曇り
熟れる前の稲田きみどり広々と 正子
●夜半
昨夜は早く床に就いたわけではないのに、今朝、二時半ごろ目が覚めた。すぐには眠れないので詩集の編集をする。昨日は Preface と “Return” の一篇が済んだので、今日は二篇目から。
詩によって言葉の種類を選ぶ必要がある。今選んでいる語は、やや抒情が入っている。英詩はもっと硬質で、硬質な語を選ぶとネイティブらしくなることに気づいた。たとえば shining leaves ではなく glossy leaves にするなど。カンマ、ダッシュ、ピリオドも慎重に検討する。六時前には疲れて朝食にした。
●墓参。雨の様子をネットで確かめ、もっとも安全と思われる午後一時に家を出る。バスは比較的順調で、いらいらすることもなく道着いた。
電車の窓から見ると雨は降っていないようだが、傘をさしている人がいる。田んぼは黄緑色で、まだ熟れていない。信之先生の葬式の日、六月四日には植田だったから、目の前の田も六月初めに田植えをした田なのだろう。
雨は上がらず、ずっと小雨だった。お彼岸なので花が多く手向けられ、墓参の人もまばらにいた。道脇には名残りの紫陽花と、ていかかずらが咲いていた。往復四時間かかるので、墓参も一仕事になった。
バスの中で『RETURN』の序の文言を思い浮かべていた。書かなければならないのに気づいていなかった。日本語の序とはまったく違い、海外向けなので思わぬミスが出る。
●留守の間にコープの配達。墓から帰ったのは夕方5時。青々とした青蜜柑が届いた。一つ食べる。甘いのに驚く。青蜜柑の酸っぱさがない。期待外れというか、これでいいものか、どうか。それに黒砂糖の水ようかんも届いた。冷えていたのですぐ食べる。黒砂糖がマイルドで、美味しい。仏壇のおさがりの黒糖饅頭も玄米茶でいただく。黒糖ずくし。とらやの「おもかげ」も好きなので、われながら、よほど黒砂糖がすきなのである。わらび餅も黒砂糖を入れて作るし。
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