湿原に
高橋正子
尾瀬行きのバスの秋日のあたたかし
みなかみの稲穂熟れそむ日和なり
胡麻の花山の青さをきわだてり
八月は水芭蕉の葉のおおいなる
ハンゴンソウの黄花真盛り触れもして
木道に沿えば風吹き吾亦紅
イワショウブ
みはるかす湿原白き花が立ち
湿原に日はかたむかず未草
弥太郎清水
差し入れし泉の水に手を切られ
山小屋の湯にいて秋の笹の音
湿原に
高橋正子
尾瀬行きのバスの秋日のあたたかし
みなかみの稲穂熟れそむ日和なり
胡麻の花山の青さをきわだてり
八月は水芭蕉の葉のおおいなる
ハンゴンソウの黄花真盛り触れもして
木道に沿えば風吹き吾亦紅
イワショウブ
みはるかす湿原白き花が立ち
湿原に日はかたむかず未草
弥太郎清水
差し入れし泉の水に手を切られ
山小屋の湯にいて秋の笹の音
コメント