※当季雑詠(夏・秋)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
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※投句は一日1回3句までといたします。
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「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。
(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子
9月2日(2句)
★とどまれば鵙の鋭声の聞こえけり/小口泰與
鵙の声は鋭いけれど、広い空や、街の騒音のなかでは、気をつけていなければ、聞き逃す声です。立ち止まると、鵙の鋭い啼き声が聞こえます。秋の澄んだ空気がよく感じられます。(髙橋正子)
★小魚の群れておりたる秋の潮/廣田洋一
秋の潮を覗くと、小魚の群れが見えます。小魚の動きもあざやかです。深く澄んだ秋の潮が小さい命を育んでいる透明感がきれいです。(髙橋正子)
9月1日(3句)
北海道より帰る
★施錠せし厨の窓にかぼちゃの花/土橋みよ
旅行の間、施錠した家は時間が止まったようにしんとしていました。ところが、生活の匂いが濃い厨の窓には、南瓜の蔓が伸びてきて花が咲いています。旅の終わりと、新しい日常の始まりが同時に立ち上がる一句です。(髙橋正子)
★蜩や茶柱立つる昼の卓/廣田洋一
蜩は秋の季語で、夏から秋へ移り変わる静けさと寂しさがあります。静かな昼の卓で淹れたお茶に茶柱が立ち、静かな良い兆しの変化があります。季節の移ろいと生活のささやかな幸運が、ひとつの卓上に静かに集まっている句です。(髙橋正子)
★田はすでに二百十日の稔りの色/多田有花
「すでに」が効いています。二百十日の厄日は、以前は稲穂の出る時期でしたが、昨今では穂も稔の色となっています。その色に安心
の気持ちが湧きます。不安の季節が、いつのまにか安心の色へと変わっていたことを気づいた句です。 (髙橋正子)
9月2日(4名)
多田有花
霧晴れて朝日は山の背後より★★★
マゼンタの朝顔斜めに揃い咲く★★★
涼新た中世ドイツの歌を聴く★★★
小口泰與
夜の霧や原稿用紙白紙なる★★★★
つるみたる蜻蛉水面をつんつんと★★★
とんとんと塀を歩くや石たたき★★★
とどまれば鵙の鋭声の聞こえけり★★★★
との曇る浅間の空や冷ややかに★★★
早朝の鳥の鋭声や秋の沼★★★
廣田洋一
梨の実や手に包みたる陽の温み★★★
小魚の群れておりたる秋の潮★★★★
秋鯖のよき締め具合酒を酌む★★★
上島祥子
蜻蛉の向かい合わせの風の央★★★
蜻蛉の水路のカーブに沿いて翔び★★★
耳ゆるむ長湯に届く虫の声★★★
9月1日(3名)
土橋みよ
小樽発新潟行きフェリー
秋新月瀬棚に揺れる障害灯★★★
積丹半島
雲間より秋日一条波の上★★★
北海道より帰る
施錠せし厨の窓にかぼちゃの花★★★★
廣田洋一
静まりて茶を喫したり防災の日★★★
蜩や茶柱立つる昼の卓★★★★
温燗をちびちび呑みし夜長かな★★★
多田有花
八月尽木槿の花の咲き続く★★★
木歩忌や人影を消す火の旋風★★★
田はすでに二百十日の稔りの色★★★★
9月2日
土橋みよ
函館湯倉神社
杖突かず登る参道に初紅葉
80年前の修学旅行を想う
二合目のおにぎり秋の駒ケ岳
野幌原始林にて源氏物語賢木巻を思う
野幌の森松風に虫の声
9月2日
「初紅葉」の淡さ、美しさに対して、「杖突かず」が説明的になっています。言葉を少し選ぶ必要があります。