※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。
※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
●「自由な投句箱・添削教室」は、下方↓ の欄にあります。
コメント
夏未明二車線道路はよく空いて
夏の朝油圧ショベルのまだ静か
初蝉や朝の静けさのなかに
のんびりと身体休めし夏の雨
梅の実の風も無き日に落ちにけり
垂れこめて犬と戯むる夏日かな
土用入り紅茶片手に海眺め
松落葉重なりてをり手水鉢
すれ違う香水かすか老婦人
炎昼の定刻守る配達夫
炎昼のサドルにひび伸ぶ補習の子
ジーパンの日差しに灼ける痛みかな
自販機に飲料補充夏の朝
陽を映し青田は日ごと育ちけり
蛍袋かろやかな音聞こえくる
撓撓の長きすそ野や雲の峰
誰かれも長竿持ちて鮎釣師
杏子の実たわわに生りて鳥集う
施餓鬼会の読経控えの間に届き
空調の程よく効いて施餓鬼法
代替わり盆の供物を簡単に
もうひとつ部屋を片付け大暑来る
朝涼の内に出かける髪切りに
軒下に玉葱たっぷり吊るす家
夏霧や下より聞こゆ川の音
旬となり鰻の売場広がれり
虹の脚右より細くなりにけり
三山も夕立に遭いて泣きにけり
たをやかに朝霧を脱ぐ榛名富士
向日葵や笑顔はじける友と遇う
小樽行フェリー
夕焼や銀鱗となる日本海
黒々と波立ち上がる秋田沖
夏朝日水平線をおしひらく
朝空に三羽並んで夏燕
のうぜん花朝日夕陽の色をして
早朝はいまだ開かずハイビスカス
日盛や木の葉を揺らす風のあり
少しずつ日焼けてゆくや軒簾
大トマトかぶりつきたる幼き日
またぐらに手挟む櫂夏の湖
巌打つてたばしる波や夏の湖
鳥声につつまる森や夏の朝
道央自動車道
森抜けてなお耳裏の蝉しぐれ
麦稈のロール遙かに風薫る
夏草を分けて光れる空知川
夏草の茂る更地となりにけり
熱帯夜明けて空気のなお重し
雲照らし今日も猛暑を約束す
初蝉や高層ビルの並木道
蝙蝠の飛び交ひてをり宵の空
新築の庭に飛び来る黒揚羽
江別3句
風鈴やレンガの窯からパンの湯気
姫向日葵風に傾き揺れ戻る
北国の雨に紫陽花青深む
土灼ける更地のままの医院跡
柔らかく朝日を迎え簾窓
片陰や先頭を行く車椅子
涼風を呼ぶ心地なり白蝶草
熊蝉の盛んや朝の干し物を
昼食は三日連続素麺に
風そよぐ木椅子に憩ふ日の盛り
昭和の遠くなりたる水中花
幼子の誕生日とや手花火す
石狩川
夏草や足もとの水なお暗し
夏浜や白樺の幹同じ向き
トウキビの葉先の隙間雲の峰
浴衣着て帯きっちりと車より
雲の峰心たるる日の家路かな
たおやかに暖簾潜りし浴衣の娘
ひまわりの頭垂れ初めし頃よ
糸とんぼついっついっと眼前に
どんと鳴り知るは山向こうの花火
マンションの庭木の枝を払いけり
夕立や舗装道路に湯気立ちぬ
土用丑鰻一匹食べにけり
梅の実の千五百に生りて少し落ち
やっと着き夏の湖畔にパン千切る
山風の千千なり夏の沼の波
隣人と競いてをりぬ草むしり
高雲の縁焼き尽くす夏の夕
駅出でて甘酒屋にて立ち呑みす
週末や方角を変え遠花火
ゼラニウム何か成す人どの地にも
昇る陽をまっすぐに見る朝曇
石狩湾新港2句
夏空や沖へ風車の列つづく
石狩の風車の列へ雲の峰
豊幌夏祭り
揚花火校庭の声遠のきぬ
炎風にのれんの糸の痩せるかな
夕立や冷めゆく数多のビルの熱
夏雲の濁りに生まるる峯真白
灼熱の天地に雷鳴轟きぬ
雷神や熱暑を連れて去りにけり
忽然と酷暑の真昼にある真空
夏の午後ちと空酒を召す坊主
簗に落つ魚の種類数多なり
釣人の魚籠は空っぽ夏の朝
地震の街灯りも水も無き夏夜
向日葵や雨に打たれて下を向き
玉ねぎや涙出る程辛くはなし
妹背牛町に白寿の姉を訪問3句
紫陽花の角を曲がれば姉の家
夏座敷姉と笑いし言い違い
妹背牛の米の重さや夏の雲
朝涼や二番電車の音がする
天気雨極暑の今朝は一段落
部屋は闇窓より風の夜の秋
仄暗き庭にそよげる花卯木
近づけば旧友なりしサングラス
朝食の卓に一本バナナかな
早朝の夏鶯の声さだか
池中の岩に亀居り動かざる
翡翠の朝日を浴びて神神し
新篠津公園
まっすぐに地に茎伸ばす蓴の花
エアプラントの青なお深し夏の窓
窓越しに向日葵揺るる午後の椅子
熊蝉の合唱始まる日の出かな
昇る陽や西に土用の月沈む
路地裏の水音近く川とんぼ
翡翠の水面を凝視動かざる
日陰して神秘な沼や青葉木菟
たむろして野良犬居りし夏の朝
甲板の煌めく星や納涼船
屋上にむしろ拡げて三尺寝
早桃や一人厨の昼餉かな
千古園
開拓碑欅を鳴らす夏の風
青胡桃手に枝の香を移しけり
豊幌
凍て割れの跡に蒲公英ひとつ咲く