8月13日(3名)
廣田洋一
枝豆や能登の荒塩一振りす★★★★
朝顔や雨に打たれて色を増し★★★
子供らの声張り上げて金魚ねぶた★★★
小口泰與
翡翠の枝につまづき不思議顔★★★
花栗の無数に咲きて丘の園★★★
赤赤と日の出の光り芥子の花★★★★
多田有花
風は秋見上げる空も秋の午後★★★
透明な秋のとば口に立ちぬ★★★
盆台風日本列島横切りぬ★★★
土橋みよ
佐呂間町
牧草の果ての峰まで秋高し★★★
「牧草の果て」に「峰」がある景で、北海道らしい広い景色が想像できます。峰も遠い峰の印象で、水平の広がりを感じます。この景色に対して「秋高し」が不釣り合いに映ります。(髙橋正子)
サロマ湖畔富武士漁港
霧時雨発動機船の音ばかり★★★
「霧時雨/発動機/船の音ばかり」とそれぞれが並べられています。俳句は一つの文と思ってください。その省略したものが俳句です。
まずは、丁寧に言ってみることが大切です。(髙橋正子)
新千歳空港
盆帰省みやげ屋遠き搭乗口★★★
8月12日(3名)
廣田洋一
台風一過泥水流る街の川★★★
街路樹の根元を囲む白粉花★★★
禊萩のはらりと散るや墓の道★★★★
小口泰與
姦しき蛙の声や街の沼★★★
葦揺れて翡翠居りし証しかな★★★
翡翠の弾丸のごと翔け行けり★★★
多田 有花
以下3句は、8月11日と同じ句でした。
山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★
8月11日(4名)
山の日を迎える風の吹き渡り★★★★
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す★★★
盆休み遠くで花火の打ちあがる★★★★
「で」が気になります。「で」をとってもよいのでは?ほかにも考えられます。(髙橋正子)
【改作】盆休み遠く花火の打ちあがる
小口泰與
川底をさらう漢の夏帽子★★★
天道虫羽開かざるまま絶えし★★★
暑き日を髪膚に浴びし夏の午後★★★
廣田洋一
秋高しゆっくり回る観覧車★★★
台風の近づく気配雲速し★★★
墓参り義妹の墓にも水をかけ★★★
土橋みよ
大雪山黒岳5合目3句
秋高し手すり伝いの展望台★★★
ロープウェイ着くや熊鈴山の秋★★★★
枝ごとに蜻蛉動かぬ夕べかな★★★
コメント
山の日を迎える風の吹き渡り
朝夕から秋ゆっくりと顔を出す
盆休み遠くで花火の打ちあがる
正子先生
「盆休み遠くで花火の打ちあがる」
—「で」が気になります。「で」をとってもよいのでは?ほかにも考えられます。
とのご指導をいただき、確かに「で」がなくても十分であるし、
むしろない方がすっきりすると気づきました。
「盆休み遠く花火の打ちあがる」といたします。
ありがとうございました。