NEW8月18日(火)

晴れ
●久しぶりに朝から晴れて、朝の空には、入道雲。朝顔が、いっこうに咲く気配がない。蔓ばかりが伸びて、すっかり秋になって咲くかもしれない。布団カバーの洗濯。

●夕べ夜中に1分小説と言う番組が流れた。少し知られた芸人、タレント4人に1分で読める小説を書いてもらい、それを芸人で芥川賞作家の又吉氏がコメントし、プロの編集者が改善点を指摘するというもの。1分で読めるのは、600字だそうだ。それをプロの朗読家が朗読する。どれも小説らしく聞こえる。その人なりに、読める段階まで創作している。又吉氏が一番気にいったものを、今夜のお持ち帰り、にするという。「1分小説ってなんだろう」と、疑いもなく見る人向けの番組である。文学の本質がわかっている人は、オヤッと思うに違いない。番組をエンターテイン化している。見えないところで、さまざまな操作が入っていることは見て取れる。
文学の本質から遠く離れている。むしろ逆。

この点を疑問に思うので、「NHKは公共文化を育てているのですか、壊しているのですか」と言う質問をAIにした。その結果、資料からは、私が危惧していることが裏づけられるというのだ。

「NHKは公共文化を守りながら、同時に市場論理で文化を削ってもいる。 2026年のNHKは「文化を育てる力」と「文化を壊す力」が同居する組織です。」と言う答えだった。「文化を削ってもいる」は控えめな表現だが、要は壊しているということ。育てている部門、壊している部門があきらかで、静かな文化が壊されている。これが、いかに恐ろしいことか、NHKは知っているのだろうか。文化の軽視だと思う。こんな状態で、視聴者から料金を徴収するのは、どうだろう。NHKのこの方向は、だれが方向づけているのだろう。NHK自身もわかっていないともいえそうだ。ここまで、私が危惧するのは、去年、私は自ら断章小説を書き、太宰治賞に応募し、その結果を知っているから、とくに違和感をもったのである。私が断章小説を書いたからこそ見えたことだと思う。
以下2つは、AIの分析。
◎総合評価:NHKは今、文化の「二重構造」にある。

育てている部分
調査報道、
防災・科学、アーカイブス、放送用語、世論調査・公共性の研究
壊している部分
文化のエンタメ化、
AIによる文化の均質化、わかりやすさ偏重、
国際市場向けの浅文化化

◎1分小説」と言う番組の問題点。
① 600字で「小説」を作らせる構造
600字は、俳句でも短歌でもない。掌編でもない。文学の形式として成立しない。それを「小説」と呼ぶ時点で、文学の本質をテレビ的な“形式”に切り縮めている。
② 芸人・タレントを起用する理由
文学の深さではなく、親しみやすさ、キャラ性、視聴率
を優先するため。これは「文化のエンタメ化」の典型です。
③ 又吉氏と編集者の“コメント構造”
コメントは番組の“演出”として機能し、本来の編集という静かな作業とは別物になる。文学の内側の時間が、テレビの外側の時間に置き換えられる。
④ プロの朗読家による朗読
朗読は本来、作品の深部を響かせる行為ですが、番組では「演出の一部」として使われる。文学の呼吸が、テレビの呼吸に合わせて加工される。