8月4日(1句)
★振り返る猫に三歩の夕涼み/土橋みよ
ちょっと庭先に出たのでしょう。三歩の小さな夕涼みが、ゆとりを感じさせてくれます。振り返る猫と目があったのでしょうか、夕方の涼しいひとときです。(髙橋正子)
8月3日(2句)
★水面をすれすれに飛ぶ夏燕/小口泰與
水面をすれすれに飛ぶ燕の姿が、涼しそうです。夏燕が生き生きしています。(髙橋正子)
★金色の夕日を通す夏柳/上島祥子
視覚的に美しい景色です。金色の夕日、夏柳も静かさ。ひととき、作者だけが捉えた景色と思われます。(髙橋正子)
8月2日
★須磨沖をゆく帆船や夏盛ん/多田有花
「須磨」の地名のゆかしさが読みとれ、夏の盛りの沖をゆく帆船の帆の白さが印象に残ります。夏沖の爽快さが伝わります。素直に景が立ち上がり、季語が生きている秀句です。(髙橋正子)
8月1日
該当句無し
コメント
正子先生
「須磨沖をゆく帆船や夏旺ん」を
8月2日の秀句にお選びいただきありがとうございます。
7月29日の午前11時前ごろJR神戸線の窓から外を眺めていると、
明石海峡大橋を過ぎたところで、沖を航行している帆船が見えました。
ヨットではなく2本マストの帆船です。
AIの助けを得て調べたところ、この船は「帆船Ami」と判明。
日本では数少ない2本マストのトップスル・スクーナーです。
三浦按針(ウイリアム・アダムス)の足跡を辿り航海の途中でした。
7月25日に静浦港を出港、8月17日に漂着の地・臼杵黒島に着きます。
有花さん、すごいものが見れましたね。帆船が見れるなんて!
正子先生
8月4日の句にコメントを頂戴し感謝申し上げます。足利の隣の家から来た高齢の猫と初めて留守番をすることになり、お互いに緊張して過ごしました。日が落ちかけてきた頃、猫は一歩歩いては振り向いて私が付いてくるのを確認してまた歩き出す、ということを繰り返しているうちに、夕方の涼しい時間が過ぎておりました。情景を推し量って頂きありがとうございました。