自由は投句箱/5月1日~5月10日

※当季雑詠(春・夏)3句を〈コメント欄〉にご記入ください。
※投句は一日1回3句までといたします。
※登録のない俳号・ペンネームでの投句は削除させていただきます(例:唐辛子など)。
※★印について
「心が動いている」句を良い句として選び、★印を付けています。

(※多くの方にご覧いただき、心より感謝申し上げます。この「自由な投句箱」は花冠会員を対象としておりますので、どうぞご理解ください。)
花冠代表 髙橋正子


コメント

  1. 髙橋正子
    2026年5月3日 9:58

    5月1日
    多田有花
    栴檀の芽吹いて居りぬ枝の先
    雨一日降りてやみての木の芽冷
    春霖や育ちし家を売りに出す

    小口泰與
    さにつらう沼の夕日や春惜しむ
    谷川のさばしる流れ雪消かな
    乙鳥の鳴きたる湖に波立たず

  2. 髙橋正子
    2026年5月3日 10:00

    5月2日
    小口泰與
    うららかや長きすそ野の爽やかに
    さにつらう沼の夕日や春惜しむ
    猫の目や菊戴の鳴くたびに

    多田有花
    跪きしろつめくさを近く見る
    葱坊主熊ン蜂をとまらせる
    交響曲たかまりゆきぬ春疾風

  3. 多田有花
    2026年5月3日 10:57

    音楽は音を楽しみ春深し
    顔上げて咲く紅白の春紫苑
    飛び来たるつがい着水残る鴨

  4. 廣田洋一
    2026年5月3日 11:00

    白一輪紅一輪や皐月咲く
    大手毬空へこぼるる花の毬
    姫女苑畑の隅を飾りをり

  5. 小口泰與
    2026年5月3日 13:37

    乙鳥の反転せしや利根河原
    佐保姫は雲もを脱ぎ捨て佐保山へ
    水温むほろほろ落ちる崖の水

  6. 土橋みよ
    2026年5月3日 20:11

    思い出の紫に咲くアイリスや
    豆植えし庭静かなり夜半の雨
    ハワイからの手紙
    椰子の間に揺るる夏月を映す海

  7. 多田有花
    2026年5月4日 9:27

    くっきりと晴れたり八十八夜かな
    丁寧に床拭きあげて春送る
    行く春やいっそゆっくり寝てしまう

  8. 廣田洋一
    2026年5月4日 9:55

    図書室を覗き見をるやえごの花
    葉陰より白さはみ出す山法師
    薔薇一輪高々咲きてをりにけり

  9. 土橋みよ
    2026年5月4日 10:20

    朝日受けせいろに並ぶ柏餅
    子燕の寄り来る影や軒仰ぐ
    若葉風合格の知らせ来たりけり

  10. 小口泰與
    2026年5月4日 13:10

    乙鳥の鳴きたる湖の穏やか
    葉の中に真っ赤な薔薇の一つ咲く
    黄牡丹の散りて狭庭を騒がせり

  11. 小口泰與
    2026年5月5日 9:17

    花びらに蘂の影あり二輪草
    流れ行く雲や眼間たけかんば
    ふかふかの若葉の木木や鳥の声

  12. 多田有花
    2026年5月5日 9:57

    雨上がり風吹き渡り夏来る
    日ごと巣を作り上げたり夏燕
    わがうちのこども遊ばせこどもの日

  13. 小口泰與
    2026年5月6日 8:54

    春の日の心浮き立つ茶柱よ
    春風に誘われ出でし里言葉
    頬白の鳴き声耳に馴染みけり

  14. 廣田洋一
    2026年5月6日 10:32

    初夏の街道抜ける法螺の音
    芍薬の蕊は黄色き白き花
    鯉のぼり尾を揺らしたる子らのいて

  15. 多田有花
    2026年5月6日 10:46

    立夏の野ドローン飛ばして訓練中
    家々に薔薇咲く頃となりにけり
    若楓翼果を赤く光らせて

  16. 川名ますみ
    2026年5月6日 22:45

    薔薇の鉢友の卒寿に譲らるる
    譲られし許多の鉢に風光る
    授かりし鉢に何ぞ咲く木の芽風

  17. 上島祥子
    2026年5月6日 23:57

    嫁入りの狐に行き会う春の夕
    風潤む藤の匂いを運び来て
    白鷺に距離を置かるる田一反

  18. 多田有花
    2026年5月7日 7:57

    庭手入れする人ありてアイリスよ
    門前に花菱草の明るくて
    あやめ咲く高さにリズム生まれおり

  19. 廣田洋一
    2026年5月7日 10:12

    父と子のキャッチボールや夏来る
    川風に匂い立ちたる花海桐
    桜の実色付きたるや朝の風

  20. 小口泰與
    2026年5月7日 13:06

    さまざまな鳴き声あるや雉の声
    春暑し田畑を冷ます耕運機
    若鮎の上流めざし泳ぎけり

  21. 多田有花
    2026年5月8日 5:40

    青空へ開きし柿の若葉かな
    来る人を迎えて優しマーガレット
    揚羽二羽ボッグセージが大好きで

  22. 小口泰與
    2026年5月8日 13:03

    古庭にさも堂堂と春日傘
    しかすがに春の芝生に雑草よ
    投げ釣りや春の真鯛をしかと釣る

  23. 多田有花
    2026年5月10日 8:04

    母の日を待つや真っ赤なカーネーション
    筍のすいすい伸びる野の隅に
    夏の蝶団地の庭に集まりぬ

  24. 小口泰與
    2026年5月10日 8:18

    上流へ駆ける稚魚居り春の川
    旺盛な食欲なるや春目高
    春の川しきりに波を重ねけり

  25. 土橋みよ
    2026年5月10日 10:40

    母の日や一輪ごとに薔薇薫る
    早足に孫と行きたり夏の市
    孫からの「ファイト」軽し若葉風

  26. 小口泰與
    2026年5月11日 8:11

    妙義山(みょうぎ)へと春の日刻刻しざりゆく
    春の森しじに泡立つ炭酸水
    大沼の大きな静寂翁草