8月2日(3名)
多田 有花
蓮育てし人と会話の日の出どき
「育てし」が説明で、季節も曖昧です。「咲かせし」にしてはどうでしょうか。咲いている季節に焦点があたります。(髙橋正子)
須磨沖をゆく帆船や夏盛ん★★★★
着陸す入道雲を背景に★★★
何が着陸するのか、読み手に委ねすぎです。(髙橋正子)
小口泰與
鮎釣りの長き釣竿たもとおる★★★
暑き日を髪膚に浴びし沼の釣★★★
鮎釣りの長竿重し風の中★★★
廣田洋一
夫婦して木の枝払ふ朝の庭★★★
代表選手旗振り送る夏の空★★★
チェンソーや杉林へと枝払う★★★
惜しい句です。(髙橋正子)
8月1日(4名)
廣田洋一
ふわふわと尾びれの白き金魚草★★★
団地の風捉えて揺るる夾竹桃★★★
園児らの今日も挨拶百日草★★★
どの句も素材は良いですが、俳句としての焦点が少し甘いので惜しいです。(髙橋正子)
多田 有花
不如帰一声鳴いて八月に★★★
朝涼や巣立ち間近の雛つばめ★★★
万国の蓮を咲かせる休耕田★★★★
「咲かせる」が説明的なので「咲かせる」では、蓮の花の様子が想像しにくいです。「咲かせる」は省略可能です。蓮の広がりをどう一句に凝縮するかが鍵。(髙橋正子)
【改作】万国の蓮に朝日や休耕田/多田有花
小口泰與
赤城より風の道あり植田風★★★
たもとおる利根の川原や鮎釣師★★★
一瞬に沼を横切る夏燕★★★
句材は良いですが、言葉の選択で損をしています。(髙橋正子)
土橋みよ
北海道大学キャンパス3句
風涼し古き校門人絶えず★★★
青葉風学生走る構内路★★★
水掬う夏川かつて鮭のみち★★★
句の焦点が散っているで惜しいです。(髙橋正子)
コメント
正子先生
「万国の蓮を咲かせる休耕田」に
ご指導をいただきありがとうございます。
近所の休耕田で水システムを構築しさまざまな
種類の花を咲かせておられる方があります。
これほど蓮が多種多様であったかと驚きます。
日の出の頃にここへ見に行きました。
「万国の蓮に朝日や休耕田」としてみました。