自由な投句箱/4月21日~4月30日

※当季雑詠(春)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

今日の秀句/4月21日~4月30日

4月23日(1句)
★いっときの空の蒼さや燕舞う/小口泰與
天気の変わりやすいころ。いっとき晴れた空を見つけて燕は飛び出し、自由に空を舞った。「いっときの空の蒼さ」と「燕の舞う自由」の交差が美しいです。(髙橋正子)

4月22日(2句)
★花筏はや流れ来る瀬の中を/多田有花
桜が満開となったと思えば、はや花筏となり連なって瀬の中を流れる。花は移ろいながらも、違う姿の美しさを見せてその微妙な変化に普遍性がある。(髙橋正子)

★櫻散り在所静かになりにけり/小口泰與
華やかに咲いていた櫻に、在所は華やかだった。櫻が散れば、在所も花の散るに従って、静かなたたずまいになった。大きな自然に抱かれた在所が揺るがぬものとして感じられる。(髙橋正子)

4月21日(1句)
<朝来市生野町・旧浅田邸>
★枝垂桜瀬音に近く咲きにけり/多田有花
桜と水の出合に清冽で美しい。さらに繊細にえば、枝垂桜のしなやかさと、その桜が、瀬音という細やかな音が近づいている情景に心を洗われる思いがする。(髙橋正子)

4月21日~4月30日

4月23日(3名)
多田有花
<朝来市生野町三句>
枝垂桜主となりし庭を見る★★★
詣でたる春の日和の旧郷社★★★

花びらのトロッコ軌道を歩きけり★★★
「花びら」の扱いに、曖昧さがあるのが惜しいです。(髙橋正子)

廣田洋一
藤垂れて空の深さを見せにけり★★★★
鶯の鳴き渡りたる並木道★★★
軒下に雪崩れ咲きたる躑躅かな★★★

小口泰與
さかずきに映る下山の春の山★★★
句の視点はいいです。表現として、「さかずきに映る」と「春の山」の間に飛躍がありすぎるのが惜しいです。 

山風や櫻蘂舞う峠道(原句)
「櫻蘂」は「舞う」感じで普通は捉えにくいので、そのあたりが問題です。
山風や櫻蘂散る峠道(正子添削)

いっときの空の蒼さや燕舞う★★★★

4月22日(2名)
多田有花
<旧浅田邸二句>
花筏はや流れ来る瀬の中を★★★★
ガラス戸に映えたる枝垂桜かな★★★
<姫宮神社>
清流を渡れば桜咲く社★★★

小口泰與
櫻散り在所静かになりにけり★★★★
特選のハガキ届きし酒ほがい★★★
鳥交るちょんちょんちょんと淡きかな★★★

4月21日(2名)
小口泰與
春疾風杉の古木のゆらゆらと★★★
さもなくば山桜見て帰られよ★★★
梅古木目を和ませる緑の葉★★★

多田有花
<朝来市生野町・旧浅田邸三句>
枝垂桜瀬音に近く咲きにけり★★★★
春の日や洋館に食ぶハヤシライス★★★
川風を受けて揺れおり雪柳★★★