10月21日(2句)
★秋草を紐解くように湖に出づ/小口泰與
秋草を本のページを繰るように静かに分けながら、湖へ出た。秋草の静かさ、湖の静かさが、湖のへ出るまでの動きのなかで捉えられている。(髙橋正子)
★秋澄むやどこにありても白き薔薇/多田有花
秋澄むと、白薔薇のしずかな美しさが目に入る。「どこにありても」が、どこか人間にもあてはまるような受け取り方である。
薔薇園にあろうと、小さな庭の片隅にあろうと、白薔薇の静かな気品ある美しさは変わらない。「秋澄む」の季語が効いている。(髙橋正子)
コメント
正子先生
「秋澄むやどこにありても白き薔薇」を
10月21日の秀句にお選びいただきありがとうございます。
ご近所にバラを育てておられるお宅があります。
ホワイトノックアウトと言う品種のようで白く可憐な雰囲気です。