晴
●今日は洗濯日和。6月ネット句会の入賞発表が正午を回ってしまった。金賞は桑本栄太郎さんの句だった。栄太郎さんの話では、毎日の放射線治療が終わって久しぶりに遠出をしたとのこと。やはり、そういう背景があって、いい句は
できるというもの。技巧だけではない。
●元がダスキンに家の掃除を頼んでくれた。お父さんの世話が大変で掃除どころではない、と言っておいたからだろうけど。若い時は結構きれいに掃除はしていたが、やはり老人、徹底できない。
晴
●6月月例ネット句会。
投句はこれまで作っていた三句を出した。
麦秋の魚焼きけり塩光り 正子
豆腐屋のラッパ響けり走り梅雨 正子
●「髙橋正子の俳句日記」を書き初め、今日が5000日になる。
●句美子がいつものように、午後来て、3年ぶりに来た息子の元と孫の元希が揃うことになった。元は信之先生の「愛媛大学名誉教授証」を作ってもらったので、持ってきたとのこと。身分証明書のようなものがないので、なにかのときに面倒な事があったらしい。図書館に入館できるくらいのメリットぐらいらしいが、無いよりましという程度のもの。
●元と元希は来るなり、元希用に買っていた本を見つけて、紙袋に入れていたのだが、すぐわかったらしく、もらって帰ると言って二人で選んだ。『Gruffalo』シリーズも要らないのかと思っていると要るとのこと。細かい意味はわからなくても、絵本を見ながらCDの音読と歌を聞くと面白いらしい。たしかに音読には、私もにんまりと笑ってしまった。もう図書券にした方がいいのではと思うが、そうでもないらしい。この辺りは、微妙だ。句美子がいうのに、お兄ちゃんもお母さんに甘えてるからだという。こちらも孫に本を選んぶのは結構おもしろいから、それでもいいが。
●信之先生は、初めて元希とオセロを楽しんだ。句美子がいうには、元希が楽勝だったらしい。忙しい一日だった。
晴
●「大物、巨匠は今なぜいないのか」と言われる。その見当はついていた。音楽でも同じことが言えているらしい。オペラ歌手の車田和寿氏のYou Tube「音楽に寄せて」でそのことが言われていた。一つには、「技術の伝承」が出来ていないとのこと。「技術の伝承」と言われて驚いたが、邦楽を考えれば、それはよくわかる。
雨
●四月ごろのような気温。20度にならない。仕舞った長袖をまた出して着る。今日は、信之先生の病院の梯子。9時半ごろ皮膚科のクリニックへ。塗り薬をどっさりもらう。皮膚科の治療は長いらしく女医の先生が「また来てね。」という。早く診療が終わったので、そのまま500mほど離れた内科のクリニックへ。血圧を測って少々話をしただけで変わりなし。少々疲れたかもしれないが、日を替えて通うより私はいい。
内科のクリニックには「世界の車窓」のビデオが流れていて、きょうはオーストリア、スイス編だった。山岳や氷河を走る観光列車がたのしそうだった。
●俳壇の俳句の締め切りと花冠7月号の発行が重なる。時間がありそうでない。俳壇の俳句を早く済ませて、花冠の編集に本腰をいれなくては。梅雨の仙石原はよさそうで行って見たくなったが、当分は行けない。鎌倉もしばらく行っていない。こちらもダメ。もっぱらYou Yube のクラッシクを聞いている。
晴
●晴れているが気温はそれほど高くない。このごろ、一汁一菜で済ませている。これが便利がいい。基本はご飯と味噌汁にお菜一品を足す。一菜と言いながらも、残り物を冷蔵庫から出してくると、老人二人なので、まあまあな献立になる。習慣というのは恐ろしいもので、「一汁一菜」までもってくるのに、長くかかった。思い立ったらできそうで、なぜかそうはいかない。
●今年3月に冷凍梅で梅ジュースを作たのを、瓶に入れ冷蔵庫に保存している。飲もうと蓋の取っ手を持ち上げたら、蓋がカックッと音がして外れ、半分野菜ボックスに零れてしまった。野菜ボックスはジュースびたし。蓋の締め方が甘かった。冷蔵庫の大掃除となった。そのあとは、蓋は念をいれて締めている。
雨
●雨のせいか、肌寒い。関東地方、梅雨に入る。九州や西日本より早い梅雨入りは、17年振りとのこと。
●句美子が昼過ぎに来て買い物を手伝ってくれる。「今日は買い物は済ませたからいいよ。」と言ったものの、次々、あれがない、これがないと、2.3回家を出入りすることになった。おやつが何もないので、近所の和菓子屋さんで、水無月を買って来てもらう。
晴
水無月を買って紫陽花路歩く 正子
あじさいを活けて水無月売りいたり 正子
葱と海苔冷やしうどんに良き香なり 正子
●朝、10時過ぎ、URの緑地を少しコースを変えて信之先生と歩く。中学校の角の和菓子屋さんに寄って、夏らしい和菓子の中から、みたらし団子と「水無月」を選って、それを買った。買った団子と水無月をもって、歩いた。今朝は道を一筋変えたので、バイパス沿いの立葵に出会った。少女の髪飾りのような花でかわいらしい。
散歩は信之先生がただ歩きたいために出かけている。歩けば面白いことが見つかるけど、本音はそんなにのんびりもしていれない。ちょっとイラッともしている。そんなことは分からないだろうなぁ。
晴のち雨
サルビアも蛍袋も留守の庭 正子
雷鳴のかすめて過ぎる三丁目 正子
揚雲雀あがりてふっと空に消え 正子
●「自由な投句箱」へのアクセスが増えている。kakan003に戻したせいかもしれない。
●信之先生を毎日散歩に誘っている。スマホの歩数計が歩いた歩数や距離を教えてくれるので、面白いらしい。玄関で靴を履いてなかなか立ち上がれなかったが、さっと立ち上がれるようになった。わたしではない。信之先生が。軽い散歩と言えどあなどれない。
●YouTubeにいろんな人が歌うリートがアップされて、今日も1時間ばかりリートを聞いた。翻訳が字幕で付けられていたり、詩の内容のとおりの青年の声であったり、知らない小さな歌であったりするので、歌曲の面白さを見つけた。アップされているのは、圧倒的にシューマンがなのだ。もちろん、バッハやシューベルトもあるけれど。今このコロナの時代、ウクライナとロシアの戦争のとき、なぜシューマンなのか。なぜロマン派なのか非常に疑問に思う。
晴
麦秋の魚焼きけり塩光らせ 正子
●東の空に入道雲のような雲が湧き上がっていた。きのうより、湿気が多く、散歩で汗をかいた。今日もURの中を信之先生と歩いた。パイバス近くまでくると、小鳥の声が空に弾けている。目を凝らすと雲雀が空へ揚がっていくのが見えた。URのあるところは、元、田んぼ。雲雀が揚がるのも当然かもしれない。
●夕食は焼き魚にしようと思ってスーパーを覗くとイサキがあった。今頃のイサキは、瀬戸内では麦わらイサキと呼ばれて、美味しいのだ。麦わらで蛍籠を編むころ、ちょうどイサキがおいしい。焼いて一口食べて、ああ、と。イサキは麦秋の味。炊き立ての白いご飯がおいしい。
●「ボケ日和」(長谷川嘉哉著)を読む。認知症専門医の著書。笑う話であるが、これが現実となれば、すざましいことになる。高齢化社会は認知症との闘いかもしれないぞ、と思う。