自由な投句箱/7月21日~31日


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コメント

  1. 管理
    2018年7月21日 12:15

    転記
    (廣田洋一)2018-07-21 08:40:53
    ★足漕ぎのボートで遊ぶ一時間
    ★ボート漕ぐ土手の家族に手を振りつ
    ★レース終えぴんと伸びたるオールかな

  2. 小口泰與
    2018年7月21日 13:28

    自由な投句箱
    ★四方より老鶯や池の橋
    ★如何な日も酔うたる我に心太
    ★さくらんぼ瑠璃の器に浮き沈み

  3. 桑本栄太郎
    2018年7月21日 17:48

    自由な投句箱
    ★炎昼の鳴くものすべて黙となり
    ★西日焼く炎熱地獄や西の部屋
    ★簾吊る祇園の路地の二階かな

  4. 多田有花
    2018年7月22日 8:17

    自由な投句箱
    部屋中の窓開け見上ぐ月涼し
    夏草を刈る音やみし真昼かな
    土用入小さきクロック動きだす

  5. 小口泰與
    2018年7月22日 10:02

    自由な投句箱
    ★願わくはぴんぴんころり百日紅
    ★木道へこっんと落ちし油蝉
    ★夏台風息づくものの荒荒し

  6. 廣田洋一
    2018年7月22日 10:29

    自由な投句箱
    ★水替へて華やぎ戻る水中花
    ★DKの出窓彩る水中花
    ★水中花昭和のゆとり残しけり

  7. 桑本栄太郎
    2018年7月22日 19:49

    自由な当句箱
    ★縋るもの欲しきこの世や蝉の殻
    ★立葵天に至りてゆれ止まづ
    ★教会へ着くや流るる汗しずく

  8. 多田有花
    2018年7月23日 8:13

    自由な投句箱
    夏の午後海風心地よくつづく
    炎熱の外より戻り水を飲む
    水無月の夕暮れ水を流す音

  9. 小口泰與
    2018年7月23日 8:59

    自由な投句箱
    ★夕立や鳥の諍う芝の上
    ★桑の実や下校の子等の華やげる
    ★白雲の棚引く赤城青蛙

  10. 廣田洋一
    2018年7月23日 10:48

    自由な投句箱
    ★庭の隅涼しげな色誘蛾灯
    ★大暑来る猛暑に続く気温かな
    ★庭の草そよとも言わぬ大暑かな

  11. 桑本栄太郎
    2018年7月23日 18:23

    自由な投句箱
    ★空蝉の遠目まなこや過去未来
    ★鳴くもののぴたりと黙る大暑かな
    ★飛機雲の乱れ梵字や京の夏

  12. 多田有花
    2018年7月24日 7:24

    自由な投句箱
    大暑の陽はやぎらぎらと昇りけり
    初物の西瓜切り分け大暑の日
    影選び歩く炎暑のアスファルト

  13. 小口泰與
    2018年7月24日 9:45

    自由な投句箱
    ★凌霄花や利根の川面は朝日蹴る
    ★痩身の反身になりし祭笛
    ★迅雷や一瞬欅奮い起つ

  14. 廣田洋一
    2018年7月24日 10:21

    自由な投句箱
    ★脅かされ頭下げたる含羞草
    ★閉じし葉のはかなげなるや含羞草
    ★含羞草つっつき遊ぶ子にお辞儀

  15. 桑本栄太郎
    2018年7月24日 18:04

    自由な投句箱
    ★すだれ吊る祇園小路や昼下がり
    ★青々と風の行方や青田波
    ★かたかたと音の首振り扇風機

  16. 古田敬二
    2018年7月24日 21:31

    自由な投句箱
    時鳥久女旧居の門は閉じ
    太梁の煤ける山家時鳥
    時鳥段々畑のその奥に

  17. 小口泰與
    2018年7月25日 8:26

    自由な投句箱
    ★奔放の廃家の草や雨蛙
    ★郭公やテンカラ鉤を溪へ打つ
    ★老鶯や雲の中なる湯の香り

  18. 多田有花
    2018年7月25日 8:32

    自由な投句箱
    水たっぷり持って真夏の山登り
    雲の峰いくたび立ちぬ頂に
    登り来て緑陰に座り昼ごはん

  19. 廣田洋一
    2018年7月25日 10:34

    自由な投句箱
    ★シャリシャリと音に引かれてかき氷
    ★かき氷色を違へて分け合ひぬ
    ★江の島の風渡り来るかき氷

  20. 古田敬二
    2018年7月25日 18:13

    自由な投句箱
    歳時記のページをめくる扇風機
    丈揃え薪積む山家時鳥
    杉林まっすぐそろう時鳥

  21. 桑本栄太郎
    2018年7月25日 18:48

    自由な投句箱
    ★うねり来る声に目覚むや朝の蝉
    ★びつしりと枝に生るかに蝉しぐれ
    ★晩涼の風の彼方や茜雲

  22. 小口泰與
    2018年7月26日 6:42

    自由な投句箱
    ★あけぼのの牛の鋭声や冷し汁
    ★いささかも動かぬ赤城山(あかぎ)真桑瓜
    ★渓谷へ水のいざなう岩魚釣

  23. 多田有花
    2018年7月26日 8:11

    自由な投句箱
    露天風呂涼風肌に心地よし
    夕焼の一部始終をコートで見る
    熊蝉の声に囲まる朝餉かな

  24. 廣田洋一
    2018年7月26日 17:12

    自由な投句箱
    ★日の盛りため息深く歩きけり
    ★日盛りやビルに入りて急ぎ足
    ★日盛りの鉄路ぐにゃりと曲がりけり

  25. 桑本栄太郎
    2018年7月26日 17:53

    自由な投句箱
    ★空蝉の遠目まなこの葉蔭かな
    ★炎風やわらわら白き土手の草
    ★夕暮れの入日惜しむや油蝉

  26. 古田敬二
    2018年7月26日 20:40

    自由な投句箱
    原爆ドーム天辺燃えている猛暑
    野に立てる水筒たちまち汗を噴く
    恙なく八十路に近づきメダカ飼う

  27. 多田有花
    2018年7月27日 7:05

    自由な投句箱
    入道雲高くあれども雨は来ず
    ひぐらしのトンネルとなる山路かな
    涼風が吹き抜けてゆく森の道

  28. 小口泰與
    2018年7月27日 7:21

    自由な投句箱
    ★翡翠の芦より勇む川面かな
    ★雨粒に映るだりあの数多かな
    ★青芝へ沈みし雀黙のまま

  29. 古田敬二
    2018年7月27日 8:30

    自由な投句箱
    まっすぐに地心へ伸びる胡瓜もぐ
    初取りの胡瓜を詰める旅かばん
    夏野菜リュックに重し子への旅

  30. 廣田洋一
    2018年7月27日 14:26

    自由な投句箱
    ★病葉や花のごとくに丸まりし
    ★病葉の姿整え散りにけり
    ★病葉の真ん中未だ青きかな

  31. 桑本栄太郎
    2018年7月27日 20:36

    自由な投句箱
    ★焼肉の昼餉摂りたる猛暑かな
    ★炎天に打つて出るかに買物へ
    ★ひぐらしの突然鳴くや茜空

  32. 小口泰與
    2018年7月28日 9:03

    自由な投句箱
    ★湯之谷の山ふところの岩魚かな
    ★発条の如き尾びれの目高かな
    ★ほろ酔いの句集校正雨蛙

  33. 多田有花
    2018年7月28日 10:32

    自由な投句箱
    にわか雨降りだす匂い外を見る
    夏草を刈る台風の来る前に
    少年剣士気合鋭き夏真昼

  34. 廣田洋一
    2018年7月28日 14:58

    自由な投句箱
    ★蜜豆や句作の苦労明かし合ひ
    ★ジム友と蜜豆掬ふ昼下がり
    ★蜜豆や一つ添えたるさくらんぼ

  35. 桑本栄太郎
    2018年7月28日 17:06

    自由な投句箱
    ★木々の枝の早やも煽られ夏台風
    ★手の甲に乗せるジョッキやビアガーデン
    ★晩学の明かり惜しむや夜の蝉

  36. 古田敬二
    2018年7月28日 22:18

    自由な投句箱
    もてなしはすべて自家産夏野菜
    築後百年山からの風夏座敷
    土間抜けて山の風来る夏座敷

  37. 多田有花
    2018年7月29日 9:32

    自由な投句箱
    閉めきって夏台風の来るを待つ
    夏台風深夜に通り過ぎてゆく
    涼しさを残し嵐の去りにけり

  38. 小口泰與
    2018年7月29日 9:32

    自由な投句箱
    ★凌霄花やひと塊の伝書鳩
    ★萱草や畦の十字の石仏
    ★青柿や白雲いよよ太りたる

  39. 廣田洋一
    2018年7月29日 9:48

    自由な投句箱
    ★台風も呆けて上陸逆走す
    ★木下闇向こうに浮かぶ白き顔
    ★木漏れ日を辿りつ歩む木下闇

  40. 桑本栄太郎
    2018年7月29日 18:24

    自由な投句箱
    ★嵐止み忽ち樹々の蝉しぐれ
    ★鬼百合の電車見下ろす土手の上
    ★ひぐらしや暮れて残りぬ茜空

  41. 小口泰與
    2018年7月30日 9:57

    自由な投句箱
    ★水換えて底を遊泳目高かな
    ★鋭角にくいっとのぼる目高かな
    ★画用紙をひまわりの絵のはみ出せり

  42. 廣田洋一
    2018年7月30日 15:00

    自由な投句箱
    ★夏の夢迷ひ込んだる知らぬ土地
    ★天の声降り来たるかと夏の夢
    ★あっけなく一回戦で消ゆ夏の夢

  43. 桑本栄太郎
    2018年7月30日 19:00

    自由な投句箱
    ★風抜ける祇園小路や夏茜
    ★青柿の葉蔭にぬつと育ちけり
    ★かたかたと背ナに首振る扇風機

  44. 古田敬二
    2018年7月30日 20:48

    自由な投句箱
    落日に金の縁取り雲の峰
    命尽くか夕風に弱き蝉の声
    新涼と思う夕べや池の風

  45. 多田有花
    2018年7月31日 8:21

    自由な投句箱
    集りぬねぐらへ向かう夏燕
    蟻の列おのおの何か抱えたり
    朝涼にきく予想最高気温

  46. 古田敬二
    2018年7月31日 8:59

    自由な投句箱
    <思い出>
    きらめけりあれは確かに鮎の影
    父が獲り母が焼きたる鮎太し
    垂乳根を揺らして母が鮎を焼く

  47. 廣田洋一
    2018年7月31日 9:35

    自由な投句箱
    ★木を囲み白粉花の咲き乱れ
    ★娘らのあちこち出かけ夕化粧
    ★曲がり角溢れ出でたり夕化粧

  48. 小口泰與
    2018年7月31日 9:57

    自由な投句箱
    ★ラベンダー風につつまるチェアリフト
    ★夏つばめ利根滔滔と夕日蹴る
    ★それぞれに自由気ままな目高かな

  49. 桑本栄太郎
    2018年7月31日 18:24

    自由な投句箱
    ★高層のビルに入日や晩夏光
    ★夏星の夜空に赤き火星かな
    ★じじじじと寝ごと言い居り夜の蝉

  50. 川名ますみ
    2018年7月31日 19:01

    自由な投句箱
    どの棚も母の香水洩らしけり
    更衣マダムロシャスの香ばかりに
    新盆の真菰ひと筋ひかりけり