※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
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花冠代表 髙橋正子
コメント
長き水尾引きて軽鴨進みけり
山風に百合の揺れおり夕間暮れ
雀色どき冷酒を二合酌む
<伊勢内宮三句>
六月や見上げて入りぬ伊勢鳥居
宇治橋に夏台風の余波残る
くちなしの咲くや内宮神苑に
向日葵の咲きし分校廃れおり
風薫る奇岩の山の鳥の声
水槽へ増えし目高を分けしかな
<伊勢内宮三句>
紫陽花の並べられたる飾り壇
花菖蒲育てし人と歓談す
夏台風御手洗場(みたらし)へは立ち入れず
先ず客に麦茶出したる応接間
ミニトマト鈴なりに熟れプランター
味噌付けて丸かじりせし胡瓜かな
利根川の流れ荒きや夕立風
すへからく夏の日強く射しにけり
利根川を統ぶる水源緑雨かな
<伊勢内宮三句>
六月の風に御幌(みとばり)ふわりと揺れ
緑さす内宮やさしき神馬の目
錦鯉ゆったり泳ぐ御池かな
百合の花全力こめて匂い立ち
梅雨晴間川風わたる土手の道
夏蝶や低く飛びゆく川の端
夏の日を髪膚に浴びて渡渉せり
すぺからくと利根川の鮎遡上せり
葭切の明けの鋭声や曇り空
雨細し厨へ蛙の声の来る
柚子の葉やいずこより来し黒揚羽
朝涼しスマホに草の名ひらきけり
<おかげ横丁三句>
薫風のおかげ横丁ひやかしぬ
新茶あり伊勢茶老舗の店先に
縁側にできたて赤福の涼し
山の雨夏の大河の収まらず
木を切りて全身汗にまみれけり
しなやかに反転せしや軒つばめ
<おかげ横丁二句>
縁台に座してコロッケを食べる
牛串にビールにプリン食べ歩く
<伊勢神泉>
筍の入りたる蛤真丈かな
木下闇地蔵の顔の仄白し
鯵たたき酒を酌みつつ暮れにけり
五月雨やビル群遠くけむりたる
空に向くオクラの花や雲流る
雨雫宿すオクラの芯紫
初茄子や風にめくるる献立帳
触れられる高さに伸びて蓮蕾
引き犬や日傘の中の朝歩き
夏燕空切る呼吸同じくし
<伊勢神泉三句>
伊勢海老を真中に据えて夏料理
溶岩焼きトマトマリネの添えられて
新じゃがと新玉葱の鍋にあり
すみやかに沼を横切る燕かな
利根川の急く水激し夏の山
燕の子反転するを覚えたり
木下闇水琴窟の響きをり
バケツにて売られし鯵のこぼれをり
卯の花や次々と散る朝かな
俎に朝の音生むプチトマト
猫来るや空き家の庭の梅雨晴れ間
梔子の一花毎に足を止め
日向ぼこ前肢を重ね猫眠る
折れ枝の挿し木芽吹けり梅雨の雲
青柿の落つる音して本を閉ず
<伊勢神泉三句>
苺のせババロア光る銀の匙
短夜に浸かる個室の露天風呂
伊勢志摩名物並ぶ夏の朝餉
背なの子の指さす方に燕かな
雲早し燕素早く飛びにけり
せめてこの帽子に止まれ糸蜻蛉
常夏の一輪ひらき夕明かり
揚羽蝶石に畳みし翅一重
昆布締めの夏の鮃の重さかな
<伊勢神宮外宮三句>
お木曳や仲夏の外宮参道へ
注連飾りありし六月伊勢の町
風餐亭望楼に吹く夏の風
山道を登り咲きたる額の花
腰越や鯵の叩きを注文す
五月雨や木々の青さの深まりて
大量の獲物運びし蟻の穴
せめぎあう猫と小犬の夏の朝
雨もよい燕忙しく飛びにけり
門涼し杖つく客の訪ね来て
厨の灯小鍋ひとつの水羊羹
夏座敷ぬれ煎餅の紙ほどく
<お木曳陸曳三句>
御用材曳く神領民夏の町
六月の通りに木遣の響きけり
采振りて進む青葉の外宮まで
利根川を背向に置きて麦の秋
青蛙沼をそがひに跳びにけり
梅雲や車の洗車ためらわず
<お木曳陸曳三句>
奉曳車太一を掲げ涼しかり
陸曳や全力で曲がる夏の角
北御門へ向かう仲夏の奉曳車
園児らの遊ぶ日向に竹落葉
鮎釣りの人影並ぶ相模川
捩花の捻じれの先の雨模様