■第3回芍薬忌ネット句会清記■
2026年5月24日
30句(10名)
01.上流へ駆ける稚魚居り春の川
02.花びらに蘂の影あり二輪草
03.水温むほろほろ落ちる崖の水
04.青山椒しごく指先香りけり
05.サツキ散り紫蘭の庭となりにけり
06.夕暮れて出会い頭の春の鹿
07.こんがりと香る藁焼き初鰹
08.語りゆく久屋通に初夏の風
09.自転車を止める音あり初夏の夜
10.石楠花の玻璃一枚を咲きあふる
11.譲られし許多の鉢に薔薇鉢も
12.そぼ濡れて青葉の香せし介護士来
13.赤白黄色とりどり満開ばら園に
14.快晴や薔薇の数多の咲き競う
15.ばら咲けば人集いたりばら園に
16.黄菖蒲の神池めぐる水鏡
17.若葉風水路に抜ける香の青し
18.一閃の影に覚える夏燕
19.指で割く釣果の豆鯵さくら色
20.古代の楠新樹となりて境内に
21.青鷺の明けゆく水に佇つ忌日
22.囀りにゆらぎ立ちたりヒメジオン
23.階の青葉若葉のうす暗がり
24.今年竹にごれる空を透かしたり
25.夏の風干されて小さき白い靴
26.水脈真白離岸の島の花蜜柑
27.麦秋の香を刈り進む鷺もいて
28.植付けし蜜柑若木の花真白
29.花蜜柑授乳の母子の窓辺より
30.濯ぎもの蜜柑の花の香の近く
※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。
コメント
01.07.10.19.26.
10.石楠花の玻璃一枚を咲きあふる
ガラス戸の向こうでいっぱいに咲く石楠花
その圧倒的な美しさが伝わってきます。
02, 10, 16, 19, 25
16.黄菖蒲の神池めぐる水鏡
「神池めぐる水鏡」が神聖でとても格調高く、さらに、黄菖蒲の色合いが鮮やかでまるで絵葉書のように美しい光景が浮かび上がりました。
06.13.17.25.29
25.夏の風干されて小さき白い靴
白い靴なので、学校で使う子ども用の靴なのでしょう。
洗うことが多い靴も夏の風ですっきりと乾くのではないでしょうか。
04.10.21.24.26
10.石楠花の玻璃一枚を咲きあふる
見事に咲く石楠花の華やかな美しさ。玻璃一枚の季節の明るい彩りが眩しく目に映ります。
7 17 19 23 30
17.若葉風水路に抜ける香の青し
稲作の仕事が多忙になる季節。水路はきれいな琉水に満たされていて、切られた畦から水が入っていく。「香の青し」そのものの風景がある。
04.10.21.24.29.
10.石楠花の玻璃一枚を咲きあふる
石楠花が明るく咲いている外の様子と、それガラス越しに見る詠者を想像して、光陰を強く感じます。
10. 17. 24. 26. 28
26.水脈真白離岸の島の花蜜柑
島の花蜜柑の香りに包まれ、離岸する水脈が夏海の碧さに煌めく、のどかで美しい
情景が目に浮かびます。
04.09.17.19.29.
09.自転車を止める音あり初夏の夜
夜が長くなり、暗い時間も、街に動きを感じる季節になりました。静かな夜、外で自転車を止める音がする。生活音にほっとするとともに、ドラマも始まりそうな「初夏の夜」です。
申し訳ございません。09.へのコメントの、一行目を削除してください。
09.自転車を止める音あり初夏の夜
静かな夜、外で自転車を止める音がする。生活音にほっとするとともに、ドラマも始まりそうな「初夏の夜」です。