2026年11月5日 14:16
曇り
昼前、『RETURN』を入稿した。手元で校正を重ねてきたが、見直せば見直すほど直したい箇所が現れ、きりがない。今日は手放すことにしていた。もっと早い時間に入稿するつもりでいたが、結局昼前になった。
今回は表紙にマットニスを掛けた。アラベール紙との相性がよく、紙の風合いがいっそう美しく見えるという。どのような出来栄えになるのか楽しみである。十一月十四日までには届く予定。
『帰還』は、とにかく一冊の本として世に出すことが第一の目標だった。しかし今回は、『帰還』より内容も装丁も成熟したように思う。なにごとも形にしなければ、人には知ってもらえない。
これから送付先の名簿を作らなければならない。今回も三十部限定の発行である。
予定配分
① 自分用・保存用・将来用・見本・姉妹・子どもたち・個人的な関係者 (10部)
② 日本の大学図書館(4部)・文学館(2部)
③ 海外の俳句団体(4部)・海外の大学図書館(1~2部)・リルケ関係機関(1部)
④ 花冠会員(7部前後)
●配布が終わったら、息子にKindle版を頼まなければならない。どのくらい忙しくしているかわからないが。乗り気であるように思った。日本語版の「右綴じ」云々を言っていたと思うが。USAで発行すると言っていたので、制約があるのかもしれない。
『RETURN』については、むしろKDPでペーパーバック化した方がよいのではないかと、AIは言う。三十部限定のままにしておくのは惜しいとも。
もしかしたら、この本は思っている以上によく出来ているのかもしれない。Preface も本気で書き、Dedicationも付けた。単なる英訳ではなく、一冊の英語詩集として作ろうとした。
2026年11月3日 22:18
晴れ
●文化の日は、晴れの日が多いそうだが、今日も曇りと思いきや、晴れの一日だった。
●ネット短信No.472を発信。①11月月例ネット句会、②花冠1月号の雑詠投句の依頼。③自由な投句箱についての3件。
●『RETURN』がようやく仕上がった。明日入稿する。英語圏の出版式に揃えるために、細かいところを見落としいる。大体、よく知らない。カンマはクオーテーションマークの中に入れるとか。字下げは1.27cmだとか。
●ヨーロッパの住宅の写真や、また、実際旅行していると、窓辺に花が飾ってあって、豊かな生活が偲ばれる。いかにもヨーロパの街らしいと思ってっていた。産業革命の頃の窓には花がないことに気が付いた。窓に花を飾り始めたのは、いつごろなのかとふと思う。偶然知ったのだが、それは、モリスのアーツ アンド クラフト運動時からだという。そのころ、江戸の終わりに当たるが、入谷の朝顔市の画がイギリスで知られて、江戸の庶民が花を楽しんでいる様子が描かれている。花を楽しむ生活文化が日本にはあったということだ。華道というのもある。
日本にも柳宗悦らの民芸運動があったが、美しいものに囲まれて生活することは、生きがいにもなるのではないだろうか。当時イギリスのの労働者たちは仕事が終わると酒を飲み、私生児も多かったので、社会問題になっていたという。モリスらが、生活の中で花を育て、楽しむことを薦めた結果、風紀の乱れもなくなり、街も花できれいになったそうだ。イングリッシュ・ガーデンの見本のようなものも、この頃できたそうだ。モリスは小さい頃から美しい自然に囲まれて育ち、詩人でもあった。その思想は今も生きている。最近、モリスのデザインした壁紙が布地などにプリントされ、静かに流行っている。私もいくつか手にした。永遠のデザインと言っていいほどだ。その柄があると、生活レベルが上がったようにさえ思うし、温かみがある。デザインが先走っていないのがいい。
2026年11月1日 17:37
晴れ
青空のままに暮れゆき亥の子歌 正子
●妹からのメールで、今日は亥の子ですよ、と言ってきた。
亥の子が来たら、炬燵を出してよいと言っていたのは昔のはなしだが、私はおとといから一人用の炬燵を使っている。
故郷の亥の子は、石に綱をつけ、亥の子歌を歌いながら、上下にあげて土を搗くもの。搗いた後の土は少し窪む。終わったら、石の綱を前後にわけて束ね担いで次の家に行く。いくらかお祝儀をもらうのだが、亥の子を搗く側にまわったことがないので、搗くのは、男の子だけだったような記憶がある。松山や砥部では藁の束を子供が一人ずつ持って家をまわり、庭や玄関を叩く。こちらは、女の子も参加していた。帰ったあとは、藁屑が散っている。
●『RETURN』の校正がおわり、プリントした。新しいプリンターでは、冊子印刷機能がある。どんなものか試した。A5用紙に印刷したので、ポケット詩集になったが、よくできている。この印刷では、中綴じ用なので、中綴じ用に発地ぎすが要る。どこに売っているのか。今日は針と糸で縫った。それでもきちんと綴じることができた。余白が綺麗にとれている。市販の詩集に負けてない印象。