10月4日(3名)
多田有花
秋晴れや近く見えたり播磨富士★★★
真っ青はこの空の色天高し★★★★
日の出待つ山の間を霧流る★★★
「日の出を待つ」と「霧流る」は並列されているので、どちらかに重心を置くと句がまとまります。(髙橋正子)
廣田洋一
椿の実縦に切れ目の入りにけり★★★
コスモスや白と赤とのもつれ合い★★★★
花梨の実熟れて落ちたる用水路★★★
「熟れて落ちたる」が説明になっていて、これは省略できるところです。
俳句では「結果だけを置く」ことで景が澄みます。(髙橋正子)
上島祥子
放校のチャイムの澄める秋句会★★★
秋帽子山行き列車へ列揃え★★★
句材はいいです。視点が散っているなのが惜しいです。(髙橋正子)
新米の研ぎ音軽く厨の夕★★★
10月4日(3名)
多田有花
秋晴れや近く見えたり播磨富士★★★
真っ青はこの空の色天高し★★★★
日の出待つ山の間を霧流る★★★
廣田洋一
椿の実縦に切れ目の入りにけり★★★
コスモスや白と赤とのもつれ合い★★★★
花梨の実熟れて落ちたる用水路★★★
上島祥子
放校のチャイムの澄める秋句会★★★
秋帽子山行き列車へ列揃え★★★★
新米の研ぎ音軽く厨の夕★★★
★★★★
新米の研ぎ音軽く厨の夕★★★
10月3日(3名)
多田有花
おやすみと真夜中の月が顔を出す★★★
秋日和外壁リフォームの進む★★★
分解を諦め収納秋の扇風機★★★
廣田洋一
軒先に柿を吊るせし里の家★★★
月隠す雲の明るき空蒼し★★★
残菊に挨拶のごと揚羽蝶★★★★
小口泰與
野分来てすそ野の田畑荒れ狂う★★★
渡り鳥はかなき命預け飛ぶ★★★
なめらかな石に愛撫や石たたき★★★
10月2日(2名)
廣田洋一
高々と黄の穂を揺らす泡立草★★★
筆柿と種無しの柿並ぶ店★★★
焼き立ての鰯を盛りて夕餉かな★★★
小口泰與
落おちて鮎は釣られし利根下流★★★
三山を妬みて利根の川原石★★★
カンナ咲く本屋の引戸古りにけり★★★
10月1日(4名)
多田有花
夜はまだ浅し妻恋う鹿の声(原句)
夜のまだ浅し妻恋う鹿の声(正子添削)
「夜は」の「は」は限定の意味がありますので、「夜は」で止まって、読み手はいろいろ考えてしまいます。(髙橋正子)
アップデート待ちつつ眺め更待月★★★
有明や日差しはすでに山頂へ★★★
廣田洋一
通信塔白く光りて秋澄める★★★
紅の夢てふ赤肉の林檎かな★★★
新蕎麦の幟はためく定食屋★★★
小口泰與
遠嶺より日の出でたるや沼の秋(原句)
遠嶺より日の出でたるや秋の沼(正子添削)
「沼の秋」が抽象的のなりすぎています。「秋の沼」とするほうが、景色が具体的になり、イメージがはっきりします。(髙橋正子)
稲雀腹ふくらまし枝先へ★★★
二つ三つ残りし柿に鴉かな★★★
土橋みよ
青蜜柑なくて指先香りけり★★★
「青蜜柑なくて」は意味がとりにくいです。(髙橋正子)
また同じページへ戻り夜長かな★★★
秋光へ支えの手あり膝上がる★★★
コメント
秋晴れや近く見えたり播磨富士
真っ青はこの空の色天高し
日の出待つ山の間を霧流る