8月13日(土)

雨。
台風の雨を来し子の傘の紺     正子
コンクリートを流れるときも秋の水 正子
夜の秋ジェーン・エアを見ておれば 正子 
●台風8号が夜伊豆半島に上陸。勢力が弱まったのか、雨も風もひどくなかった。
●元と元希が来る。台風が来ているので心配したが、それほどの雨ではなかった。昼ご飯を一緒にして2時間少しいて、台風が心配なので早めに帰った。
元希はファックスが気になったらしく、父親に説明してもらっていた。「メールがなかった時にとか、なんとか」。家を片づけていて英会話の子ども用のCD”Let's Go”がたくさん見つかったので、持ち帰った。
●YouTubeで偶然「Jane Eyre」が見つかった。BBCが放送したのを日本語に吹き替えたもの。夕食後台風が来ているのをよそ眼に見た。ブロンテ姉妹の住んだ牧師館を思い出した。9月の終わりなのに紫陽花が古風な色合いで咲き続けていた。墓地もすぐ近くにあったことも思い出した。イギリスの色あいが懐かしく思い出された。日本も今秋になっているのだ。

8月12日(金)

曇り、雨ぱらつく
●今朝の風は涼しいと思うや雨がぱらついた。それほど降らなくてすぐ止んだ。数日前虫の声を聞いている。蝉の声は遠くより、すぐに鳴き止むが、また弱弱しく鳴く、そして鳴き止む。
●今朝「俳壇9月号」の「好きな植物を詠む」を所々読んだ。みなさん、よくこんなことを考えて植物に向き合っておられるんだと感心する。私は、単純にその植物が好きで見れば嬉しくなって、いいなあと思っているだけ。できれば、皆さんが考えているようなことは考えたくないために、植物を見ている。まるで方向が反対なのだ。頭の中を空にして、のほほんと暮らしたいのだ。
きのうネット短信のメールで9月号の注文を募るが、いまのところ1名のみ。

8月11日(木)山の日

晴れ
●「俳壇9月号」(8月14日発売)に結社主宰101人競詠「好きな植物を詠む」に正子の俳句が掲載される。ネット短信No.383にそのことを載せ、注文を受け付ける。申込締め切りは8月17日(水)とした。
夕べひととおり読んだが、植物の詠み方がそれぞれとはいえ、俳人の好きな植物はそれほど雑多ではない。蕨(夏蕨)、青芒、蓮、吾亦紅は私も詠んだが、未草はだれも居なかった。同じ植物が好きな人には親近感が湧いたのは事実。
作句場所は台所、城ヶ島、尾瀬2句、予讃線。どれも愛着の場所。
●角川俳句年鑑の俳人住所録に信之、正子返信。今年から所属団体を書くことになった。

8月10日(水)

晴れ
●35℃ぐらいで暑いが、空の色や朝吹く風に秋の気配を感じるようになった。
●来年の9月には花冠創刊40周年になる。今から考えておかなくては間に合わなくなる。30周年のときは記念号を出した。通常の雑誌に、合同句集を加えたもの。別に合同句集をハードカバーで作ると100冊で原稿をPDFで作ったとしても数十万かかるので、赤字となる。合同句集を出して雑誌の経営が赤字になって苦労した話は聞いたことがある。結局、30周年記念号と同様に40周年記念号とするのがいいかと思う。
30周年記念号では、正子の花についての通し記事があった。これに変わる物を何にするか。

8月9日(火)長崎原爆忌

晴れ
●完全に暑さが戻って来た。35℃、36℃が続きそうだ。本棚に本を収めるのに今週いっぱいかかりそう。クローゼットの洋服を風に当てる。信之先生の喪服は手をとおしてないのに、カビが発生してクリーニングに出した。誰のときに着るのだろうと思いながら。

8月8日(月)

晴れ
くすの木に声のすずしき鳥がおり 正子
日が暮れる日が暮れるぞと蝉の声 正子
夕蝉に桜大門暮早し       正子
●夕べ雨が降ったようだ。晴れるとやはり暑い。
●暑中お見舞いを頂いた方へ、今朝、残暑お見舞いの葉書を出す。ttps
●「自由な投句箱」のブログ開設5000日を今日迎えた。13年半ぐらいになる。https://blog.goo.ne.jp/kakan003
みんなすごい頑張りよう。大方毎日投句しているから、とにかくすごい。
●「俳句四季」への句美子の投句原稿を見る。きのうの予定が今日になった。忙しくても、質は問わないから新しく句を作るように厳しく言っておいたら、昨夜夜中近くにメールしてきていた。
新しく作った句がないと、なぜか句全体にみずみずしさがなくなる。いつも不思議に思うことだ。俳句はわずかな時間の移り変わりと捉えているのではないかと思う。時は巡るのではなく、矢のように進んでいるのではないかと思う。地球は光に乗ってどこかへ向かって進んでいるような気がする。

8月6日(土)広島平和記念の日

曇り
●8月6日が曇りなのも珍しい。底抜けに青い灼熱の空が8月6日の空。戦後何年経ったかとときどき思うことがある。何年経ったかは簡単なのだ。自分の歳を思えばよいのに、いつも考えて、「はて、何年たったのだろうか?」と思う。昭和22年生まれだから、それに2年を足せばよいのに、戦争と誕生日が繋がらない。そうは言っても私は被爆2世なのだ。

8月5日(金)

曇り
●今日も一日涼しかった。
●幸水でシャーベットを作る。すりおろして色が変わらないうちに冷凍したが
冷凍庫から出したときは、うすく灰汁の色がついていた。レモン汁を入れるとよかったかもしれない。真っ白いシャーベットを想像していた。