    2026年7月29日 8:21

    夏の午後ちと空酒を召す坊主
    簗に落つ魚の種類数多なり
    釣人の魚籠は空っぽ夏の朝

  33. 廣田洋一
    2026年7月29日 10:46

    地震の街灯りも水も無き夏夜
    向日葵や雨に打たれて下を向き
    玉ねぎや涙出る程辛くはなし

  34. 土橋みよ
    2026年7月29日 16:41

    妹背牛町に白寿の姉を訪問3句
    紫陽花の角を曲がれば姉の家
    夏座敷姉と笑いし言い違い
    妹背牛の米の重さや夏の雲

  35. 多田 有花
    2026年7月30日 7:55

    朝涼や二番電車の音がする
    天気雨極暑の今朝は一段落
    部屋は闇窓より風の夜の秋

  36. 廣田洋一
    2026年7月30日 12:02

    仄暗き庭にそよげる花卯木
    近づけば旧友なりしサングラス
    朝食の卓に一本バナナかな

  37. 小口泰與
    2026年7月30日 14:03

    早朝の夏鶯の声さだか
    池中の岩に亀居り動かざる
    翡翠の朝日を浴びて神神し

  38. 土橋みよ
    2026年7月30日 14:09

    新篠津公園
    まっすぐに地に茎伸ばす蓴の花
    エアプラントの青なお深し夏の窓
    窓越しに向日葵揺るる午後の椅子

  39. 多田 有花
    2026年7月31日 9:08

    熊蝉の合唱始まる日の出かな
    昇る陽や西に土用の月沈む
    路地裏の水音近く川とんぼ

  40. 小口泰與
    2026年7月31日 13:09

    翡翠の水面を凝視動かざる
    日陰して神秘な沼や青葉木菟
    たむろして野良犬居りし夏の朝

  41. 廣田洋一
    2026年7月31日 14:44

    甲板の煌めく星や納涼船
    屋上にむしろ拡げて三尺寝
    早桃や一人厨の昼餉かな

  42. 土橋みよ
    2026年7月31日 16:10

    千古園
    開拓碑欅を鳴らす夏の風
    青胡桃手に枝の香を移しけり
    豊幌
    凍て割れの跡に蒲公英ひとつ咲く