9月17日
ひとつ庭にまた揚羽蝶生まれて秋/土橋みよ
揚羽蝶が、隣の家の庭だけで、卵ー幼虫ー蛹ー蝶ー卵という生命循環を春から秋にかけて数世代繰り返しているようで、感慨深く観察しているのですが、俳句になるでしょうか。(土橋みよ)
お答
ひとつ庭にまた揚羽蝶生まれて秋/土橋みよ
この句では、卵ー幼虫ー蛹ー蝶ー卵の循環は普通の読み方では、読み取れません。こういった知識を持っている人が読めば、このケースを想像するかもしれません。
俳句は短い形式ですが、扱える範囲は広いです。「読むのが難しい」場合は確かにあります。俳句は短い形式なので、一瞬を読むのには適しています。しかし、長い時間軸を一句で扱うのは難しくなります。その場合は、俳句以外の形式(詩など)を使ったり、連作などの方法があります。しかし、これもまた連作を嫌う人もいます。初めから無理と思わないで、まずは試みてください。(髙橋正子)
コメント
正子先生
ご丁寧な指導と励ましの言葉に感謝申し上げます。改作を改めて投句いたします。