自由な投句箱/6月11日~6月20日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 小口泰與
    2026年6月11日 13:08

    長き水尾引きて軽鴨進みけり
    山風に百合の揺れおり夕間暮れ
    雀色どき冷酒を二合酌む

  2. 多田 有花
    2026年6月11日 18:33

    <伊勢内宮三句>
    六月や見上げて入りぬ伊勢鳥居
    宇治橋に夏台風の余波残る
    くちなしの咲くや内宮神苑に

  3. 小口泰與
    2026年6月12日 7:56

    向日葵の咲きし分校廃れおり
    風薫る奇岩の山の鳥の声
    水槽へ増えし目高を分けしかな

  4. 多田 有花
    2026年6月12日 8:54

    <伊勢内宮三句>
    紫陽花の並べられたる飾り壇
    花菖蒲育てし人と歓談す
    夏台風御手洗場(みたらし)へは立ち入れず

  5. 廣田洋一
    2026年6月12日 10:28

    先ず客に麦茶出したる応接間
    ミニトマト鈴なりに熟れプランター
    味噌付けて丸かじりせし胡瓜かな

  6. 小口泰與
    2026年6月13日 8:00

    利根川の流れ荒きや夕立風
    すへからく夏の日強く射しにけり
    利根川を統ぶる水源緑雨かな

  7. 多田 有花
    2026年6月13日 9:10

    <伊勢内宮三句>
    六月の風に御幌(みとばり)ふわりと揺れ
    緑さす内宮やさしき神馬の目
    錦鯉ゆったり泳ぐ御池かな

  8. 廣田洋一
    2026年6月13日 12:03

    百合の花全力こめて匂い立ち
    梅雨晴間川風わたる土手の道
    夏蝶や低く飛びゆく川の端

  9. 小口泰與
    2026年6月14日 8:14

    夏の日を髪膚に浴びて渡渉せり
    すぺからくと利根川の鮎遡上せり
    葭切の明けの鋭声や曇り空

  10. 土橋みよ
    2026年6月14日 8:23

    雨細し厨へ蛙の声の来る
    柚子の葉やいずこより来し黒揚羽
    朝涼しスマホに草の名ひらきけり

  11. 多田 有花
    2026年6月14日 9:06

    <おかげ横丁三句>
    薫風のおかげ横丁ひやかしぬ
    新茶あり伊勢茶老舗の店先に
    縁側にできたて赤福の涼し

  12. 小口泰與
    2026年6月15日 10:32

    山の雨夏の大河の収まらず
    木を切りて全身汗にまみれけり
    しなやかに反転せしや軒つばめ

  13. 多田 有花
    2026年6月15日 10:49

    <おかげ横丁二句>
    縁台に座してコロッケを食べる
    牛串にビールにプリン食べ歩く
    <伊勢神泉>
    筍の入りたる蛤真丈かな

  14. 廣田洋一
    2026年6月15日 17:19

    木下闇地蔵の顔の仄白し
    鯵たたき酒を酌みつつ暮れにけり
    五月雨やビル群遠くけむりたる

  15. 土橋みよ
    2026年6月15日 19:45

    空に向くオクラの花や雲流る
    雨雫宿すオクラの芯紫
    初茄子や風にめくるる献立帳

  16. 上島祥子
    2026年6月15日 23:52

    触れられる高さに伸びて蓮蕾
    引き犬や日傘の中の朝歩き
    夏燕空切る呼吸同じくし

  17. 多田 有花
    2026年6月16日 8:15

    <伊勢神泉三句>
    伊勢海老を真中に据えて夏料理
    溶岩焼きトマトマリネの添えられて
    新じゃがと新玉葱の鍋にあり

  18. 小口泰與
    2026年6月16日 8:23

    すみやかに沼を横切る燕かな
    利根川の急く水激し夏の山
    燕の子反転するを覚えたり

  19. 廣田洋一
    2026年6月16日 17:02

    木下闇水琴窟の響きをり
    バケツにて売られし鯵のこぼれをり
    卯の花や次々と散る朝かな

  20. 上島祥子
    2026年6月16日 18:36

    俎に朝の音生むプチトマト
    猫来るや空き家の庭の梅雨晴れ間
    梔子の一花毎に足を止め

  21. 土橋みよ
    2026年6月16日 19:31

    日向ぼこ前肢を重ね猫眠る
    折れ枝の挿し木芽吹けり梅雨の雲
    青柿の落つる音して本を閉ず

  22. 多田 有花
    2026年6月17日 8:47

    <伊勢神泉三句>
    苺のせババロア光る銀の匙
    短夜に浸かる個室の露天風呂
    伊勢志摩名物並ぶ夏の朝餉

  23. 小口泰與
    2026年6月17日 9:02

    背なの子の指さす方に燕かな
    雲早し燕素早く飛びにけり
    せめてこの帽子に止まれ糸蜻蛉

  24. 土橋みよ
    2026年6月17日 16:02

    常夏の一輪ひらき夕明かり
    揚羽蝶石に畳みし翅一重
    昆布締めの夏の鮃の重さかな

  25. 多田 有花
    2026年6月18日 8:09

    <伊勢神宮外宮三句>
    お木曳や仲夏の外宮参道へ
    注連飾りありし六月伊勢の町
    風餐亭望楼に吹く夏の風

  26. 廣田洋一
    2026年6月18日 9:45

    山道を登り咲きたる額の花
    腰越や鯵の叩きを注文す
    五月雨や木々の青さの深まりて

  27. 小口泰與
    2026年6月19日 13:06

    大量の獲物運びし蟻の穴
    せめぎあう猫と小犬の夏の朝
    雨もよい燕忙しく飛びにけり

  28. 土橋みよ
    2026年6月19日 14:12

    門涼し杖つく客の訪ね来て
    厨の灯小鍋ひとつの水羊羹
    夏座敷ぬれ煎餅の紙ほどく

  29. 多田 有花
    2026年6月19日 15:53

    <お木曳陸曳三句>
    御用材曳く神領民夏の町
    六月の通りに木遣の響きけり
    采振りて進む青葉の外宮まで

  30. 小口泰與
    2026年6月20日 7:51

    利根川を背向に置きて麦の秋
    青蛙沼をそがひに跳びにけり
    梅雲や車の洗車ためらわず

  31. 多田 有花
    2026年6月20日 9:19

    <お木曳陸曳三句>
    奉曳車太一を掲げ涼しかり
    陸曳や全力で曲がる夏の角
    北御門へ向かう仲夏の奉曳車

  32. 廣田洋一
    2026年6月20日 10:59

    園児らの遊ぶ日向に竹落葉
    鮎釣りの人影並ぶ相模川
    捩花の捻じれの先の雨模様