※当季雑詠3句(冬の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』(髙橋正子著)より
名前の右端に🌸の印が付いている句は、(現)または(元)花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
12月10日
★大根を包む新聞濡らしけり 堀 佐夜子(ほり さよこ)🌸
12月9日
★生牡蠣の胸を落ちゆくさみしさ堪ふ 西垣 脩(にしがき しゅう)🍁
12月8日
★髪洗う耳に木枯し届きけり 多田 有花(ただ ゆか)🌸
12月7日
★鴨とほく泛(う)けり睫毛に風おぼゆ 西垣 脩 (にしがき しゅう)🍁
12月6日
★冬の水一枝の影も欺かず 中村 草田男(なかむら くさたお)
12月5日
★霜の墓抱き起こされしとき見たり 石田 波郷(いしだ はきょう)
12月4日
初雪を大きく受けて芭蕉佇つ 安丸 てつじ(やすまる てつじ)🌸
12月3日
大佛の冬日は山へ移りけり 星野 立子(ほしの たつこ)
12月2日
★大根を手に余らせてすりおろす 高橋 秀之(たかはし ひでゆき)🌸
12月1日
★水漬きつつ木賊(とくさ)は青し冬の雨 中村 汀女(なかむら ていじょ)
コメント
自由な投句箱
色彩を野山に残し師走来る
暖かき播磨は盛りの冬紅葉
凩に干せるものみなよく乾く
自由な投句箱
★客人(まろうど)として裏の小池に冬の月
★樫の木の稀に斜めや雪の郷
★冬ばらを見入る外つ国人たりし
自由な投句箱
★藁におの冬の田面や大原野
★冬菊のよりどころなく傾ぎけり
★あおぞらと唖然となりぬ冬紅葉
Unknown
自由な投句箱
★冬紅葉芭蕉の句碑を仰ぎけり
★神木の煌めく光冬黄葉
★山茶花の花びら散りぬ法の庭
自由な投句箱
★沼沿いの枯れし薄や風の中
★ゆったりと水際歩む二羽の鴨
★夕凍みの畑より戻る老夫婦
自由な投句箱
つやつやと栗茹であがり十二月
極月の空へがまずみの実の残る
実南天日差し明るき庭にあり
自由な投句箱
★山茱萸の赤き実垂るるあおぞらに
★かくしゃくとゲートボールや冬ぬくし
★夜の闇をびりりびりりと雪起こし
Unknown
自由な投句箱
★居座りて人を眺める冬の鹿
★滝の音忙しく流れ冬紅葉
★宇治平等院雅楽奏でる冬夜空
自由な投句箱
★ざあと言う鷹の羽音や沼野辺に
★見事なる冬翡翠の羽の色
★寒雀とんとんとんととたん屋根
自由な投句箱
ゆで栗を窓辺に食めば冬うらら
瀬戸内の予報は冬晴の続く
日当たればそこは明るし枯芒
自由な投句箱
ゆで栗を窓辺に食めば冬うらら
瀬戸内の予報は冬晴の続く
日当たればそこは明るし枯芒
お詫び
投稿が重なってしまいました。
削除をお願いいたします。
自由な投句箱
★山膚のけぶり棚引く冬もみじ
★溝川の楽を歌うよ冬うらら
★裸木のさくら枝垂るる威厳かな
自由な投句箱
★鷹舞て山の小沼の静寂なる
★肌を刺す赤城颪や商店街
★冬帽の我座し見入る野鳥かな
自由な投句箱
冬うららみな来られたし瀬戸内に
なだらかな播磨の山はまだ眠らず
川波の光り流れる冬の午後
Unknown
自由な投句箱
★冬紅葉窓を掠めるケーブルカー
★冬黄葉真っ盛りの大銀杏
★木の葉を透ける冬日や法の庭
自由な投句箱
★パソコンの背ナ陽当たる冬ぬくし
★すすき穂のほどけ波打つ日差しかな
★綿虫の想い出すかに浮かびけり
Unknown
●都どり跳上橋(はねあげばし)の影に揺れ
●釣人の穂先は冬日を掠めたり
●肩をすぼめ駅を行き過ぐ暖房車
自由な投句箱
★あけぼのの汀を歩む冬白鷺
★定刻に聞こゆ人声冬散歩
★道すがら見し冬翡翠の魚捕るを
自由な投句箱
桜枯れ赤き烏瓜のみ残る
日当たり良好冬菊咲く角の家
生垣の淡紅山茶花咲き初めし
自由な投句箱
★青空にぽつんと浮かぶ木守柿
★神木の大銀杏光る冬の空
★積りたる落葉踏みしめ虚子谷倉
自由な投句箱
★階(きざわし)の眼下真つ赤ぞ冬もみじ
★すじ雲の今朝のあおぞら寒波来る
★今朝みれば今日は冬木の銀杏かな
Unknown
●木の葉髪たった一人の批評受け
●短日の旅行カバンの重きかな
●浮寝鳥湖底に沈む急きごころ
自由な投句箱
★道の辺の沼へ枯葉の数多なる
★丸き輪を嘴よりはきし冬翡翠
★道の辺の枯木の株に躓けり
自由な投句箱
冬菊へ小さき虫の寄り止まる
花好きの家門前に冬の薔薇
冬野菜取り入れている家庭菜園
自由な投句箱
★土産物買い忘れたり暮の旅
★忘れたる友の名前や賀状書く
★彩りし木の葉浮かべて冬の川
自由な投句箱
師走の空へ薔薇色の薔薇咲きぬ
降誕祭待つや銀杏は黄金色
手洗いに小さき聖樹飾られて
自由な投句箱
★予報通り寒気覆いし東京ぞ
★年用意予定と予算立てにけり
★年忘れ締めは真白き握飯
自由な投句箱
★上空を微塵の如き寒烏
★水鏡して水仙の今朝の色
★見つけたる長きすそ野の冬赤城
自由な投句箱
★見下ろせば眼下真つ赤ぞ冬紅葉
★大雪や風に転がるポプラの葉
★ひと風に舞いあがりたる木の葉かな
自由な投句箱
★水鳥や鯉の尾びれの揺れに蹴る
★寒鮒の光る鱗や岩の間に
★寒菊を風の中にて切りにける
訂正のお願い
高橋正子先生
ただいま投稿いたしました「水鳥」の句の訂正をお願い申し上げます。
「蹴る」を「ける」によろしくお願いいたします。
自由な投句箱
快晴に残る紅葉を映す池
キャンプ場にテントいくつも冬紅葉
大雪や彩り残る道をゆく
自由な投句箱
★青空にすでに冬木の銀杏かな
★補助輪のコキコキ行くや冬うらら
★山膚の未だ真つ赤ぞ冬の嶺
自由な投句箱
★身づくろいしたる浅間や雪化粧
★水底に沈みし冬の山の峰
★みずみずし庭の蜜柑をもぎ取りし
自由な投句箱
★河に沿いさくら冬木の坂くだる
★うずくまる猫に日差しや漱石忌
★こつ然とつむじ巻きたる冬の風
自由な投句箱
陽を透かし冬の紅葉の輝けり
集落と枯田の中を川流る
枯山の頂に坐し昼ごはん
Unknown
●長靴や雪踏む一歩の弾む声
●母は娘の部屋をととのえ冬の草
●雪まろげじっとせずゐる秋田犬
自由な投句箱
★鴨の居て沼の静けさ日曜日
★水底へ日の射しにけり冬の沼
★手袋の人差し指に穴のあり
自由な投句箱
★枇杷の花残れる虫を惹きよせて
★蕩けさうな鮪の刺身酒を酌む
★朝な夕な木の葉掃きたる両隣
自由な投句箱
山降り来りなば傍らに万両
冬菊の咲く道をゆく女子高生
誕生日祝うおでんを囲みつつ
自由な投句箱
★ワクチンの七回目とや冬ざるる
★松山のことは想い出漱石忌
★冬うらら背ナに日差しの昼餉かな
Unknown
●雪嶺のかなたの里に灯しあり
●配達夫来て去りしづか雪の軒
●遅番の吾を待ちたる雪明り