臼田亜浪全句集/6月26日(金)

俳句

晴れ
○昨日に続き晴れ。

○夕べの話。
<『臼田亜浪全句集』(1977年刊)は、頑張ってよく出したものだ。だいぶ赤字をくっているだろうが。これがないと今頃は、亜浪も心もとないことになったかもしらん。信之は本流の亜浪の孫弟子になっているようだ。>
亜浪先生のお孫さんの幸人さんも、宝仙寺で50回忌を大々的に執り行われたし、いろいろと努力あってのこと。50回忌には、私も信之先生の名代で松山から一人出席したけれど。まだ息子が大学生のころで、車で送り迎えしてくれた。帰りは芦ノ湖までへ連れて行ってくれたけれど。

○花冠8月号の初校が届く。表紙の色、字とも、少し新しい感じになった。日呼びに校正予定。

6月24日(水)/亜浪の俳句その2

○昭和26年、27年、上下巻でに角川書店から出版された『現代俳句』(山本健吉著)では、自由律と中間派の俳人は全く取り上げられなかった。抹殺された。しかし、『現代俳句』出版から58年経った現在では、インターネットで中間派の臼田亜浪について、下記のような記事がある。クリックしてお読みいただきたい。『現代俳句』が片手落ちというなら、インターネットは、片手落ちを許さない。人は草の根的に、そして時が公正さをもたらしたと言えるだろう。『現代俳句』を振り切って、俳句は新しい時代を迎えたと言えよう。

臼田亜浪忌/きのふはけふのものがたりLARA
臼田亜浪(―俳句空間―豈weekly)/冨田拓也
臼田亜浪/オコジョの散歩道
臼田亜浪/インターネット俳句センター(高橋信之)
※それぞれの項目をクリックして、お読みください。 

○祝恵子さんから花冠8月号10冊注文を受ける。喜こんでいただいたようだ。

○俳句界7月号が届く。

6月23日(火)/亜浪の俳句/ 沖縄慰霊の日

俳句
青楓そよげば闇がそよぎたり

晴れ
○夕方帰宅すると、食卓に「俳句空間ー豈weekly 俳句九十九折(40)俳人ファイルXXXⅡ 臼田亜浪・・・富田拓也」がコピーしてあった。勉強するようにということであろう。ざっと目を通す。『臼田亜浪全句集』(1977年)を読んでのこと。全句集には、一万句以上ある。必ずしも5-7-5の定型のリズムではない句を一万句以上読み、句をピックアップするのに難渋されたようだ。これば見逃せない事実であるが、正直な感想であって、同感である。亜浪独特のリズムについて多く書かれている。自由律でもなく、定型でもない、いわゆる中間派の特徴となっている。富田氏の対話形式に文章は、欲を言えば、言葉にあるリズムには、作者の内面、内容を付随するものであるから、そこを掘り下げた個個の句の解釈があると面白いと思った。亜浪の句は澄明であるという。亜浪15句として挙げられた句は、私がほぼ諳んじている句が七句ある。亜浪の句を読むと、臥風先生の句を自然と思い出すが、師系の影響というのは、なかなか大なのであろうと思った。結びは、「ともあれ、臼田亜浪の遺した作品と手法というものは、俳句の歴史において必ずしも小さなものではないということが出来るのではないかと思います。」で締めくくっている。
亜浪の俳句手法は「まこと」から発して、リズムと内容がある。われわれの俳句手法は、丁寧にまことに添う表現となるのがよいのだろう。生半跏ではないものがある。

亜浪15句として次の句が挙げられている。
氷上に霰こぼして月夜かな
鵯のそれきり鳴かず雪の暮
葱筒に大蛍得て戻りけり
木曽路ゆく我も旅人散る木の葉
霧よ包め包めひとりは淋しきぞ
軒の氷柱に息吹つかけて黒馬(あお)よ黒馬(あお)よ
今日も暮るる吹雪の底の大日輪
かつこうや何処までゆかば人に逢はむ
死ぬものは死にゆく躑躅もてえをり
雛箱の紙魚きらきらと失せにけり
天風や雲雀の声を断つしばし
山桜白きが上の月夜かな
牡丹見てをり天日のくらくなる
人込みに白き月見し十二月
白れむの的皪と我が朝は来ぬ
cf.的皪は白く鮮明なさま。光り輝くさま。
「―と近江の湖(うみ)が光つた/虞美人草(漱石)」

亜浪の弟子として以下の方々が挙げられている。
大野林火、松村巨楸、安藤甦波、川本臥風、川島彷徨子、八木絵馬、篠原梵、西垣脩、新井声風、富田木歩、栗生純夫、今枝蝶人、原本神桜、林原耒井、金子麒麟草、西村公鳳、鈴木鵬千、飛鳥田○無公あたり。

以上の方の名前は、臥風先生の俳句雑誌を郵送する封筒の宛名書きのお手伝いをしていたこともあるので、何人かは、封筒に名を手書きした記憶がある。当時(四十年ほど前)は存命であったということだが、今はほとんど物故された。

6月21日(日)夏至

俳句
夏至の雨つらつら糸のごとく降り
遠闇に雨を呼びたて夏蛙
冷やし水飲み干し遠き夏蛙
かの国は夏至の祭りの最中なる

雨のち曇り
○インターネット俳句コンテストの独立HPを信之先生が作成。アクセスカウンターもつける。
http://internet-haiku.jp/contest/

審査依頼のメールを審査員の先生方4名に出す。大学の先生には、信之先生が電話で依頼。早速林桂先生からは、承知しましたの返事をいただく。

○花冠8月号裏表紙版下をメール便で送る。

○ネット短信NO.39と訂正NO.39を送信。

○句美子が老夫婦二人にお箸を買ってくれる。横浜駅の地下街ポルタの箸の専門店で買ったそうだ。年をとると箸を持つ力も足りなくなる。こころもとなや!そのお箸の箱に入っていた栞に手入れ方法。天然木でできた箸が白っぽくなったら、植物性の油を刷り込むともとの色になるとある。桑の木を削った手作りの箸があるが白っぽくなったので、引き出しにしまっている。出してきて油を刷り込んだ。よく刷り込んで紙で余分の油を拭き、水洗いしてよく拭いておいた。さて明日朝はどんな具合に。

○空梅雨と言われながらも、じめじめする。エアコンをドライに。ベランダの植物は、勢いが今ひとつ。トマトは多分石灰を撒かなかった所為で葉が赤くなる。紫蘇は、木が生長しないので、気の毒なほどここの主婦に葉を使われている。時期遅れながら、苺に花。それも猫が飛び降りてプランターをひっくり返した。サフィニアも写真のようには、花が咲かない。ひとつ元気なのは、ジニア。日照、風、土、雨。一番まずいのは園芸用土かもしれない。

6月19日(金)

晴れ
さくらんぼの茎のみどりのあかるかり

○少々高いけれど、季節のもの、さくらんぼを買う。半分は目を楽しますためでもある。

○オレンジジュースの寒天を作る。好評。オレンジジュース500ccに砂糖大匙3、粉寒天1袋(棒寒天1本分らしい)。寒天は、エンジェル型に入れるととりわけ易い。

2009年8月号10句

菖蒲田
高橋正子

時鳥渡りしあとの山青葉
谷の田に菖蒲ほつほつ咲き初めぬ
菖蒲田にときに山気の流れ入る
菖蒲田に水音ひくく巡りたる
山風の菖蒲の花をひるがえす
水こぼす水車の音の菖蒲田へ
緑蔭の高きかぎりを蝶飛べり
山の蝶疵つく羽のうすみどり
覚めし目に風と紫陽花の青と
どくだみの花の十字のこれほどに

6月14日(日)

俳句

曇りのち夕方から雨。
○このごろgoogole の俳句検索では、ずっと4位をキープ。お金を掛けてできるものでもないし、いろいろ信之先生がやっておられる。いろいろが重要なのであるが。

○午前中、こども俳句協会のことでつぶれる。寄付の申し出がつぎつぎあって、ありがたい。

○らっきょうがそろそろ食べれそうなので、試食。Good!
鳴門のらっきょうで正解。生姜の甘酢漬けもいい味になった。

○ミニトマトの初なりの完熟。これもGood! 皮は固いがとてもおいしい。おいしいからといって、急に追い肥をやるのもなんだが、肥料を追加。わが家のベランダ菜園に向き不向きは試行錯誤。ミニトマト、紫蘇、葱はよさそうだ。

○コープに注文した野菜ボックスにエシャレットという野菜が入っていた。エシャロットの間違いかと思いきや、やはり違うもので、生らっきょうのこと。築地の青果市場で生らっきょうでは売れそうにないので名づけた名らしい。本物のエシャロットが欲しいときは、ベルギーエシャロットと言うと間違えないとのこと。明日試食の予定。

アクセス88万回/蛍情報/6月13日(土)

俳句

晴れ
○インターネット俳句センターへのアクセスが88万を越える。
880009回 2009年6月13日22:37:29
880010回 2009年6月13日22:38:38

▼インターネット俳句センター伝言板より
<蛍狩 >
渋谷洋介 ++ ..2009/06/13(土) 21:45
信之先生、正子先生
四季の森公園のホタルが見頃になったようです。
6/13~6/21と予想しています。
天気の良い、蒸す日の午後7時30分8時30分頃が鑑賞に適しています。