7月28日(日)

 ドイツの旅平成2年夏
★ラインのぼる巨船の人の裸かな  正子
中部ヨーロッパ最大の川で大型船はハーゼルまでの可航でローレライなどの伝説や河岸の古城が多くの観光客を楽しましている。大型船で上半身裸になり夏の太陽をのんびりと当りながら河岸の名所を見学している観光客の素敵な景ですね。(小口泰與)

○今日の俳句
湖へ虎杖の花咲きいそぎ/小口泰與
湖のほとりに虎杖の花が咲き急いでいる。夏が短い北国を思わせる。虎杖の花は小さく白い。散れば葉に埃がかかるように散る。夏の短さも、花のもろさも、みな移ろいやすさでえある。(高橋正子)

○万両の花

[万両の花/横浜日吉本町]

★向き合って万両の花の確かさに/高橋信之

 センリョウと一緒の所に、マンリョウの普通葉のものと斑入り葉のものを植えていたが、何故か其処の場所ではセンリョウだけが元気が良く、マンリョウの株は細り、今では痩せて1本だけとなり花付きも侘しい。だが、何年か前から庭の2箇所に鳥の落し物からか実生苗が生えてきて、やっと去年から花が咲き実が生り、今年初めて写真を撮ってみた。
 センリョウ、ヤブコウジの花と違ってマンリョウの蕾は尖ってしっかりとしており、開いた花も1センチ位と小さいながらも随分とはっきりとして造花のような5弁が美しい。真っ白だと思っていたが、どうも斑点が入っているようにも見える。花も下向きに咲き、雨風に散ることなく実もしっかりと生り、恐らく鳥も食べないものだろうと思っていた。しかし庭のあちこちに実生苗が生えてくるって事は、センリョウより大き目の実が鳥にとってはご馳走なのかも知れない。
マンリョウの実には、赤、白、黄色があるが、花は何れも同じ色なのであろうか?
 さて、人間にとっては毒の植物があるが、鳥にとっては植物の実は総て無害なのであろうか?そして何れが美味しいものかと鳥達も選別するものなのか?今年初めて見たマンリョウの花、結構花付きも去年より殖えてくれたようだが、このまま実も豊作で秋に朱美がたわわになってくれることを期待したい。(ブログ「一花一葉」より)

 <マンリョウ(万両)>
ヤブコウジ科ヤブコウジ属、学名:Ardisia crenata、花期:7月、分布:関東以西、四国、九州、沖縄、アジア東南部、実の色:赤、黄、白、性状:常緑小低木

◇生活する花たち「桔梗・風船かずら・芹の花」(横浜都筑区ふじやとの道)


コメント

  1. 小口泰與
    2013年8月3日 9:56

    御礼
    高橋正子先生
    「虎枝の花」の句を7/28の正子先生の俳句日記にお取り上げ頂き、その上、素晴らしい句評を頂き感謝申し上げます。今後ともよろしくご指導の程お願い申し上げます。

    ◎ラインのぼる巨船の人の裸かな/高橋正子
     中部ヨーロッパ最大の川で大型船はハーゼルまでの可航でローレライなどの伝説や河岸の古城が多くの観光客を楽しましている。大型船で上半身裸になり夏の太陽をのんびりと当りながら河岸の名所を見学している観光客の素敵な景ですね。