NEW自由な投句箱/7月1日~7月10日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

NEW今日の秀句/7月1日~7月10日

7月1日(2句)
★土手道に風生まれたり待宵草/廣田洋一
句が生まれた場所が涼やかに思われます。土手道、風生まれ、待宵草の言葉のやさしさが、句にそよぎを生んでいるのがよいです。(髙橋正子)

★夏野来て道細りゆく国境/小口泰與
夏野をはるばるやって来て、国境に来ると道も細っていき、心細さが湧いてくる。国境と言う特別な場所での思いが伝わってくる。

 

NEW7月1日~7月10日

7月1日(3名)
廣田洋一
朝日浴び同じ姿の百日草★★★
ペチュニアや雨に打たれてペチャンコに★★★
土手道に風生まれたり待宵草★★★★

小口泰與
夏野来て道細りゆく国境★★★★
老農の夏陽を背負い畑を打つ★★★
浅間山覆う夏雲ただならず★★★

多田 有花
潤みつつ梅雨満月の昇り来る★★★★
起床して窓開け放つ夏の朝★★★
虹色の剣地に立てりグラジオラス★★★

自由な投句箱・添削教室/7月1日~7月10日

■自由な投句箱・添削教室について■
〇自由な投句箱に投句された句は、★印の評価のみで、添削いたしません。
〇添削をご希望の方は、一人、一か月10句以内で添削をいたします。
ご希望の方は、コメント欄にお書きください。一度に10句でなくても結構です。
花冠代表 髙橋正子

※「自由な投句箱・添削教室」は、花冠会員用ですので、ご了承ください。

■添削/7月1日~7月10日■

7月1日
●小口泰與
〇空梅雨の上州の山くっきりと★★★

〇滑らかに田植機駆ける田植かな(原句)
田植機が滑らに動いている様子ですが、「駆ける」は、速く走る意味ですので、そこまでのスピードはないと思えます。適切な語を選ぶ必要があります。
◎滑らかに田植機進み田植かな(正子添削)

〇まなかいの三山見事夏の朝(原句)
「見事」が散文てきなので、ここをなおします。

◎まなかいの三山あざやか夏の朝(正子添削

自由な投句箱の評価方法変更について(7月1日より)

自由な投句箱の評価方法変更について(7月1日より)
日頃よりご投句をありがとうございます。 これまで自由な投句箱への評価は、髙橋正子の任意により毎日行ってまいりましたが、 創作活動と編集作業の時間を確保するため、また体調管理のため、 7月1日より、週2回にまとめて評価する形へ変更いたします。 引き続き丁寧に拝読し、秀句にはコメントを添えます。

添削は希望者のみ、月1回・一人10句までといたします。 投句箱内に「添削欄」を設けますので、添削を希望する句のみ、そちらにお送りください。 要望のない句には添削はいたしません。

これらはすべて年会費3万円に含まれ、追加の添削料は不要です。 無理のない形で、今後も皆さまの俳句を大切に拝読してまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
花冠 髙橋正子

自由な投句箱/6月21日~6月30日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子

今日の秀句/6月21日~6月30日

6月30日(3句)
★短夜や亡母(はは)より電話来たりける/廣田洋一
明け易い短夜。亡き母から電話が来た夢を見た。母へのかそかな思いが「電話きたりける」によって、よく伝わってくる。(髙橋正子)

★蚊取線香つけて夕餉に向かいけり/多田有花
この句の面白さは、「夕餉に向かいけり」。蚊取線香をつけ、食卓の準備もでき、用意万端で「夕餉に向かう」のである。その特別感が、夏の夕べに時間をゆたかに思わせてくれる。(髙橋正子)

大中寺
★山門を仰ぎ浴びけり青時雨/土橋みよ
大中寺の前書きが効いていて、山門を「仰ぎ」、その山門が高いので、梅雨の雨を浴びてしまったのだ。青時雨の言葉も美しく、よく整った一句。(髙橋正子)

6月29日(1句)
★送電線の管理忙し梅雨晴間/多田有花
たとえ見たとしても、句に起こすことを思いつかない場面ですが、それを見逃さず、句にしたのは、生活詠として見事です。梅雨の晴れ間にすることは、洗濯ばかりではない、送電線の管理もそのひとつ。人間生活の多様さがわかる句です。(髙橋正子)

6月28日
※該当句無し

6月27日(1句)
★水田へ映り来たるや大夕焼/廣田洋一
「映り来たる」の「来たる」に夕焼けの大きな動きが宿り、水田へと迫る光の広がりが鮮やかに立ち上がっている。(髙橋正子)

6月26日(1句)
★梅雨の朝支度に馴染む雨の音/上島祥子
梅雨の雨が降り続くと、それが毎日のこととなり、日常となる。

雨音が朝の支度の手元に自然と溶け込み、梅雨の深まりが静かに立ち上がっている。(髙橋正子)

6月25日(3句)
★履きなれし白靴磨き旅支度/廣田洋一
旅に出る前のわくわくした気持ちが、白靴を磨くことに始まっている。「白靴」であるので、軽やかな夏の旅が想像できる。気持ちが軽やかなのがいい。(髙橋正子)

★しし唐や葉裏葉裏に実の伸びて/土橋みよ
しし唐が育ってゆくのを楽しみにしていることが無理なく伝わってくる。どうかなと葉裏をひとつひとつ見てゆく仕草に、植物に対するやさしさが見える。(髙橋正子)

★亀の子の腹見せ手足ばらつかせ/小口泰與
亀の子を面白がって見ているのだろう。亀の子の動きの観察がこまかく、読んでいるものにも、亀の子の様子がじかに伝わる。「ばらつかせ」はユーモアがあって、楽しくなる。(髙橋正子)

6月24日(3句)
★熱々の天ぷら海老鯛夏野菜/多田有花
「熱々」がまず上五に置かれ、揚げたての熱さが読む者にじかに伝わってくる。上五に置いたのは成功である。説明語がなく、名詞を見た順に並べただけで成立した成功の俳句。てんぷらのからりと揚がった感じと響き合っている。(髙橋正子)

★夏空に聳ゆる浅間清清し/小口泰與
夏空と清清しで、景が一気に清涼になり、聳え立つ浅間山が濁りなく詠まれているのがよい。これも句に説明語がないからである。(髙橋正子)

★青々と唐黍畑の広がれり/廣田洋一
「青々と」が上五に置かれ、唐黍の茂る葉の量感がまず読み手に伝わってくる。これは「青々と」感じた作者の気持ちが強く、率直に言い表わされたもので、それでこの句は十分なのである。「広がれり」がさらりとして、唐黍畑に吹く風の感じが表現されている。(髙橋正子)

6月23日(2句)
★とんぼうの好む石らし法の池/廣田洋一
とんぼは、しばらく観察していると、例えば石があると、飛び立っては、また戻り同じ石に止まることを繰り返すことがある。その様子から、とんぼは、あの石が好きなんだろうと思いが至る。とんぼと同じ世界に入る楽しさがある。(髙橋正子)

★夏負けや友の土産のメロン割る/土橋みよ
夏負けで体がしっかりしない。友が土産に持ってきてくれメロンを楽しみ冷やしていたのか。こんな時こそ食べようと割った。みずみずしいメロンが涼しげな果肉が想像できる。(髙橋正子)

6月22日(3句)
★茄子の葉の深みに潜むミスジ蝶/土橋みよ
「茄子の葉の深み」にミスジ蝶の息づかいが聞こえるようで、ここは実景が目に見えるようで効果的な表現。(髙橋正子)

★山風に忽と鳴きけり時鳥/小口泰與
「時鳥」は鳴くときは、ひっきりなしに鳴いているイメージがあるが、この句は、「忽と」鳴きけりなのだ。不意に鳴く時鳥は山風に誘われるように鳴いている。時鳥と山風の触れあいが自然の奥行を感じさせてくれている。(髙橋正子)

<伊勢神宮外宮>
★花菖蒲満開外宮まがたま池/多田有花
「まがたま池」が外宮の神聖さをそのまま感じさせている。そこに紫色の花菖蒲が満開で、「紫色」のあふれて、まさに神域の気配が
立ち上っている。語彙の並列だけからも、句が成り立つ妙がある。(髙橋正子)

6月21日(2句)
<お木曳陸曳>
★丁寧に陸曳の綱巻き涼し/多田有花
「丁寧に・・巻き」には、陸曳の丁寧な観察がある。行事の際にはその雰囲気に飲まれて、丁寧な観察は難しいが、冷静に景色を見ていて、神聖さが醸す「涼し」に広がりがあるのがよい。(髙橋正子)

★柿の花こぼるる数や石段へ/小口泰與
見たところの情景が素直に写生され、それがこの句の涼し気な気配にマッチしている。句意は平易で誰にもわかり、景色も皆に共有される景色。それが濁らずに伝わるのがよい。(髙橋正子)

6月21日~6月30日

6月30日(4名)
小口泰與
翡翠の確かな狙い山女獲る★★★
利根川の初夏の流れの荒きかな★★★
草原のただ中にある泉かな★★★

廣田洋一
短夜や亡母(はは)より電話来たりける★★★★
巻寿司を二本足したる夕餉かな★★★
プランターの縁より跳ねて金魚草★★★

多田 有花
蚊取線香つけて夕餉に向かいけり★★★★
売り家の看板揺らす夏の風★★★
オリエンタルリリーや木陰に寛ぎぬ★★★

土橋みよ
大中寺
山門を仰ぎ浴びけり青時雨★★★★
葉隠れに花紫蘇白し朝の庭★★★
水玉や紫御殿の葉の涼し★★★★

月29日(4名)
小口泰與
確かなる朝の陽ざしや通し鴨★★★
縁台に酒たしなむや夕日影★★★

山裾に黄昏を知る麦の秋(原句)
山裾に黄昏来たり麦の秋(正子添削)

多田 有花
送電線の管理忙し梅雨晴間★★★★
夏草刈る雨の近づく河川敷★★★
逃さずに干し物をする梅雨晴間★★★

廣田洋一
紫陽花や一つの毬に三色有り(原句)
紫陽花や一つの毬に三色かな(正子添削)

翡翠や水面かすめて飛び去れり★★★
夏草や土手を覆いて風を呼ぶ★★★

川名ますみ
昼顔の濡れし白さよ雨上がり★★★
昼顔の濡れたる白へ陽の来たる★★★

昼顔の上向きばかり雨上がり★★★
昼顔の上向きばかり雨匂い(添削例)(嗅覚)
どの句も、きれいにまとまっています。もう少し対象へ近づいたり、触れたりするとよいと思います。それは、どういうことかと言いますと、ものごとを五感で感じるということです。(髙橋正子)

6月28日(3名)
小口泰與
たくましき利根の源流蜻蛉発★★★
たぐいなき赤城のすそ野風薫る★★★
たけなわや市民プールに夏灯★★★
「たけなわ」が抽象的すぎるので惜しいです。(髙橋正子)

多田 有花
台風の三つ近づくこの六月★★★
明早しまず目覚めける鳥の声
「鳥の声が目覚める」は、少し、違和感があります。(髙橋正子)

茄子の紺に白き片栗粉をまぶす★★★

廣田洋一
相輪の光る伽藍や夏の空★★★
コーヒーの湯気に逆らう小蝿かな★★★
水中花息するごとく伸びゆけり★★★

6月27日(3名)
多田 有花
梅雨台風最接近の町内放送★★★
梅雨台風ふたつ近づく週末に★★★
青梅雨に全身浸かる心地なり★★★★

廣田洋一
シュ-ト決め歓声上がる夏の空★★★
川縁の水田埋むる梅雨出水★★★
水田へ映り来たるや大夕焼★★★★

土橋みよ
茄子の葉の雨を抱えて雲間近★★★

庭野菜雨粒重し梅雨晴間(原句)
梅雨晴間雨粒重く庭野菜(正子添削)
「庭野菜」「雨粒重し」「梅雨晴間」がそれぞれ切れて並んでいます。これを避けるために添削しました。(髙橋正子)

胸に添う紐細きまま更衣(原句)
胸に添う紐の細きよ更衣(正子添削)
「細きまま」は文法的には成り立っていますが、なぜ「細きまま」七日、曖昧です。(髙橋正子)

6月26日(3名)
小口泰與
燕来る約束守る人うれし★★★
隣より大たかんなを頂きし★★★★
山風に蜘蛛の巣揺れし川辺かな★★★

多田 有花
風の音今日は高かり梅雨晴間★★★
飛ぶ鳥の影や道路に夏の朝★★★
暁に盛んなるかな時鳥★★★

上島祥子
薄明かり天鼓に目覚める雨の朝★★★
笹弾む音のみ聴いて梅雨の朝★★★
梅雨の朝支度に馴染む雨の音★★★★

6月25日(4名)
廣田洋一
履きなれし白靴磨き旅支度★★★★
五月雨や滴光らせけやきの木★★★
梅雨空に強震来たる陸奥の国★★★

多田 有花
スプーンまで冷やしゼリーの出されおり(原句)
「おり」は状態そのままを言うので、少し感情を入れて「けり」(終止形)あるいは「ける」(連体形)にすると余韻が生まれます。(髙橋正子)
スプーンまで冷やしゼリーの出されける(正子添削)

午後からは風雨の強くなりき梅雨★★★
短夜や夢見る間もなく過ぎにけり★★★

土橋みよ
箸涼し麺まだ固しと母の言う★★★
しし唐や葉裏葉裏に実の伸びて★★★★

雨上がる庭の野草のひかりおり(原句)
雨上がる庭の夏草ひかりおり(正子添削)
もとの句は季語がないので、季語を入れました。(髙橋正子)

小口泰與
太白の湖に浮かぶや風薫る★★★
亀の子の腹見せ手足ばらつかせ★★★★
大沼へ太白浮かべ夏の暁★★★

6月24日(3名)
多田 有花
青紫蘇に刺身載りたる昼定食★★★
熱々の天ぷら海老鯛夏野菜★★★★
出汁巻き卵盛られて出さる夏料理★★★

小口泰與
郭公やすそ野の長き赤城山★★★
夏空に聳ゆる浅間清清し★★★★
空さまの黒き点より燕かな★★★

廣田洋一
青々と唐黍畑の広がれり★★★★
氷水抹茶の緑澄みにけり★★★
青芝にカップ取り合う異国かな★★★

6月23日(4名)
廣田洋一
夕蛍群なし光る三溪園★★★
青芝の匂い立ちたる雨上がり★★★
とんぼうの好む石らし法の池★★★★
「石らし」の推量の意味の「らし」が句を弱くしています。ここは思い切り、
とんぼうの好む石あり法の池 
の方が像がしっかり立ちあがります。(髙橋正子)

小口泰與
しつかりと洗われたるや花榊★★★
降り続く雨に現わる百日紅★★★
我が里に忽と日照雨や額の花★★★
「しっかりと」「忽と」など、説明語が多いのが問題です。(髙橋正子)

多田 有花
太巻きの寿司をいただく夕餉かな★★★
泥くわえ巣を修復の夏つばめ★★★
ミニトマトにふわもち食パンの朝★★★

※素材はいつも良いのですが、説明してしまう癖(=事実をそのまま言葉にしてしまう)があります。これを直さないと俳句の余白が生まれません。(髙橋正子)

土橋みよ
夏負けや友の土産のメロン割る★★★★
熟れすぎのメロン割りたる夕厨★★★
薄暑かな卵ほどける粥の鍋★★★

6月22日(4名)
土橋みよ
茄子の葉の深みに潜むミスジ蝶★★★★
触角の伸びし蝶の飛び立てり★★★
ブルーベリーの房のしなりや梅雨晴れ間★★★

小口泰與
大滝の底いは見えず日の光★★★
山風に忽と鳴きけり時鳥★★★★
畦ごとに水を注ぎし夏の朝(原句)
畦ごとに水を注げり夏の朝(正子添削)

廣田洋一
鯉の群二つに割れて夏の川★★★★
茅の輪潜り作法教うる母の居て★★★
老酒に杏仁豆腐暑気払い★★★

多田 有花
<伊勢神宮外宮>
花菖蒲満開外宮まがたま池★★★★
<赤福外宮前店>
パイナップル大福で締め伊勢の旅★★★
梅雨に入る中を伊勢志摩ライナー来る★★★

6月21日(2名)
多田 有花
<お木曳陸曳三句>
万歳三唱青葉若葉の北御門★★★
丁寧に陸曳の綱巻き涼し★★★★
涼風の過ぎゆく遷宮御敷地★★★

小口泰與
柿の花こぼるる数や石段へ★★★★
そこはかと生りし杏子に野鳥かな★★★
隠沼のそこはかとなく夏の暮★★★

自由な投句箱/6月11日~6月20日

※当季雑詠(夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子