●花冠7月号(No.375)雑詠投句依頼 NEW!

●花冠7月号(No.375)雑詠投句依頼 NEW!
今年も梅雨入りがまじかとなりました。最近の気温の急な変化に、体調をこわされておられませんか。
花冠7月号(No.375)の発行準備を進めております。つきましては、
下記の要領で雑詠投句をよろしくお願いします。
  記
期日:本日より6月15日(月)まで。
投句場所:下のコメント欄
内容:雑詠15句(以前俳誌「花冠」に投句された句はご遠慮ください。

2026年6月6日
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 高橋秀之
    2026年6月8日 21:35

    朝に掃き夕に掃いても落ち葉あり
    澄み渡る冬空を行く鳥の群れ
    大根の煮物みそ汁食卓に/
    七草の湯気の向こうに妻がいる
    直会や窓の近くに梅の花
    ふと見れば陽ざしの先に新芽あり
    朝食に添える八朔瑞々し
    新緑に差し込む光手を翳す
    春海へ汽笛響かせ船出づる
    鯉のぼり未来を繋ぎ大空へ
    昼下がりまた一頭の揚羽蝶
    友だちと発つバスの窓初夏の星
    こんがりと香る藁焼き初鰹
    自転車を止める音あり初夏の夜
    夏空を向こうに回る観覧車

  2. 高橋秀之
    2026年6月8日 21:36

    申し訳ございません。
    大根の煮物みそ汁食卓に/
    の末尾の/は誤植です。
    削除してください。

  3. 多田 有花
    2026年6月12日 9:29

    草原に青き輝き竜胆咲く
    朴落葉踏み天文台への道
    松すべて雪吊をしてお正月
    寒雀おのが距離持ち集いおり
    春立つ日風受け馬車道修築碑
    早春の枝にハンギングバスケット
    見下ろせば足下に海峡春の波
    シャベル一本余寒の土に刺さりけり
    ぽっと咲く忘れられたるヒヤシンス
    枝垂桜瀬音に近く咲きにけり
    春たけて山の最もいきいきと
    くっきりと晴れたり八十八夜かな
    快晴の夏野の広さを楽しみぬ
    薫風や小さき露天の湯に入りぬ
    関門海峡五月の潮の流れかな

  4. 上島祥子
    2026年6月12日 21:37

    冬晴れや松に置かるる長梯子
    注連縄の香り新たに古神棚
    雪雲の伊吹山越す厚みかな
    節分の青空広く鈴鹿まで
    振袖の一日終える寒茜
    春宵の蒼空月に滲むかな
    緋桜に声置く鳥の影速し
    水門に銀の波生み春の川
    春寒の松葉の尖や庭の朝
    斑雪伊吹の谷に目覚む蒼
    春祭神馬の瞳の潤むかな
    花残る枝に繋がる祭馬
    ペデュキアを子に彩らるる昭和の日
    囀りの中に耳立つ猫の朝
    禅院に夏鶯の声清し

  5. 髙橋正子
    2026年6月13日 21:46

    test

  6. 廣田洋一
    2026年6月14日 8:42

    薔薇の香や歩を合わせたる二人連
    声合わせ友の名呼べる競泳会
    参道の神の息吹や風薫る
    紫陽花や毬のふんわり膨らみぬ
    沈む陽の海を眺めつ麦酒汲む
    流木の橋に絡まる夏の川
    土手道や止まりては飛ぶ揚羽蝶
    青き身を水に映せる糸蜻蛉
    草刈りし沿道に立つ匂いかな
    老鶯の声澄み渡る明治村
    白雲を映して光る植田かな
    サラダには欠かせぬ品や胡瓜揉み
    梅雨晴間テニスボールの音高し
    夏蝶の取り込まれゆく茂りかな
    昼顔や金網沿いに広がりぬ

  7. 柳原美知子
    2026年6月14日 11:41

    石蕗の花潮風に咲き海に向く
    冬晴れの海峡に響く鳶の声
    餅搗けるまでドラム缶の火を囲み
    初山河日差しへ押し行くベビーカー
    藻塩振り七草あおあお粥炊ける
    冬芽伸ぶ石鎚山の空あおく
    庭中の雪解雫の音へ出る
    川波のひかりへ枝垂れ初桜
    すわり初め春日に笑むや乳歯二本
    穂の出揃い夕日をゆらす青麦畑
    指で割く釣果の豆鯵さくら色
    窓若葉水を流して厨事
    寺の猫麦秋の門に暮れ残る
    鯉のぼり石鎚山へ初泳ぎ
    青鷺の明けゆく水に佇つ忌日

  8. 藤田洋子
    2026年6月15日 13:43

    銀杏散り尽し街空澄む碧さ
    窓拭いて空の青さに師走来る
    掃初めの門辺に迎え新生児
    幼子ら嬰児囲み松の内
    水浅き疎水の岸に桜の芽
    芽柳の風に揺れ初むほどの丈
    梅の香の杜に初着の赤子抱く
    梅咲いて道後に軽き下駄の音
    子らの声風に散らばり花は葉に
    花屑の光るさざ波岸へ寄す
    豌豆の咲き上りゆく蔓の先
    余花の雨遺せし文庫そっと閉ず
    植付けし蜜柑若木の花真白
    濯ぎもの蜜柑の花の香の近く
    水揚げし芍薬ほどけ師を偲ぶ

  9. 土橋みよ
    2026年6月15日 16:12

    1. 手に掬う湯の柔らかき蜜柑風呂
    2. 初東風やピアス揺らして来たる友
    3. 柄杓持つ手に春寒の水澄める
    4. 紅梅の雪より咲けり庭深く
    5. 石陰を蹴るセキレイや水温む
    6. 小豆粥ふつふつ煮ゆ夕厨
    7. 沖の果て尾を引く春の箒星
    8. 庭帚置けば広がる春夕焼
    9. 雨細し厨へ蛙の声の来る
    10. 赤本を開く指先若葉風
    11. 檸檬葉の陰より出づる黒揚羽
    12. 豆植えし庭へ静かに夜半の雨
    13. 夏の市蟹の泡氷にこぼれけり
    14. 朝涼しスマホに草の名ひらきけり
    15.青山椒しごく指先香りけり

  10. 川名ますみ
    2026年6月15日 22:36

    花冠375号(7月号)雑詠投句

    冬灯夜を切り取りて黒猫来
    白梅のひらき川辺の明かり初む
    紅梅を透かしカーテン真新し
    花柄のラグを春待つリビングに
    節分や影絵のごとき宵の富士
    春の雨仏語の単語帳つづる
    ものの芽の出る土の香日毎濃く
    ぺんぺん草こまかき光放ちけり
    煮びたしの出汁ほの甘し春きゃべつ
    山桜明るき雨のしらしらと
    花の雨ときに止めたる車椅子
    新しき飛花ばかりなる水たまり
    花の雨寄り添い宿る山羊二頭
    木の芽風遙かな空のひかりより
    石楠花の玻璃一枚を咲きあふる

  11. 髙橋正子
    2026年6月15日 23:01

    西村友宏

    日が射して枯葉がひらり吾子の手に
    はじめてのおすわり祝す冬日和
    初空や吾子と見上ぐる朝の径
    春日差す立たんと幾たび吾子の足
    春の朝伝い歩きに起こされぬ
    桜満つ川に沿いゆく吾子の笑み
    冬日差す棚につかまり立ちの吾子
    冬日向ベビーカー揺れ眠りけり
    淡雪や子の指す先の空の白
    白息の連なる朝の遊歩道
    桜祭り太鼓の音に吾子も揺れ
    若葉風ベビーカーの吾子弾む
    熱の子や冷奴をほおばりぬ
    青葉風手を離れたる吾子一歩
    更衣吾子の半袖風を切る

  12. 友田 修
    2026年6月16日 5:28

    花冠375号(7月号)雑詠投句
    遅れて申し訳ありません。

    1.冬紅葉蹲に浮き沈みけり
    2.大寒や小径に白き花ありて
    3.深呼吸一つ大きな冬の月
    4.枯れ葉舞う地に揺らぎたる月の影
    5.白壁に霜と乾ける泥の跡 
    6.月明り足にまとわる春の泥
    7.アスファルト割れてまとわる春の泥
    8.ひとひらは幹に留まる桜かな
    9.霧雨や枯葉のしなる石畳 
    10.寒月や樹々の狭間に隠れをり
    11.有明やカーテン越しの四日かな
    12.啓蟄や公園のひかり子ら遊ぶ
    13.枝垂れ梅ひかりと風を集めおり
    14.春風に倒木柔く崩れおり
    15.春風やそばをカラスの低く飛ぶ

  13. 吉田 晃
    2026年6月16日 22:49

    花冠375号 雑詠15句

     1 初明り母の煮しめの匂う頃
     2 郵便夫のる年賀の船が島へ
     3 春の雲森の息吹を急がせる
     4 沢蟹のもぐる水底春の谷
     5 春窓に珈琲豆挽く喫茶店
     6 整地され春には家の建つ田圃
     7 麦秋の平野に立てば青い海
     8 刈り終えて麦の匂いの残る畑
     9 放たれて光の筋になる稚鮎
    10 潮風に興居島枇杷の色づける
    12 紫陽花の白へきらきら名残雨 
    13 水脈引いて青き蜜柑の島漁船
    14 夏薊野を駆け遊ぶ子の足へ
    15 子の好きなスモモ供える夏座敷   

  14. 髙橋正子
    2026年6月17日 12:24

    小口泰與
    星出でていよよ浅間の雪光る
    波たつや心許なき残り鴨
    利根川の荒波消える帰雁かな
    池の水けがし群れたる蛙の子
    いっときの空の蒼さや燕舞う
    夕暮れや窓に映りし飛ぶ燕
    松風に誘われて鳴くまつくぐり
    花びらに蘂の影あり二輪草
    九十九折のぼりて浴びる若葉風
    鳴き声の湖面に乗りて夏の鳥
    郭公や緑あふるる森の木木
    向日葵の咲きし分校廃れおり
    遠き日の夏合宿へと夜汽車かな/小口泰與
    雨の日も空にあがりて鳴く雲雀/小口泰與
    鳥声を抜けて鴬高らかに/小口泰與

  15. 髙橋正子
    2026年6月18日 14:25

    髙橋正子
    冬枯れて芭蕉の旅の終わらざる
    翡翠の青を珠とし枯枝に
    啄木鳥のいつまで叩く山枯れて
    池底のもろもろ透かし冬の水
    堰落つるまでの力を冬の水
    冬ざれて湿地をめぐる水の音
    節分の夜空月光得て青し
    湯上りの子のさっぱりと大晦日
    みどり児を抱けば全身いちごの香
    汗の子の不意に目覚めて大きな瞳
    雲色というべき紫陽花毬重ね
    紫陽花に青深まりて稿成りぬ

  16. 髙橋正子
    2026年6月18日 15:22

    髙橋句美子
    満月を高く指さしつつ帰宅
    晴れた日に目白を探し空仰ぐ
    朝が始まる水にどぼんと赤林檎
    晴れた日の並木を走りゆく落葉
    高窓の陽を受け私の白マフラー
    街の色木枯し吹いて変わりゆく
    青々と七草粥に塩の香り
    枝垂梅水面に褪せゆく色映り
    雛人形刀冠りりしくて
    次々と淡い色の薔薇が咲き
    夏野菜切る手のリズム均一に
    採れたての桃の硬さに音がする
    母の日に昔を想い贈り物
    花祭り音楽聞こえた母の便り