ただいま、花冠1月号(No.376)の発行準備を進めています。つきましては、雑詠の投句を下記の通りよろしくお願いいたします。
投句は、下記発行所ブログの<コメント欄>にお願い致します。
記
雑詠投句:15句
投句締切:11月15日(日)
散文原稿:11月15日(日)
発行所ブログ:https://suien.ne.jp/kakanhakkoujo/
花冠代表 髙橋正子
ただいま、花冠1月号(No.376)の発行準備を進めています。つきましては、雑詠の投句を下記の通りよろしくお願いいたします。
投句は、下記発行所ブログの<コメント欄>にお願い致します。
記
雑詠投句:15句
投句締切:11月15日(日)
散文原稿:11月15日(日)
発行所ブログ:https://suien.ne.jp/kakanhakkoujo/
花冠代表 髙橋正子
■11月月例ネット句会ご案内■
11月月例ネット句会を下記の通り開催しますので、ご参加くださいますよう、ご案内いたします。
期 日 :11月8日(日)
①投句:当季雑詠3句
11月2日(月)午前6時~11月8日(日)午後5時
②投句は、下記月例句会ブログの<コメント欄>にお書き込みください。
https://suien.ne.jp/getsureikukai
※どなたでも投句できます。
▼互選・入賞・伝言
①互選期間:11月8(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:11月9日(月)(スポーツの日)
③伝言・お礼等の投稿は、11月9日(月)~
11月12日(木)
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:髙橋句美子・西村友宏
自由な投句箱の運営を11月より以下のように変更します。
①秀句は、1週間に1回月曜日に発表します。
②投句はこれまで通り、一日3句まで(上限が3句で、2句、1句でもよい)。毎日自由に投句できます。★印をつけた句は、原則翌日発表します。
③添削が必要とされる句には、添削依頼がなくてもします。
④別欄に「添削教室」を設け、そこで添削希望の句や俳句への質問を受け付けます。
※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
今週の秀句は、毎月曜日に先週分を発表します。
11月1日~11月8日(句)
11月4日(5名)
多田有花
長き夜に流れる古典派セレナーデ★★★
「古典派」となると説明になります。(髙橋正子)
長き夜に流れる古楽のセレナーデ(正子添削)
昼の陽の斜めに眩し秋の薔薇★★★★
秋深し徒然草を拾い読む★★★
小口泰與
我先に強行突破山の霧★★★
風吹きて上つ枝の栗のゆらゆらと★★★
風吹きて栗の上つ枝ゆらゆらと★★★★(正子添削)
上州は鶴の形や鶴飛来★★★
川名ますみ
かろがろと秋の庭木に刃の響く
「刃の響く」は抽象的でわかりにくいので、惜しいです。また、「かろがろ(かるがる)」は、
軽々と持ち上げる
軽々と飛ぶ
軽々と越える
のように本来、動作の軽快さを表わすのに使います。「何かを飛び越えて庭木に刃が響く」意味に取れ、気になります。(髙橋正子)
かろやかに秋の庭木に鋏音(添削例)
秋日和女庭師の深き礼★★★
秋風や女庭師と立ち話★★★
廣田洋一
秋の雨白々濡らす小田原城★★★
「秋の雨」と「白々」が付きすぎが惜しい。(髙橋正子)
小菊にて城を描きし盆景かな★★★
寿司膳に黃色鮮やか南瓜かな★★★
土橋みよ
古き写真とセーター届く
秋うららミニスカの我楡に凭る
秋うらら楡に凭れる若き我(正子添削)
ミニスカは、俳句の言葉として中途半端な印象ですので、他の言い方を考えます。(髙橋正子)
カシミヤを撫でては置きぬ冬隣
カシミヤのセーター撫でみぬ冬隣(正子添削)
1月3日(3名)
小口泰與
甘柿の成りて鳥声数多なり★★★
鵙鳴くや川の流れのほしいまま★★★★
晩秋の足音さやか通学路★★★
多田有花
増位山裾を朝霧流れゆく★★★
稜線が霧の中より日の出かな★★★
朝露のきらきらとあり電線に★★★
廣田洋一
川べりの芒光れるひとところ★★★★
土手の草赤く色付き小鳥来る(原句)
土手草の赤く色付き小鳥来る★★★★(正子添削)
秋の蜂白き花より離れざる★★★
11月2日(3名)
多田有花
日差し受け田に穭穂のみどりかな★★★
いいところを見ています。少し、惜しい。(髙橋正子)
穭穂のみどりへ午後の日差しかな★★★★(改作)
イメージがはっきりしてきました。(髙橋正子)
身に入むや日々の仕事を着実に★★★
秋深し子猫としばし向かい合う★★★
廣田洋一
ひと処芒光れる川の端★★★
「川の端」が場所の説明に終わって惜しいです。(髙橋正子)
川岸の草の色付き小鳥来る★★★
「草の色」が、具体的に読者に伝わりにくいです。(髙橋正子)
海鮮丼一際赤き秋鰹★★★
土橋みよ
秋晴れや足場造りの音弾む★★★★
実の奥にまた実の見ゆる柿紅葉(原句)
柿紅葉実のまた奥に実の見ゆる(正子添削)
元の句は、柿紅葉にいたるまでの説明が長いので、添削しました。(髙橋正子)
11月1日(2名)
多田有花
霧晴れて快晴シーツを洗い干す★★★
日記として残すのならこのままでよいです。素材がよいので、表現を工夫すると★四つになります。(髙橋正子)
朝霧の去れば快晴シーツ干す★★★★(改作)
「朝霧」で時間ははっきりしたことで、空気感が伝わります。「洗い干す」の「洗い」の省略はよかったです。
巣の材を咥えし雀秋時雨★★★
そぞろ寒夕餉はポトフと決めている★★★
小口泰與
おにぎりを握る母の手冬日射す★★★★
朝日受けそそと咲きたる寒櫻★★★★
11月1日
※当季雑詠(秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
10月31日
該当句無し
10月30日(1句)
★ポスト迄朝寒背に纏い付き/廣田洋一
ポストは少し足をのばした先にある。手紙を出しに少し歩くと、その間、朝の寒さが背なにある。「朝寒背に」に実感があって、こちらもその寒さにまとわれるような気持になる。(髙橋正子)
10月29日
該当句無し
10月28日(1句)
★坂道の目地に転がる木の実かな/上島祥子
坂道を上る時、視線は下にゆく。坂道の敷石の目地に、落ちてきた木の実が転がっている。坂道の目地という細かな場所に目を留めた観察が確かで、木の実の落ちる秋の深まりまで感じさせてくれる句。(髙橋正子)
10月27日(1句)
★風の道示しすすきの吹かれおり/多田有花(正子添削)
風に吹かれるすすきの穂のなびきを見ていると、見えないはずの「風の道」が示されているように感じられます。すすきのしなやかな動きのなかに、風だけでなく秋の光までも見えてくるようです。もとの句は、下五が「並びおり」でした。(髙橋正子)
10月26日(1句)
★妹背牛(もせうし)の姉の新米ほの薫る/土橋みよ
「妹背牛」は「もせうし」と読む。石狩平野の米どころ。ひろびろとした石狩川の流れる田園風景が思い浮かぶ。この句は「姉の」新米であること、それがほのかに薫るとろこによさがある。姉への信頼と故郷への安堵感が、抑えた薫りの表現に託された句。(髙橋正子)
10月25日(1句)
★鶺鴒や斜め飛びして水澄める/廣田洋一
鶺鴒が河原をまっすぐにではなく、斜めに飛でんだ。その見方が作者の発見でもあり、愉しさでもある。「水澄める」は、鶺鴒が河原にいることも想像でき、「水澄める」によって景が広がっている(髙橋正子)
10月24日
該当句無し
10月23日(1句)
★鑁阿寺の甍を離れ十三夜/土橋みよ
「鑁阿寺(ばんなじ)」の固有名詞に月を預けた句。「甍を離れ」に十三夜の月の移ろいが読み取れ、鑁阿寺の風格が偲ばれる。ウィキペディアによると、「鑁阿寺は、足利市にある真言宗大日派の寺。山号は金剛山。通称,大日堂。1196年足利義兼(法名,鑁阿)が邸内に創建,足利氏歴代の帰依を集めた。」とある。
鑁阿寺(ばんなじ) | 足利市 公式ホームページ
10月22日(2句)
★酔芙蓉今朝の白さを開きおり/多田有花
酔芙蓉は咲き始めの朝は白いが、午後になると酒に酔ったように赤くなり、やがて萎む。その朝の清らかな白さを詠んだ句。単に「開きおり」の素直な叙述が気持ちよい。(髙橋正子)
★ベランダに独りずつ立つ十三夜/上島祥子
十三夜の月を、ベランダで眺める家族。自然体で心和む家族の風景。ひとりずつ、自分のいいと思うベランダの場所で、手すりに寄りかかったりしながら、おなじ十三夜の月を、普段の気持ちで眺める。「独りずつ立つ」が素朴でいい。(髙橋正子)
10月21日(2句)
★秋草を紐解くように湖に出づ/小口泰與
秋草を本のページを繰るように静かに分けながら、湖へ出た。秋草の静かさ、湖の静かさが、湖のへ出るまでの動きのなかで捉えられている。(髙橋正子)
★秋澄むやどこにありても白き薔薇/多田有花
秋澄むと、白薔薇のしずかな美しさが目に入る。「どこにありても」が、どこか人間にもあてはまるような受け取り方である。
薔薇園にあろうと、小さな庭の片隅にあろうと、白薔薇の静かな気品ある美しさは変わらない。「秋澄む」の季語が効いている。(髙橋正子)
10月31日(2名)
多田有花
秋の雷必ず水の止まること★★★
終日の雨あがる夜の月のさやけさ★★★
目覚めればただいちめんの霧の朝★★★
廣田洋一
冬近し白く輝く富士の山★★★
畳鰯軽く焼き上げ酒の満つ★★★
一日の元気の素と林檎剥く★★★
10月30日(5名)
上島祥子
捨ておきて回り続ける秋の蟻★★★
情景がよくわからないです。誰が、何のために捨ておくのでしょうか。(髙橋正子)
翌朝の弁当仕込む夜寒かな★★★
禁足の川辺に荻の波打てる★★★
土橋みよ
帰り道曲がるや鹿の眼の光る★★★
眩暈寛解
夜半の秋そっと頭を振りてみる★★★
冷気避け
新聞に巻かれし胡瓜秋の暮★★★
廣田洋一
ポスト迄朝寒背に纏い付き★★★★
銀杏の実車に轢かれ並木道★★★
朝刊を開く手の冷え火恋し★★★
小口泰與
秋日和雲のほぐれし赤城山★★★
山霧のほぐるる山へ朝日射す★★★
柿干して見事鳥より守りけり★★★
多田有花
藪椿実のそれぞれの割れており★★★★
うちまじる色さまざまに柿紅葉★★★
もう一本飛行機雲の秋天に★★★
10月29日(2名)
小口泰與
水澄みて長き裾野に鳥の声★★★
「水澄て」「長き裾野」「鳥の声」が、それぞれ関連なく置かれているのが問題です。(髙橋正子)
風吹きて雲のほぐれし秋赤城★★★
柿干すや目の爛爛と鴉二羽★★★
多田有花
近づいて狗尾草をじっと見る★★★
段ボール捨てに出る夜やすがる虫★★★
鬼胡桃割る人形は無きものと★★★
10月28日(3名)
多田有花
足元に野菊静かや河川敷★★★
秋天に連れ立ちて飛ぶ鳶のあり★★★★
蓑虫の雌は生涯無翅無脚(原句)
蓑虫の雌の生涯無翅無脚(正子添削)
小口泰與
霧の海白樺林埋没す★★★
霧の海白樺林沈みけり(正子添削)
「埋没す」は言葉が先に立って、実景が見えにくいです。(髙橋正子)
秋目高まことしやかに尾を振るい★★★
赤城嶺の長きすそ野や秋さやか★★★
上島祥子
坂道の目地に転がる木の実かな★★★★
秋燈や植物図鑑のページ繰る★★★★
木の葉擦れ大樹の古巣揺るぎなく★★★
10月27日(3名)
多田有花
空の青木斛の実の赤さかな★★★
風の道示しすすきの並びおり(原句)
風の道示しすすきの吹かれおり(正子添削)
変わりゆく背高泡立草の色★★★
廣田洋一
大小の南瓜並びぬ花舗の前(原句)
「並びぬ」の平板さが惜しいです。(髙橋正子)
大小のハロウィン南瓜花舗の前(正子添削)
椋鳥やけやきに群れて眠りたる★★★
秋鰹夕焼の色纏いおり★★★
「秋鰹」は店頭のあるのか、市場なのか、漁港なのか。映像が立ちにくいので、惜しい句です。(髙橋正子)
小口泰與
川波の再びみたび秋の川★★★
雨音の弱き落として荻の声★★★
晩秋の雨降りしきる峠道★★★
よくまとめられた句と思いますが、あと一歩実感が欲しいです。(髙橋正子)
10月26日(3名)
多田有花
翅伏せて静かにとまり赤とんぼ★★★
洋菊や明るき庭にさんざめく★★★
薄まだ花穂に赤さを残しおり★★★
廣田洋一
花束をひとつ買いたる秋の雨★★★
川上る鮭を見し夜の鮭づくし★★★★
川べりの日を抱き揺るる秋の薔薇★★★
土橋みよ
秋雨に大きな葉立つ山わさび★★★
妹背牛(もせうし)の姉の新米ほの薫る★★★★
子らの声ひととき近く秋祭★★★★
10月25日(3名)
多田有花
秋深し手すりに止まる雀の背★★★
紅白を並べておりぬ酔芙蓉★★★
深秋の虚空に雌雄の女郎蜘蛛★★★
廣田洋一
鶺鴒や斜め飛びして水澄める★★★★
柚子の実の青きがままに落ちにけり★★★
房ごとに雨滴を抱き実南天★★★
「雨滴を抱き実南天」は言いと思います。(髙橋正子)
小口泰與
チワワ見てふと秋の日の思い出に★★★
笹鳴きの声の遠近日ののぼる★★★
雨音の静や秋の読書会★★★
10月24日(2名)
多田有花
十三夜月無き夜となりにけり★★★
白鶺鴒わが眼前に寄り来たり★★★
「眼前に来てどうだ」になると、句が一歩深むと思います。(髙橋正子)
★つと走りついと尾を振り白鶺鴒(改作)
元の句は、「わが眼前に寄り来たり」に心を動かされたことがわかります。改作では、初めの意図と違って、いきいきしたところがなくなっています。私のアドバイスの方向が間違っていたと反省します。元の句のほうが有花さんらしいです。(髙橋正子)
いにしえの雁来る夜を想いけり★★★
廣田洋一
草の名を覚えて歩む秋の野辺★★★
秋天にマーチ高鳴るブラスバンド★★★
柿の実や次々来たる鳥の群★★★
「群」が惜しいです。(髙橋正子)
10月23日(3名)
多田有花
まばらなる桜紅葉を見上げおり★★★
キバナコスモス晩秋の畑に揺れ★★★
霜降の庭に一輪クレマチス★★★
小口泰與
秋薔薇の夕日を受けて微笑みし★★★
不器量な秋の鯰の美味なるや★★★
浅間噴く秋の渡りを称えたり★★★
土橋みよ
鑁阿寺の甍を離れ十三夜★★★★
茶光りの虫を放てば蔦陰へ★★★
路地裏に襷の光る秋の宵
「襷(たすき)」は、何の襷なのでしょうか。(髙橋正子)
10月22日(3名)
多田有花
風音の午後より激し秋曇(正子添削)
風の音/午後より激し/秋曇(原句)
原句は、斜線と入れたところで切れています。もう少し、句をまとめるとよいと思います。(髙橋正子)
酔芙蓉今朝の白さを開きおり★★★★
花好きや塀にいくつも秋の薔薇★★★★
小口泰與
眼前の山にひろごる秋の雲★★★
「眼前の山にひろごる」と来ると、まず山の姿を想像しますが、結末が秋の雲になるため視線がやや飛ぶ感じがあります。(髙橋正子)
秋深み枯葉になる木ならぬ木も★★★
ふくべより注ぎたる酒をごちになり★★★
上島祥子
ベランダに独りずつ立つ十三夜★★★★
餅をつく兎に狭し十三夜★★★
渋皮の取れぬ匂いや十三夜
「渋皮」が何を指すのかが読み手には伝わりにくいようです。(髙橋正子)
10月21日(2名)
小口泰與
秋草を紐解くように湖に出づ★★★★
ひむがしの秋の日拝む親子かな★★★★
湖に日矢打つ秋や鳥の声★★★
多田有花
ハナミズキの実の赤々と秋天へ★★★
秋澄むやどこにありても白き薔薇★★★★
鬼胡桃空一片の雲もなし★★★★