曇り
能 頼政
能笛の音(ね)をひくままに夜の秋 正子
●台風10号が近づく。今朝は嘘でなく涼しい。この涼しさに、夜は芋炊きをして、句美子に持たせた。里芋、ごぼう、人参、こんにゃく、椎茸、揚げ、鶏もも肉。出し汁は少し甘め。みりん、醤油、砂糖。おいしくできた。出来立てを信之先生に供えた。句美子が帰り際、「涼しくなってるから。」とわざわざ教えてれた。
●慶應高校が甲子園で優勝した号外をもらっていたので、友宏さんがよろこぶだろうと、句美子に渡した。号外が手に入らなくて残念がっていたとのこと。
●モーツアルトの40分ほどのディベルティメント変ロ短調を探したが、ネット上に見つからず。もしかして、変ロ長調だったかと。それを探していて、スカラ座の「フィガロの結婚」が見つかった。スカラ座、すごい!
曇りのち晴れ
吾亦紅水をつめたくして挿しぬ 正子
吾亦紅まるまるまると花が咲き 正子
供花きょうは菊に竜胆吾亦紅 正子
●角川年鑑2024年版の結社動向を書く。9名の句を掲載できる。その9名を選ぶため月例ネット句会の金銀銅賞の句を検討。
●夕方、信之先生のジャケットなどクリーニングができたので取りに行く。クリーニングを持ち帰ってから、歩いて赤門坂を上り丸善へ。美術書のところを見る。『青』の本があって、人はなぜ青が好きかをテーマに、「青」を集めた小さい写真集になっている。花の色から、建築、焼き物、海や山など多数の青。なかに、デフォルト焼と砥部焼の青があった。砥部焼も認知されているのに、ちょっと驚き。
●台風10号が近づく。
晴れ
●かなり前からなのだが、「俳句哲学」という言葉を聞くようになった。最近はよく聞く。俳句と哲学は本質的に相いれないものと思っているが、その指摘が俳壇からあがらないのも不思議だ。ここに来て、「俳句哲学」に胸騒ぎがするし、考えれば片頭痛がする。
「人生哲学」、「野球哲学」と同じように言っているのかもしれない。不教養のせいではないだろうけど。
●午前。眼科検診。視力、白内障、緑内障、視野、眼底の検査。眼底検査のあと、すぐ帰宅したが、サングラス、日傘も役にたたず、道路がプラチナのように光って白い。早く家に入りたくてたまらなかった。次の検査は3か月後。
●俳句9月号が届く。花冠の広告あり。9月号に7月号の合評。すると、8月号は10月に合評が載る。8月号の正子の句が無視されても評をいただいても、面白いところ。
曇りのち晴れ
●信之先生の月命日。今日の命日香は桔梗。花を新しくして、吾亦紅、ぽんぽん菊、りんどう。きゅり巻きを作って、生協で届いた箱根饅頭のお供。初盆にこられた住職によると仏様は甘いものが好きで、初盆のお経は、供えたものが甘くなるお経だとか。
●角川年鑑用の俳人名簿の返信。自選5句と、結社動向が残る。
●3時ごろ日吉東急に出かけたら、駅広場に人だかり。慶應の優勝チームが帰ってくるのを出迎えるためらしい。結局、選手たちは新横浜からそれぞれ家路についたとのことで、慶應の関係者が「選手たちは来ません、解散ください。」と大声で知らせる場面があった。優勝パレードは高野連が自粛するよう言っているらしい。店は一部申し訳程度に2割引きセールをしていた。
慶應の優勝への世の中の反応、微妙な社会心理があると感じられた。克苦勉励。丸刈りで男子歯を見せるな、ということらしい。
くもり
●朝、4時半ごろ目覚める。外にでると虫がよく鳴いて、すっかり秋になった。仏壇に灯りを付け、花の水を替え、線香をあげる。ご飯は炊きあがってから。四国の出石寺に家族で泊まったことがあったが、お勤めは早い。早暁のお勤めは、世間が動き始める前で、その静寂とほの暗さに仏の世界があるというのだろう。
●北海道で36度の猛暑。東北も37度でフェーン現象。今日は2時から仙台育英と慶應の決勝戦。テレビをつけると丸田くんがホームランを打ったところだった。初回からホームランは大会初ということだった。中継を合同句集の選をしながら見る。8対2で慶應が勝つ。夕方丸善へ出かけたが、日吉駅は号外が配ら人があふれている。一万枚配るという声が聞こえた。朝日は早々に配り終え、15分ほどあと、毎日が配っていたので、記念にと思って毎日の方をもらった。
曇り 夜雨
●花冠9月号がほぼみんなに届く。
●歯科検診。今日、一回で済んだ。幸い。
●「俳壇9月号」の「俳句、短歌、そして世界へ」の歌人の川野里子氏と広く詩人の堀田季可氏の対談、面白く読んでいた。言葉は賢い・・、最後あたりで、人の名前が挙がったとき、その範囲の話だったか。とたん、つまらなくなる。
晴れ、夜中雨。
●自由な投句箱、今日から31日まで夏休みに。その間に片付けることがたくさん。
●晴美さん、信之先生のお参りに。お赤飯をいただく。花冠9月号を手渡す。25日から松山、高知へ旅行とのこと。旅行に便利かと思い、手作りのポーチの大きめとペンケーズぐらいのをあげる。
●甲子園、慶応高校の決勝進出で、日吉の商店街はお祭り騒ぎ。優勝気分。テレビをつけたら、ちょうど丸太くんがホームランを打ったときだった。丸太くんのスポーツ選手ながら、日焼け手いないことが話題に。日焼け止めは忘れないとのこと。
●天気予報で、北西に秋の気配がある、と予報。
曇りのち晴れ
仏にも秋は来にけり灯れば 正子
梨一個取り出しリュックの荷を減らす 正子
りんどうの江戸紫を仏花にす 正子
●夕方句美子が来る。生協の串カツセットを揚げておかずに持たせる。花冠を恩師に渡すのでと、5冊持ち帰る。花冠9月号(369号)の残部が20冊になった。
朝曇りのち晴れ
仏壇に秋は来にけり四時をすぎ 正子
袋口がっしり結わえ梨を売る 正子
秋茄子を山積む農夫よく日焼け 正雄
●10時半ごろ、センター北のJAの浜なし祭に出かける。大勢の人で混んで、レジには長蛇の列。梨のサイズはいろいろ用意されていて、中玉は、スーパーで売っている値段。味と鮮度がいいので、お得感あり。重いので一袋6個入りを買った。
●衣類の整理。防虫剤と除湿剤を買ってきて、押し入れや衣装箱、タンスに入れる。入れながら、合同句集の名前を考える。防虫剤つながりで、「樟」はどうかと、思いつく。名前の由来は、香り高く、長命であることから、奇しき木(くすしき木)となった説がある。前の合同句集が「橘」だから、木へんの一文字の「樟」。香り高く、が気に入った。
晴れ
亡き夫のもの半分の土用干 正子
僧迎う畳に四枚藺座布団 正子
苧殻火を風がゆらして 正子
●花冠369号を南日吉郵便局から発送。土、日の配達がないので、早くて来週月曜日。
●8月月例ネット句会の終わりの挨拶を書く。
●暑さと晴天を利用して、半日洗濯。
●シューベルトの「ハンガリー風メロディー」の小品を知る。ことの始まりは、無名のピアニストのややゆっくりのを聞いた。それから検索すると、いろいろある。ブレンディ、シフ、アシュケナージュの聞き比べ動画など。ハンガリーのつく曲名は多い。ブラームスのハンガリー舞曲、リストのハンガリー狂詩曲など。