自由な投句箱/4月21日~4月30日

※当季雑詠(春)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 小口泰與
    2026年4月21日 9:04

    春疾風杉の古木のゆらゆらと
    さもなくば山桜見て帰られよ
    梅古木目を和ませる緑の葉

  2. 多田有花
    2026年4月21日 13:02

    <朝来市生野町・旧浅田邸三句>
    枝垂桜瀬音に近く咲きにけり
    春の日や洋館に食ぶハヤシライス
    川風を受けて揺れおり雪柳

  3. 多田有花
    2026年4月22日 9:05

    <旧浅田邸二句>
    花筏はや流れ来る瀬の中を
    ガラス戸に映えたる枝垂桜かな
    <姫宮神社>
    清流を渡れば桜咲く社

  4. 小口泰與
    2026年4月22日 9:33

    櫻散り在所静かになりにけり
    特選のハガキ届きし酒ほがい
    鳥交るちょんちょんちょんと淡きかな

  5. 多田有花
    2026年4月23日 10:22

    <朝来市生野町三句>
    枝垂桜主となりし庭を見る
    詣でたる春の日和の旧郷社
    花びらのトロッコ軌道を歩きけり

  6. 廣田洋一
    2026年4月23日 11:35

    藤垂れて空の深さを見せにけり
    鶯の鳴き渡りたる並木道
    軒下に雪崩れ咲きたる躑躅かな

  7. 小口泰與
    2026年4月23日 14:57

    さかずきに映る下山の春の山
    山風や櫻蘂舞う峠道
    いっときの空の蒼さや燕舞う

  8. 多田有花
    2026年4月24日 8:50

    麗らかや川は南へ向き流る
    <蒸気機関車C57遺構展示>
    春日影煙室扉と動輪に
    花時や昔栄えし鉱山町

  9. 廣田洋一
    2026年4月24日 10:15

    クローバーの花輪をかけし女の子
    グラウンドの空に高々いかのぼり
    雨上がり花弁こぼす八重桜

  10. 小口泰與
    2026年4月24日 12:57

    さかしまに燕飛びけり沼の上
    山風をいかんともせず小米花
    利根川の荒波消える帰雁かな

  11. 上島祥子
    2026年4月24日 22:11

    青き踏む番の鳥と野を分ち
    命日を待てず躑躅は咲き満ちて
    若葉満ち一筆書きに庭囲う

  12. 多田有花
    2026年4月25日 8:36

    ちらほらと咲き初む狗鷲桜かな
    三つ葉躑躅路傍に咲ける帰り道

    <JR神戸線車窓>
    泉南まで今日は見えるや春曇

  13. 廣田洋一
    2026年4月25日 10:50

    大仏の傍の句碑や春惜しむ
    春の野や歩き始めし幼子と
    ベンチにて次々繰り出す凧の糸

  14. 小口泰與
    2026年4月25日 11:44

    夕暮れや窓に映りし飛ぶ燕
    夕日射す雪解けの山きらきらと
    利根川の赤岩渡舟春日差す

  15. 多田有花
    2026年4月26日 7:55

    淡黄色咲きなだれたり木香薔薇
    つばめ飛ぶ朝日に翼ひらめかせ
    はなみずき咲く街角を風渡る

  16. 小口泰與
    2026年4月26日 8:04

    春の日の木木の葉っぱの初初し
    春風に誘われ出でし木木の芽よ
    松風に誘われて鳴くまつくぐり

  17. 廣田洋一
    2026年4月26日 10:04

    遠足の子ら熊よけの鈴をつけ
    遠足の声の登れる高尾山
    堰落ちる水と流れる春の色

    • 廣田洋一
      2026年4月27日 9:35

      残る花雨粒宿し光りをり
      青き葉のきらめきてをり春景色
      遠足の子ら熊よけの鈴をつけ

  18. 土橋みよ
    2026年4月26日 19:25

    茹蛸や氷水の中赤深し
    靴音の高く響くや夏の友
    草ひとつなき裏庭や夕薄暑

  19. 多田有花
    2026年4月27日 8:07

    雉鳩のわが目の前に舞い降りる
    春たけて山の最もいきいきと
    葱坊主備前の壺に生けられて

  20. 小口泰與
    2026年4月27日 13:52

    魚とりて鳴き声高き春翡翠
    鳥声に混ざりて鶯高らかに
    利根川の雪解の流れ定め無し

  21. 土橋みよ
    2026年4月27日 19:45

    タケノコや和尚の鋤に土新た
    ミツバチや樹をひとまわり小手毬へ
    夏の市蟹の泡氷にこぼれけり

  22. 多田有花
    2026年4月28日 7:52

    帰る日の近き鶫の野に立ちぬ
    紅白の揃い咲きたる花水木
    藤咲くや団地のフェンスに蔓巻いて

  23. 小口泰與
    2026年4月28日 9:54

    うすうすとしかも定かに春霞
    雉鳴くや長きすそ野の蒼き空
    雨の日も空にあがりて鳴く雲雀

  24. 廣田洋一
    2026年4月28日 11:52

    街角の黄色まばゆしフリージア
    春光の隈無く包むグラウンド
    出勤の住民送る花水木

  25. 多田有花
    2026年4月29日 8:00

    囀りや高枝の先はわがものと
    ただいまと腰赤燕が巣づくりを
    ぎっしりと花つけ平戸つつじかな

  26. 小口泰與
    2026年4月29日 8:15

    定め無き利根の流れや水の春
    渓流の流れ爽やか風光る
    石垣の残りし古城春の夢

  27. 廣田洋一
    2026年4月29日 10:47

    昭和の日仕事に励む母なりき
    紅と白領土分け合い馬肥
    生垣の赤き躑躅や燃え立ちぬ

  28. 小口泰與
    2026年4月30日 8:56

    さにつらふ湖は春日を浴びており
    爽やかな風の吹きけり春の湖
    春の日の妙義山(みょうぎ)に落ちて鳥急ぐ

  29. 多田有花
    2026年4月30日 9:36

    春昼やわが青春のありし部屋
    小綬鶏が呼ぶ夕刻のひとときに
    はなみずき送迎バスの来て止まる

  30. 上島祥子
    2026年4月30日 22:59

    ペデュキアを子に彩らるる昭和の日
    梅若葉雫を円く雨上がる
    鏡文字苗札の枠いっぱいに

  31. 小口泰與
    2026年5月1日 9:09

    さにつらう沼の夕日や春惜しむ
    谷川のさばしる流れ雪消かな
    乙鳥の鳴きたる湖に波立たず

  32. 多田有花
    2026年5月1日 16:21

    栴檀の芽吹いて居りぬ枝の先
    雨一日降りてやみての木の芽冷
    春霖や育ちし家を売りに出す

  33. 多田有花
    2026年5月2日 11:36

    跪きしろつめくさを近く見る
    葱坊主熊ン蜂をとまらせる
    交響曲たかまりゆきぬ春疾風

  34. 小口泰與
    2026年5月2日 12:32

    うららかや長きすそ野の爽やかに
    さにつらう沼の夕日や春惜しむ
    猫の目や菊戴の鳴くたびに