小雨
●朝起きると雨。ベランダの手すりが濡れる程度だったが、それから本降りになって、また止んだり、降ったりした。
●詩集『帰還』を校了とし、印刷OKのボタンを押した。OKボタンを押す前に、読み返した。どこも問題を感じないで、すっと読めた。もう、直さなくてよいと納得した。間もなく詩集が出ることになる。3月26日から2か月。あっというまに、小さいながら一冊の詩集ができた。奇跡に近い。
夕べ校了してから、シューベルトを聴いた。シフのピアノソナタの21番をやセレナーデ。シューベルトを聴きながら、『帰還』を読んでいると、驚くことだが、不思議なほど『帰還』の呼吸に響き合う。『帰還』は旋律こそないが、音楽的呼吸があると思えた。
●詩集の贈呈先のリストを作る。スマートレターで送るのがよさそう。
※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
5月21日(1句)
★茉莉花の路地一筋を抜けにけり/廣田洋一
梅雨入り前の湿り気のある路地、あるいは、晴れた日の路地、どちらとも成立する句です。つまり、季語が景色として落ち着いているのがいいです。「抜けにけり」には、香りの余韻を引くような感じがあります。「一筋」にも匂いの感覚が読みとれます。(髙橋正子)
5月21日(3名)
小口泰與
甘そうな杏子に朝日煌煌と★★★
句材のセンスがとても良いです。「甘そうな」は、読者には伝わりにくいのが惜しいです。「煌煌と」が強すぎます。一語が強すぎるのを抑えるとよいです。(髙橋正子)
上枝より落ちたる雫緑雨かな★★★
この句も「上枝より落ちたる」が「緑雨」と言う格調ある季語に対して弱すぎます。逆に言えば、「緑雨」の一語が強すぎます。(髙橋正子)
着飾りて子の静けさや風薫る★★★
「着飾りて」が曖昧です。どのように着飾っているのか伝わりにくいのが惜しいです。着物なの、祭の衣装なのか、など。(髙橋正子)
多田有花
ごま豆腐湯葉豆腐食ぶ夏の宵★★★
別府湾の青さを望む夏の朝★★★
<観光列車36ぷらす3>
漆黒の車体輝き夏はじめ★★★
素材のセンスはも良く、イメージがはっきりして力がありますが、「動詞」が説明に寄っています。「食ぶ」「望む」など。これを省く方向で句をまとめるとよいです。(髙橋正子)
廣田洋一
茉莉花の路地一筋を抜けにけり★★★★
少しだけ街の明かるく更衣★★★
フランスパン抱えて帰る麦の秋★★★
「フランスパン」に対して「麦の秋」の情景が広がり過ぎが惜しい。(髙橋正子)