曇り
●病院へ。咳がひどいので、強めの薬にするとのことだった。咳喘息の可能性もあると言われたが、どうなのだ。
●薬がかなり効いて咳が少し楽になった。倦怠感もすくなくなった。自由な投句箱の評価と秀句のコメントを書き込む。
●ヴァレの四行詩の解説の翻訳が気になるが、集中力が必要で、体力を消耗するので、止めておいた。
■6月月例ネット句会/入賞発表■
■6月月例ネット句会/入賞発表■
6月月例ネット句会の入賞発表をいたしました。ご確認ください。入賞の皆様おめでとうございます。https://suien.ne.jp/getsureikukai
伝言・お礼等の投稿は、6月15日(月)~
6月18日(木)
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:髙橋句美子・西村友宏
自由な投句箱の評価方法変更について(7月1日より)
自由な投句箱の評価方法変更について(7月1日より)
日頃よりご投句をありがとうございます。 これまで自由な投句箱への評価は、髙橋正子の任意により毎日行ってまいりましたが、 創作活動と編集作業の時間を確保するため、また体調管理のため、 7月1日より、週2回にまとめて評価する形へ変更いたします。 引き続き丁寧に拝読し、秀句にはコメントを添えます。
添削は希望者のみ、月1回・一人10句までといたします。 投句箱内に「添削欄」を設けますので、添削を希望する句のみ、そちらにお送りください。 要望のない句には添削はいたしません。
これらはすべて年会費3万円に含まれ、追加の添削料は不要です。 無理のない形で、今後も皆さまの俳句を大切に拝読してまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
花冠 髙橋正子
自由な投句箱/6月11日~6月20日
※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
今日の秀句/6月11日~6月20日
6月17日(1句)
★短夜に浸かるひとりの露天風呂/多田有花(正子添削)
この句の良さは、「短夜」にある。短夜という季語が 「ひとりの露天風呂」の時間を ただの孤独ではなく、 濃く、やわらかく、心を沈める場 として 立ち上げているところにある。 夜が短いからこそ、 そのひとときの温度が いっそう大切に感じられるのである。(髙橋正子)
6月16日(2句)
★青柿の落つる音して本を閉ず/土橋みよ
読書に夢中になっていて、ふと青柿が落ちる音に我に帰った。青柿の落ちる音で読書に区切りをつけ、次の家事にかかったのであろうか。文人的なしずかな時間が好もしい。(髙橋正子)
★伊勢海老を真中に据えて夏料理/多田有花
「真ん中に据え」で堂々とした伊勢海老が想像できる。それに合わせた夏料理の涼やかさが目を一段と引いている。(髙橋正子)
6月15日(2句)
★触れられる高さに伸びて蓮蕾/上島祥子
蓮は池の水面から葉がのび、茎がするすると伸び蕾が付く。そのころになると丈の高くなり、「触れられる高さ」になる。実際触れるにしろ、見るだけにしろ、緑の蓮の葉や蕾が身体の周りのある感覚は、夏の涼しさをよぶものだ。(髙橋正子)
★初茄子や風にめくるる献立帳/土橋みよ
おそらく家庭菜園で採れた初茄子であろう。台所には風が通り、献立表がめくられている。今日の料理は初茄子に決まりであろうが、どんな料理になるのか、はやも楽しみである。(髙橋正子)
6月14日(1句)
★縁側にできたて赤福の涼し/多田有花
「縁側」と言う外と内をつなぐ場所に置かれたできたての赤福は、あんをまぶしたへらの角もとがって、見た目にも涼しそうで。それが味にくわわることで、出来立てのおいしさが伝わる。(髙橋正子)
★百合の花全力こめて匂い立ち/廣田洋一
百合の花の強い匂いは、百合の花が全力で匂いを放っているように思える。これは若い人には感じられない、匂いの捉え方であろうが、すなおに感じたところを表現していて好感がもてる。(髙橋正子)
6月13日(2句)
<伊勢内宮>
★六月の風に御幌(みとばり)ふわりと揺れ/多田有花
御幌は神様の居られる神域が直接見えないように幌が張られている。時に風が御幌をふわりと揺らす。その揺れに神様の気配が感じられると言ってもいいだろう。(髙橋正子)
★朝涼しスマホに草の名ひらきけり/土橋みよ
朝の散歩であろう。名前を知らない草があり、スマホで写真に撮って調べると名前がわかる。「ひらきけり」が、草の名のわかる明らかさ、と画面の涼やかさを呼び起こしいて、言葉の使い方が上手である。(髙橋正子)
6月12日(1句)
★向日葵の咲きし分校廃れおり/小口泰與
子どもたちが植えた向日葵の種がこぼれて、廃校になった今も咲き続けている。向日葵のかがやかな生命力に対し、廃校となった校舎のさびしさが対比され、それぞれが際立って世の変遷を感じさせている。(髙橋正子)
6月11日(1句)
<伊勢内宮>
★くちなしの咲くや内宮神苑に/多田 有花
くちなしの花の香気が、内宮の閉じた神域に特別な清らかさをもたらしている。「咲くや」の切れはよい。(髙橋正子)
6月11日~6月20日
6月17日(名)
作業中
土橋みよ
常夏の一輪ひらき夕明かり★★★★
「夕明かり」は背景としてよいが、常套に落ちる危険性があるので、もう一段踏み込むと句のレベルが格段あがります。これは、句の伸びしろです。(髙橋正子)
揚羽蝶石に畳みし翅一重★★★
揚羽蝶の翅がぴたっと畳まれている感じは「翅一重」でわかりますが、実際の質感は「翅一重」ではとらえきれないものがあります。翅の厚み、翅の光り、翅の重さなど。それが少しの違和感として感じられるのが惜しいです。(髙橋正子)
昆布締めの夏の鮃の重さかな★★★
小口泰與
背なの子の指さす方に燕かな★★★
雲早し燕素早く飛びにけり★★★
せめてこの帽子に止まれ糸蜻蛉★★★
多田 有花
<伊勢神泉三句>
苺のせババロア光る銀の匙★★★
「光る」を直接言わないで、「苺のせババロア震う銀の匙」のようにする。「光る」は明快ですが、句が止まって余白がなくなります。どちらがいいかは、好みですが、詩としてみると、「震う」がよいです。(髙橋正子)
短夜に浸かる個室の露天風呂★★★
「個室」は説明的なので、「ひとり」にしてはどうでしょうか。情景をそのまま表出するのではなく、いったん心に入れて出すと違ってきます。(髙橋正子)
伊勢志摩名物並ぶ夏の朝餉★★★
6月16日(5名)
土橋みよ
日向ぼこ前肢を重ね猫眠る★★★
折れ枝の挿し木芽吹けり梅雨の雲★★★
「梅雨の雲」は挿し木が芽吹くと言う手もとの小さい世界から急に大きな雲の世界に飛びます。「梅雨曇」「雲低し」などとすれば、句に馴染みやすいと思います。句の世界を一つにまとめることが必要です。(髙橋正子)
青柿の落つる音して本を閉ず★★★★
上島祥子
俎に朝の音生むプチトマト
プチトマトが俎板に転がっているだけで、音が生まれるように読めます。「朝の音」が抽象的すぎます。(髙橋正子)
猫来るや空き家の庭の梅雨晴れ間★★★
材料はそろっているのに、句の中心がないのが、問題です。(髙橋正子)
梔子の一花毎に足を止め★★★
梔子が並んで咲いて、それを順番に見ているのでしょうか。梔子の香りや白さが滲まず、行動の報告になっています。(髙橋正子)
廣田洋一
木下闇水琴窟の響きおり★★★
「響きおり」が常套的になっているので、ここに作者の感しかたが欲しいところ。(髙橋正子)
バケツにて売られし鯵のこぼれおり★★★
卯の花や次々と散る朝かな★★★
卯の花の散る瞬間が見えると句が一段上がります。(髙橋正子)
小口泰與
すみやかに沼を横切る燕かな★★★
「すみやかに」は横切る燕の速さを言葉で説明してしまっているとことが問題です。(髙橋正子)
利根川の急く水激し夏の山★★★
「急く」「激し」の形態語が二つあり、句が散漫になっています。
燕の子反転するを覚えたり★★★
「覚えたり」は、俳句の言葉より日記の言葉です。(髙橋正子)
多田 有花
<伊勢神泉三句>
伊勢海老を真中に据えて夏料理★★★★
溶岩焼きトマトマリネの添えられて★★★
「添えられ」が説明的。(髙橋正子)
新じゃがと新玉葱の鍋にあり★★★
素材の列挙に終わっている。(髙橋正子)
6月15日(5名)
上島祥子
触れられる高さに伸びて蓮蕾★★★★
引き犬や日傘の中の朝歩き★★★
「日傘の中の朝歩き」は表現に無理があります。(髙橋正子)
夏燕空切る呼吸同じくし★★★
「呼吸同じくし」は、誰と誰の呼吸、あるいは、何と何の呼吸が同じなのか、わかりにくい。「空切る呼吸」は燕が空を切る間合いとも読めますが、その場合は、「呼吸」の言葉がやや不適切です。(髙橋正子)
土橋みよ
空に向くオクラの花や雲流る★★★
雨雫宿すオクラの芯紫★★★★
初茄子や風にめくるる献立帳★★★★
廣田洋一
木下闇地蔵の顔の仄白し★★★
鯵たたき酒を酌みつつ暮れにけり★★★
五月雨やビル群遠くけむりたる★★★
多田 有花
<おかげ横丁二句>
縁台に座してコロッケを食べる★★★
牛串にビールにプリン食べ歩く★★★
<伊勢神泉>
筍の入りたる蛤真丈かな★★★★
小口泰與
山の雨夏の大河の収まらず★★★★
木を切りて全身汗にまみれけり★★★
しなやかに反転せしや軒つばめ★★★
6月14日(3名)
多田 有花
<おかげ横丁三句>
薫風のおかげ横丁ひやかしぬ★★★
新茶あり伊勢茶老舗の店先に★★★
縁側にできたて赤福の涼し★★★★
小口泰與
夏の日を髪膚に浴びて渡渉せり★★★
すぺからくと利根川の鮎遡上せり★★★
葭切の明けの鋭声や曇り空★★★
廣田洋一
百合の花全力こめて匂い立ち★★★★
梅雨晴間川風わたる土手の道★★★
夏蝶や低く飛びゆく川の端★★★
6月13日(2名)
多田 有花
<伊勢内宮三句>
六月の風に御幌(みとばり)ふわりと揺れ★★★★
緑さす内宮やさしき神馬の目★★★
錦鯉ゆったり泳ぐ御池かな★★★
小口泰與
利根川の流れ荒きや夕立風★★★
すへからく夏の日強く射しにけり★★★
利根川を統ぶる水源緑雨かな★★★
土橋みよ
雨細し厨へ蛙の声の来る★★★★
柚子の葉やいずこより来し黒揚羽★★★
朝涼しスマホに草の名ひらきけり★★★★
6月12日(3名)
廣田洋一
先ず客に麦茶出したる応接間★★★
ミニトマト鈴なりに熟れプランター★★★
味噌付けて丸かじりせし胡瓜かな★★★
「応接間」「プランター」は日常に寄り過ぎ、「丸かじり」は説明になっており、句の凝縮が弱いです。(髙橋正子)
多田 有花
<伊勢内宮三句>
紫陽花の並べられたる飾り壇★★★
花菖蒲育てし人と歓談す★★★
夏台風御手洗場(みたらし)へは立ち入れず★★★
素材はよいですが、説明に寄り過ぎです。(髙橋正子)
小口泰與
向日葵の咲きし分校廃れおり★★★★
風薫る奇岩の山の鳥の声★★★
水槽へ増えし目高を分けしかな★★★
6月11日(2名)
多田 有花
<伊勢内宮三句>
六月や見上げて入りぬ伊勢鳥居★★★
宇治橋に夏台風の余波残る★★★★
くちなしの咲くや内宮神苑に★★★★
小口泰與
長き水尾引きて軽鴨進みけり★★★
山風に百合の揺れおり夕間暮れ★★★★
雀色どき冷酒を二合酌む★★★