俳句
テーブルに雪割草あり雪降れる
雪のち晴れ
○今朝起きると、雪。
○俳句界4月号の版下が届く。すぐに、印刷所に郵送。
○4月の松山での2010年俳句フェスのイベントとして、『詩と俳句と川柳の朗読会』を企画する。松山俳句フェスの件で世話人代表の洋子さんに電話。
○宮本和美さんの奥さんに礼状。
○雪割り草、花がひとつ咲き、ひとつ凋む。
○日経夕刊に掲載中の入門講座「能楽の楽しみ方」(観世喜正)を楽しみにしている。今日は2回目。一回目は面についてだった。般若の面。新聞紙上だが、般若の面を面と向かって、金色の目玉もよくよく見たのは初めて。女性の面だが、あまりに怒ると、かなしみを帯びてくる。今日は「高砂」を挙げて、能の台本である謡本(うたいぼん)についてだった。
○学生のとき、松山のお城下にある東雲神社の薪能を見に行った。能が終わり、道後の下宿まで、市内電車に乗ると、愛媛大学教授で能や歌舞伎などがご専門の土田先生と隣り合わせになる。臆面もなく、今日の面はよかったのではないでしょうか、などと感想を述べると、よい面ですよおっしゃられた記憶がある。松山は能が盛んなところだ。
俳句
小雨
○今朝は氷雨。朝風呂を立てる。
○スイートピーの苗を3株植える。蔓がのびない、矮生のもの。白い根がはびこっている。この根をこわさないように植えろ、と注意書きがある。が、少しほぐして植える。
○宮本和美さんの奥さんから、49日の法要が済みましたので、お約束の備前焼をお送りしますといって、備前焼のオコゼの置物と、吉備田楽のお菓子、お茶が送られてきた。
和美さんは生前、土地柄もあって、備前を集めておられたそうで、その中の一つを送ってくださった。オコゼは、高級魚ながら、瀬戸内では、行商の魚屋の隅にはときどきあった。おこったような顔は、見ようによってはおかしい。目下玄間に飾った。怪しげな人がくれば、にらみ返して、針で突き刺してくれそうだ。
○吉備田楽。吉備餅に黄な粉をまぶして楊枝をさしたもの。餅に腰があって、美味。お茶といただく。
○和美さんの49日の法要には、花冠同人の皆さんの句を書のうまい御親戚に短冊にしたためてもらって、飾られたそうだ。花冠3月号に掲載の和美さんの遺句も短冊に書いて、好きな句を参列者にお持ち帰りいただいたそうだ。いいお考えに感心。
俳句
桃の枝の太かり花が咲きはじめ
雨
○ブログ句会2月前半の入賞発表。
http://blog.goo.ne.jp/kakan17/
○ネット短信NO.59発信。
http://blog.goo.ne.jp/suien54/
○花冠四月号、HPにて校正中。
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/
○先週木曜日に、野菜市で買った桃の花が開く。買ってきた桃の蕾が開くのは珍しい。たいていが蕾のまま落ちてしまう。百円だったのに、生き生きとして、雪割り草にも増して目を引く。
俳句
行く道に桜餅あり買って行く
枝乱れみだれ野梅の花ざかり
ヒアシンス地に生まれてまだ蕾
熊笹の鳴れるとことろの梅の花
山畑の桃の蕾に色少し
落椿むきいろいろに山路なる
風に覚め雨のあとなる蕗のとう
○花冠2月吟行句会。吟行地は、横浜日吉本町金蔵寺。
http://blog.goo.ne.jp/kakan115/
○加代子さんのウエストのダークフルーツケーキ、洋介さんのアンテノールのチョコレート菓子。パーフェクトにおいしいケーキでした。こういう洗練されたケーキはやはり都会なればこそと思いました。
○マルヤさんの普段の桜餅。思ったよりおいしい。
○今日一番の印象は、境内の蕗のとうでした。
俳句
くもり
○花冠4月号の編集が済み、今朝、後記を書き入稿。エックスパックで送る。
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/
○2月14日(日)は、旧正月の元旦とのこと。元旦の前に、立春がきたのであるが。
俳句
晴れ
○花冠4月号の投句締切日。
○2月吟行句会の会場「いきいき会館」第2会議室を午後の時間で予約。会場費2千円は、前払い。
俳句
雪割り草の葉は黒がちに濃かり
晴れ
○今朝は冷え込むが、日中は14度の予報。
○信之先生、前々からの予定の、鶴見川源流を訪ねる旅に出る。旅と行っても、朝、9時出発で、夕方帰宅の予定。町田の奥が源流のようだ。鶴川の駅前で雪割り草を買ってお土産に持ち帰る。源流までの道すがらがよかったので、3月吟行の予定地に入れる。
○俳句界に依頼原稿の作品6句を送る。
俳句
さきがけて咲く菜の花が風のまま
どの家にも影あり残る春の雪
歩けばある梅咲くところが登り口
晴れ
○午前中、俳句界に出す俳句6句をまとめる。気分を楽にして、なんとか出来る。
○昨日行った四季の森公園。中山中学校の南側あたりに、桜がかなりある。花見にこよう。
○四国ではめったにみなかった辛夷。公園入り口に並木として植えられて冬芽がたくさん。
梅の寺
高橋正子
賽銭を放りて拝む梅の寺
たらの芽のまだ枯色で棘ばかり
梅の花遠くに白き昼の月
野の空に昼月ありて冬ぬくし
水浴びの水にかがやく春の椋鳥(むく)
東名高速立体交差に春隣
春の雪解けし水田に水光る
水玉の散らばるごとく猫柳
三椏の花へ奥より水そそと
菜の花へ風の切先鋭かり
◎5月号作品6句用
ははそはの芽吹きの中の余花落花
連れ立ちて泉の元の余花にあり
牡丹の百に寺のしじまあり
牡丹の花に銀輪止めてあり
菖蒲束ざんぶと投げて湯をあおく
農の家に灯ともるころの花蜜柑
子の眠るときは濃かりて花みかん
楠若葉心冷やして燃ゆるなり
葉桜の光り合えるに海光も
花蜜柑谷間の夜々を匂いけり