第3回芍薬忌ネット句会/ご案内

■第3回芍薬忌ネット句会のご案内
花冠(水煙)創刊者の故髙橋信之先生の第3回芍薬忌ネット句会を下記の通り行いますので、ご案内いたします。万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。


■第3回芍薬忌ネット句会ご案内
投句場所:月例ネット句会ブログ:https://suien.ne.jp/getsureikukai
期日:2026年5月24日(日)
投句:追悼句1句
当季雑詠3句   (計4句)
投句期間 2026年5月18日(月)午前6時~5月24日(日)午後5時
互選:2026年5月24日(日)午後6時~午後10時(当季雑詠のみ)
入賞発表:2026年5月25日(月)正午

主宰 髙橋正子
管理、運営:高橋句美子・西村友宏

 

 

■5月月例ネット句会入賞発表■

■5月月例ネット句会入賞発表■
2026年5月11日
【金賞】
25.禅院に夏鶯の声清し/上島祥子
夏鴬の声を耳に入るままに句に置いた、その率直さがすがすがしい。禅院という場所、夏鶯ののびやかな声の二つの素材が交じり合わず、それぞれの在る姿が十分に汲み取られているのがよい。(髙橋正子)

【銀賞/2句】
20.鯉のぼり石鎚山へ初泳ぎ/柳原美知子
鯉のぼりが石鎚山が見える空に高々と泳いでいる。鯉のぼりは揚げられたばかりで、初めて空を泳ぎ出したのだ。男児の成長を祈る鯉のぼりの姿が家族みんなの祈りとなっているのがよく伝わる。(髙橋正子)

27.白薔薇の蕾に淡く紅兆す/上島祥子
白薔薇の蕾であるが、蕾の先には淡く紅色の気配がある。真っ白であるはずのものが、紅を含んでいる。これこそ命あるものの複雑さ、多様さ、生命力と言えるものであろう。(髙橋正子)

【銅賞/3句】
12.快晴の夏野の広さを楽しみぬ/多田有花
夏の野は、快晴の日はどこまでも広々とくっきりと続く。見える限りの、ある限りの夏の野は存分に楽しむのに値する。素直に楽しめるのだ。(髙橋正子)

19.窓若葉水を流して厨事/柳原美知子
窓からは若葉が見える。やわらかな緑の若葉を見ながら、厨仕事をするのも、この季節ならではの愉しさ。水の冷たさも心地良い。(髙橋正子)

29.若葉風ベビーカーの吾子弾む/西村友宏
ベビーカーの子どもが、若葉を吹く風を受け、体を弾ませて喜んでいる。全身で喜びを表す子どもの無邪気さと健やかさがよく詠まれている。(髙橋正子)

【髙橋正子特選/7句】
04.芍薬の咲き誇りたる寺の庭/廣田洋一
芍薬の紅や白が満開となり、上品な芳香に包まれた静寂の寺院。その庭に佇めば、身も心も澄み、はるかいにしえに思いを馳せます。(柳原美知子)

09.友だちと発つバスの窓初夏の星/高橋秀之
気心の知れた友人とのバス旅行。暮れきらぬ初夏の夕方、出発するバスの窓には、清々しい星が二つ、三つ煌めき、美しい。楽しくも心やすらぐ素敵な初夏の旅になりそうです。(柳原美知子)
中学生か高校生くらいの少年の雰囲気を感じます。朝まだ早いうちなのか、夕刻のころなのか、空に残っているのは金星でしょうか。(多田有花)

25.禅院に夏鶯の声清し/上島祥子
ホーホケキョ。静かな禅院に響く鳴き声。初夏の自然のよき雰囲気を感じます。(高橋秀之)

12.快晴の夏野の広さを楽しみぬ/多田有花
19.窓若葉水を流して厨事/柳原美知子
20.鯉のぼり石鎚山へ初泳ぎ/柳原美知子
27.白薔薇の蕾に淡く紅兆す/上島祥子
29.若葉風ベビーカーの吾子弾む/西村友宏

【入選/9句】
01.放たれて光の帯になる稚鮎/吉田 晃
「光の帯」が素敵です。稚鮎が跳ねながら放流されていく様が見えてきます。きらきらと躍動する命の輝きですね。(多田有花)

02.海原を青くして来る初夏の風/吉田 晃
春の霞がかった海から、明るい夏の海への変化。それが迎えたばかりの、初夏の風によってなされたのだ、という実感に、海と親しくある暮らしの心地よさを覚えました。(上島祥子)

04.芍薬の咲き誇りたる寺の庭/廣田洋一
芍薬の紅や白が満開となり、上品な芳香に包まれた静寂の寺院。その庭に佇めば、身も心も澄み、はるかいにしえに思いを馳せます。(柳原美知子)

07.鯉のぼり未来を繋ぎ大空へ/高橋秀之
大空へ繋がり、自在に風に泳ぐ鯉のぼりに未来への希望をひろげ、祈る気持ちが湧き上がります。解放感あふれる明るい5月の景色の真ん中にある鯉のぼりです。(柳原美知子)

13.夕暮れや窓に映りし飛ぶ燕/小口泰與
窓に映りしで作者の立ち位置が屋外ということが読み取れます。夕暮れ時、昼時のような光の反射もなく窓に燕が映っている。
単に燕を見るのではなく、間接的に見える燕がいい雰囲気を醸し出します。(髙橋秀之)

15.いっときの空の蒼さや燕舞う/小口泰與
九州はもう梅雨入りしている。そう言う雨の季節にもいっときからっと晴れて青空が見える。そう言う青空に燕がすいすいと舞っている景色が良く見える。(廣田洋一)

16.庭師去り忍冬の香立ちにけり/土橋みよ
庭師が定期的な手入れに訪れ、手際よく庭を整えて去って行きました。そのきびきびとした動きの余韻が残る中にふと香る忍冬の香、静と動の対比が印象的です。(多田有花)
初夏の庭をすっきりと整えてくれた庭師。去り際にふと忍冬の香が漂ってきました。作業の際の残り香なのでしょう。なにげない場面に思いを馳せられ細やかなお心持ちに惹かれます。(柳原美知子)

21.寺の猫麦秋の門に暮れ残る/柳原美知子
麦秋の夕暮れ時、寺の静寂の中にいる猫の姿に、懐かしさと瞼に残るような情景の味わい深さを感じました。(土橋みよ)

28.鯉のぼり背にして遊ぶ吾子ひとり/西村友宏
こどもの健やかな成長を願う鯉のぼり。その前で遊ぶ子供を見つめる親。わが家もそんな時期があったなぁ、とこの句を見て
思い出してました。(髙橋秀之)

■選者詠/髙橋正子
23.すいかずら睫ほどにも蕊を張り
ゆるく反り返るすいかずらの蕊が、女性の睫毛のようである。軽く張った蕊が若い女性を感じさせる。あるいは、赤ん坊の睫毛のように、初々しさを感じさせる。瑞々しいすいかずらの花の蕊に視線と心を集中させており、読み手はその観察眼の鋭さに驚かされる。(吉田 晃)

22.すくと立つ茎連休のアマリリス
アマリリスの花は確かにこういう感じで立っています。花の色は真っ赤でしょうか。(多田有花)

24.房となる薔薇やその家を覆いけり

互選高点句(5点)
27.白薔薇の蕾に淡く紅兆す/上島祥子
集計:髙橋正子

※コメントのない句に、コメントをよろしくお願いいたします。

■5月月例ネット句会清記■

■5月月例ネット句会清記■
2026年5月10日
30句(10名)

01.放たれて光の帯になる稚鮎
02.海原を青くして来る初夏の風
03.麦秋の平野に在れば青い海
04.芍薬の咲き誇りたる寺の庭
05.尼御前や法螺の音鳴らし風薫る
06.昼顔やとびとびに咲く道路沿い
07.鯉のぼり未来を繋ぎ大空へ
08.昼下がりまた一頭の揚羽蝶
09.友だちと発つバスの窓初夏の星
10.桜の実葉陰に丸く熟れてくる

11.ガーベラの赤さを愛す男あり
12.快晴の夏野の広さを楽しみぬ
13.夕暮や窓に映りし飛ぶ燕
14.雨の日も空にあがりて鳴く雲雀
15.いっときの空の蒼さや燕舞う
16.庭師去り忍冬の香立ちにけり
17.夕散歩葉陰に開く柿の花
18.日の暮れて歩めば止みぬ蛙声
19.窓若葉水を流して厨事
20.鯉のぼり石鎚山へ初泳ぎ

21.寺の猫麦秋の門に暮れ残る
22.すくと立つ茎連休のアマリリス
23.すいかずら睫ほどにも蕊を張り
24.房となる薔薇やその家を覆いけり
25.禅院に夏鶯の声清し
26.神橋の朱曳く波や夏の鯉
27.白薔薇の蕾に淡く紅兆す
28.鯉のぼり背にして遊ぶ吾子ひとり
29.若葉風ベビーカーの吾子弾む
30.熱の子や冷奴をほおばりぬ

※互選をはじめてください。5句選をし、その中の一句にコメントをお書きください。

 

 

5月月例ネット句会/ご案内

■5月月例ネット句会ご案内■
5月月例ネット句会を下記の通り開催しますので、ご参加くださいますよう、ご案内いたします。

期 日  :5月10日(日)
①投句:当季雑詠3句
    5月4日(月)午前6時~5月10日(日)午後5時
②投句は、下の<コメント欄>にお書き込みください。
              ※どなたでも投句が許されます。

▼互選・入賞・伝言
①互選期間:5月10(日)午後6時~午後10時
②入賞発表:5月10日(日)
③伝言・お礼等の投稿は、5月11日(月)~
                 5月14日(木)
○句会主宰:高橋正子
○句会管理:髙橋句美子・西村友宏