12月28日(金)


寒波来て昔の正月思い出す      正子
新暦予定ぱらぱら書きいれぬ     正子
慈姑芋青という色少し錆び      正子
きぬさやを笹の葉として買いにけり  正子
樽酒の杉の香りに年暮れぬ      正子
牡蠣ありて歳晩来れば白ワイン    正子
正月の山葵セロファンにくるまれ   正子

奥田稔さん11月23日に92歳で逝去の通知。お悔みの手紙を出す。生前葬で、香典供物を固く断られてる。奥田稔財団も立ち上げられている。アレルギー学会の会長をされた。花冠には12年ほど前に入会されていた。

伊豆の智久さんより、ご自身が育てた山葵が届く。これは、正月に来る子どもたちを喜ばせる。子どもたちも智久さんを実際知っているからこそだろう。

薬の処方箋をもらいに病院へ。病院は7日まで休むのだから、この前四週間分渡してくれれば、年末病院や薬局をうろうろしなくて済む。四週間分頼んだのに無視とは。気が利かない病院なのだ。老人だって忙しい。一方、この時期読書三昧の方がいる。うらやましい限り。暇なしは貧乏のせいなんだろうが。

「俳句四季」の、1年分購読料払い込む。11000円。

2019年の博文館の日記帳を買う。これは俳句手帳用。整理にはこれが私には一番。

「俳句添削教室」に松山の「俳句ポスト」、「プレバト」のタレントの作った句をそのまま投句している。現花冠会員の方は、「俳句添削教室」を通して俳句を作り、花冠に参加しているが、この現象をどう思うだろうか。この現象、俳句の在り方として、根は深い。当分俳句添削教室は休止するのが、ベターと判断する。

12月27日(木)


信之先生今年最後の病院へ行く。薬のせいのかゆみで皮膚科に通ったが、今日で終了。

今病院はシステム化されている。これが、高齢者には、便利とも思えない。名前も姓だけ呼ぶので、姓名を呼んでくださいと、職員にいつも頼むが、鼻先で笑って、実行されない。これで誤診が起こったのだから、システム化しているようでも、完全にシステム化されているとは言えない。人を間違えないよう、よく考えた手順を考えてもらいたい。それに、診察室では、医師は、大抵、患者の顔を見ないで、パソコンの画像だけ見ている。大勢なので、人の顔も区別できないのかもしれないが。

俳句総合雑誌を読むと、理由は絞れないが、憂鬱になる。励みなんてならない。新しい年の1月号でも同じこと。購読必要があるのかといつも思うが、みなさん、面白いのだろうか。

12月26日(水)


柚子風呂の柚子を掴むや香がたちぬ   正子
柚子風呂の波立つ波に柚子寄り合い   正子
「晴れ姫」の名のある蜜柑心晴る    正子
歳晩の礼にと送る花布巾        正子

◯「俳句四季」1月号届く。
 「俳句」1月号届く。
明日より寒波来襲の予報。

12月25日(火)


クリスマス光しずかに朝の空   正子
赤絵小皿正月食器に買い加え   正子
ひとつ梅の祝箸をば買いにけり  正子
屠蘇散と注連飾りありひとふくろ 正子
羽子板に乗りし亥年の猪贈る   正子
一刀彫のいのしし金泥目と鼻に  正子

一刀彫の猪がわが家に本棚にある。吉備津神社の名がある。亥年生まれの句美子に妹のあさ子が贈ったものらしい。吉備津神社には実家の祖先が祀られていることもあって、しばしば行くようだ。

世界文学全集100冊。古書店も見向きもしない。いずれ処分しようと、奥の間からついに玄関に出して積んだが、先日5歳の孫が来て、妙に興味を示して、一冊とって中を見ようとしている。で、捨てるわけにはいかないな、と思いなおす。年末になったが、片付かない家になる。
 

12月24日(月)


夕方、急に冷える。ところが、夜10時頃になると、それほどの冷えは感じなかった。これは明日あたたかいということかも。

冷気急クリスマスイブの灯が青し   正子
歳末の冷蔵庫にあり柚子十個     正子
今わが家シクラメンのみ薄くれない  正子

12月23日(日)


玄関のシクラメンに斜めに灯    正子
からし蓮根悪童なりしらに食わす  正子

正月の買い物に横浜そごうへ。
カレンダー、注連飾り、額縁、鳩居堂の葉書、ゲーム、お菓子など。
アップルパイを作る。

12月22日(土)冬至


◯ネット短信No.378号発信。来年度会費の納入依頼等。

◯冬至。柚子湯の柚子は、妹よりのもの。
◯蜜柑高騰。林檎が安いので、ひと箱9個入り500円のサンフジを買う。これが美味しい。

◯土曜で仕事が休みなので、パソコンの仕事をする。じっくり腰を据えないとパソコンの仕事ができない。
◯「角川俳句」に来年より花冠の広告。年鑑と奇数月。これは、「俳句界」の12か月分。
来年1月号より12月号まで角川俳句と俳句四季を購読。

◯年賀状用の俳句
朝寒し木彫の猪の目を低く    信之
猪の一刀彫に年新た       正子
猪に出逢いしを詠み登山家たり  正子
故郷の発信猪が柿を採り     正子

12月16日(日)


柚子・南天・山茶花ありぬ一つ庭/正子

●孫のクリスマスプレゼントを買いに、ランドマークタワーのレゴショップに行く。
息子と孫が車で迎えに来て、信之先生も出掛ける。早く着きすぎ開店前だったので、山下公園通りや桜木町あたりをドライブしてくれる。久しぶりのこの界隈だ。孫に停泊している氷川丸を教える。あれは、煙突ってなに?とか、あれはどうして動かないのか、など言ってくる。
レゴのポリスステーションを買った。タワーのなかの鮨屋で昼食。孫の好物は、鮨と蕎麦だという。お子さまメニューでなくても食べれるよと。水を出されたが、お茶をと。こういうところは息子とあきれるほどそっくり。
帰宅して、一服。息子のギターの調律用のハーモニカがでてきたので、テーブルの上においていたら、孫が、興味を示し音をだしている。吹き方をちょっと教えると、「かえるのうた」が吹けるかと聞く。それで、ひらがなで、譜を書いて、渡すと、初めの「どれみふぁみれど」まで吹けるようになって、そのあともとぎれとぎれに練習している。ハーモニカをもって帰るから、ちょうどいい袋がないかという。ホビーラの余り切れで縫った小袋があったので、ぴったり。喜んで持って帰る。

我が家に来て孫のひとつ楽しみは、身長を計ること。柱に、測った日と高さを書いたテープを張り付けているが、今回は、117センチ。数も100まで数えれる。玄関に積んである世界文学全集を見て、数えてみようと数える。ちょうど100。驚く。なんで本がたくさんあるのと聞く。
一年ぶりに着たので、世界がずいぶん広くなっている。「じゃ、お正月ね、。」と言って帰る。そして思い出して、あともどりし、あと何日したらお正月なのときいてくる。「20にちだよ。」

11月17日(土)


晴れ。小春日和。
自由な投句箱のコメントが溜まっていたが、ようやく今日までのところを済ませた。
添削教室。どういう訳が若い人らしい句がたくさん投句されている。こちらの添削はまだ。
子ども俳句の掲示板も高橋君たち兄弟が投句してくれているが、こちらもまだ。
コメントができない間もみなさんが変わらず投句していて、ネットが動いていることに驚いている。

休んでいるのを心配して電話をくださる元花冠会員の方もいて、応援に感謝している。こんなことはよその結社ではありえないことなのではないだろうか。自分で自分を叱咤激励して続けているようなものなので、ありがたい。

10月17日(水)

★林檎手に送られ来しが赤ほのと  正子
送り届けられた林檎を手にして、胸の内までがぽっと明るく灯されたような、「赤ほのと」のあたたかさです。新鮮な季節の実りをいただく喜び、送り手への感謝の気持ちが感じとれます。 (藤田洋子)

○今日の俳句
真珠筏浸し秋の海澄めり/藤田洋子
「浸し」が秋海の澄んだ水をよく感じさせてくれる。秋海の澄んだ水に浸され殻を育てている真珠は、美しく輝く珠となることであろう。(高橋正子)

●夕べは知らぬ間に熟睡。それもラジオで上手な眠り方の放送を聞いていて、と思う。冬は掛け布団を足すよりも、綿毛布など敷くとよい。羽毛蒲団は肌に直に。羽毛というより、鳥の羽にくるまれて・・のほうが面白そう。
月例ネット句会のコメントを貼り付ける。

ふっと紫苑のことが思い浮かんだ。家の庭先などに結構あったのだが、こちらでは、鎌倉の東慶寺でしかみ見ていない。そういえば、前に座ったことのある東慶寺のお茶席がある。申し込めば3千円ぐらいで参加できる。名残りのお茶などいいだろうなあと。

○孔雀草(くじゃくそう)

[孔雀草/横浜日吉本町]

★開ききり咲き重なって孔雀草/高橋正子
 
 孔雀草(くじゃくそう、学名:Aster hybridus 英名:Frost aster)は、キク科シオン属の多年草。Aster : シオン属、hybridus : 雑種の、Aster(アスター)は、ギリシャ語の「aster(星)」から。花のつき方のようすに由来。北アメリカ原産で、わが国には昭和30年代に導入された。花壇や切り花によく用いられている。よく分枝して株立ちし、高さは40~120センチになる。葉は披針形から倒披針形で互生し、7月から9月ごろ、白色から淡紫色の花をいっぱい咲かす。別名で孔雀アスター、キダチコンギク(木立紺菊とも呼ばれます。9月5日、11月23日の誕生花(孔雀草)。花言葉は 「いつも愉快、ひとめぼれ」。似ている花は、都忘れ、紫苑、紺菊、関東嫁菜。

◇生活する花たち「十月桜・白ほととぎす・野葡萄」(横浜・東慶寺)