自由な投句箱/6月11日~6月20日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
主宰:高橋正子・管理:高橋信之

コメント

  1. 管理
    2022年6月11日 11:52

    転記6月11日分
    小口泰與
    2022-06-11 07:29:48
    ★ボート降る湖畔の木木の夜涼かな
    ★青嵐池の魚の泳ぎにて
    ★明早し利根へ向かう禽の群

  2. 廣田洋一
    2022年6月11日 16:38

    自由な投句箱
    ★黒薔薇の名前を持ちて濃紫
    ★梅雨晴間雫零せる松ぼくり
    ★倒れしも上を向きたる百合の花

  3. 桑本栄太郎
    2022年6月11日 17:34

    Unknown
    ★庭先の濃あじさい見て通る
    ★梔子の花の香りや雨催い
    ★立葵咲いて認可の保育園

  4. 弓削和人
    2022年6月12日 0:13

    Unknown
    自由な投句箱
    夏の虫花ちるかげに鳴りをひそめ
    走り梅雨山の彼方は照り初めし
    火取虫つらき闇夜の耐え難し

  5. 小口泰與
    2022年6月12日 8:01

    自由な投句箱
    ★杣道の敦盛草へ夕日かな
    ★蜜豆や庭の木木の太りける
    ★いちはつの和紙の如くや雨後の朝

  6. 廣田洋一
    2022年6月12日 10:24

    自由な投句箱
    ★雨上がりしっとり並ぶ紫陽花かな
    ★役終へし鵜を乗せて去る鵜飼舟
    ★網持ちて目高追ひたる兄いもと

  7. 桑本栄太郎
    2022年6月12日 17:18

    自由な投句箱
    ★朝からの風のおだまく青嵐
    ★犬を抱き媼散歩や朝涼し
    ★梔子の花のうそぶく朱色かな

  8. 弓削和人
    2022年6月12日 23:39

    Unknown
    自由な投句箱
    陽炎や知らぬ路地へと誘われ
    炎昼に昼寝を欲りし勤めかな
    うぶすなの鮎は早瀬を好みけり

  9. 小口泰與
    2022年6月13日 8:40

    自由な投句箱
    ★見上げたる吾の眼間えごの花
    ★百年の人生今や柿の花
    ★杜若手漕ぎボートの二人連

  10. 廣田洋一
    2022年6月13日 16:21

    自由な投句箱
    ★葉の陰に三つ寄り添う実梅かな
    ★七変化長谷の祈りと名付けられ
    ★紫陽花に目を細めたる和み地蔵

  11. 桑本栄太郎
    2022年6月13日 19:36

    自由な投句箱
    ★大悟とう先は自死とも桜桃忌
    ★ブランドのエリザベスとやメロン着く
    ★卯波寄すふるさと遠き日本海

  12. 弓削和人
    2022年6月13日 19:59

    Unknown
    自由な投句箱
    夏陰の庭へ走れリ雀二羽
    夏の夕駅から人のささ走り
    風吹くや露台の服を取り込みて

  13. 小口泰與
    2022年6月14日 8:18

    自由な投句箱
    ★短夜や利根へ翔け行く禽の数
    ★乾杯のビールを飲みておくびして
    ★おりおりに瀬尻瀬頭山女釣

  14. 廣田洋一
    2022年6月14日 10:10

    自由な投句箱
    ★一段毎に色変はりたる紫陽花かな
    ★取敢へず目高放てる硝子鉢
    ★南風吹く子らの集へる丸太小屋

  15. 桑本栄太郎
    2022年6月14日 16:33

    自由な投句箱
    ★梅雨入りや木々の枝揺るる窓の雨
    ★瓶に入れ梅の実赤く漬けらるる
    ★小糠雨降りて暗きや梅雨寒し

  16. 弓削和人
    2022年6月14日 23:20

    Unknown
    自由な投句箱
    たまねぎの軒端に吊りて夜更けたり
    たまねぎを剥くや在所の汁の味
    剣道の掛け声聞こゆ夏の坂

  17. 小口泰與
    2022年6月15日 8:36

    自由な投句箱
    ★投網の輪瀬尻の鮎を包み込み
    ★週一の花剪る今朝は薔薇を剪
    ★雨粒を残す南瓜の花のあり

  18. 桑本栄太郎
    2022年6月15日 18:22

    自由な投句箱
    ★つる薔薇の赤き門扉や雨の朝
    ★みみず出でくねる鋪道や梅雨の冷え
    ★稜線のくつきり青く梅雨の山

  19. 弓削和人
    2022年6月15日 21:58

    自由な投句箱
    自由な投句箱
    揚羽蝶屋根を越えむと舞い立ちぬ
    松かさを水面に浮かべ夏の夕
    明烏の鳴きてや町の動き出づ

  20. 小口泰與
    2022年6月16日 7:57

    自由な投句箱
    ★一合の米もなき日や夾竹桃
    ★今朝咲きし雨後の山梔子香り立つ
    ★押しに押す川の流れや五月晴

  21. 廣田洋一
    2022年6月16日 10:38

    自由な投句箱
    ★青き瓶故郷の味や冷し酒
    ★白き手にグラスを持ちて冷し酒
    ★辛口の銘柄選び冷し酒

  22. 多田有花
    2022年6月16日 17:40

    自由な投句箱
    梅雨入りの吉野の里に寛げる
    青葉する吉野へBlue Symphony
    六月のシートに深く身をあずけ

  23. 桑本栄太郎
    2022年6月16日 19:36

    自由な投句箱
    ★稜線のくつきり青く梅雨の山
    ★濯ぎものを曇りの空に梅雨寒し
    ★曇りつつ梅雨夕焼の嶺の奥

  24. 弓削和人
    2022年6月16日 22:38

    自由な投句箱
    アマリリス雲梯に寄り人を待つ
    天牛のつかまる草や揺れて居り
    紫陽花のつぼみを映す田水かな

  25. 小口泰與
    2022年6月17日 9:08

    Unknown
    自由な投句箱
    ★山女釣岩の間合を垣間見し
    ★空蝉や日日疎かに過ごしける
    ★夕さりの庭の山梔子錆にけり

  26. 多田有花
    2022年6月17日 13:07

    自由な投句箱
    <観光列車・青の交響曲>
    うきうきと仲夏の列車を探検す

    大都会うしろに青葉の懐へ
    客散れば静かや梅雨の吉野駅

  27. 廣田洋一
    2022年6月17日 18:20

    自由な投句箱
    ★青き田に我が影写り目高散る
    ★苔むせる枝の茂りや大銀杏
    ★供花のごと墓前に青き四葩かな

  28. 桑本栄太郎
    2022年6月17日 19:57

    自由な投句箱
    ★目覚めいて又眠ろうか梅雨激し
    ★蜘蛛の囲の明日は晴れるや紡ぎ居り
    ★曇りても雲の茜や梅雨夕焼け

  29. 弓削和人
    2022年6月17日 21:57

    Unknown
    自由な投句箱
    紫陽花の房や淀みに留め居たり
    夏の虫灯りへ這いてすすみけり
    日の高き路に毛虫の何処ゆく

  30. 小口泰與
    2022年6月18日 8:32

    自由な投句箱
    ★行人の暑に抗するや赤信号
    ★さざ波の植田や木木の影揺るる
    ★かかずらう滝の飛沫や一張羅

  31. 廣田洋一
    2022年6月18日 15:29

    自由な投句箱
    ★新四葩長谷の祈りと名札立て
    ★古き家の取り壊されて茄子の花
    ★小さき実を見下ろしながら茄子の花

  32. 桑本栄太郎
    2022年6月18日 19:49

    自由な投句箱
    ★目覚めても二度寝となりぬ夏の朝
    ★心太をすする昼餉や妻の留守
    ★曇りても雲の茜や梅雨夕焼け

  33. 多田有花
    2022年6月18日 21:22

    自由な投句箱
    吉野に入るまず紫陽花に迎えられ
    さみだれの吉野の寺宝めぐりかな

    <金峯山寺・銅(かね)鳥居>
    銅鳥居さみだれ雲を背景に

  34. 弓削和人
    2022年6月18日 21:56

    Unknown
    自由な投句箱
    蜘蛛の子のうてなに乗るや水たいら
    小海老草夏の夜風に苞揺らし
    遠山に朱を流したる夕立雲

  35. 小口泰與
    2022年6月19日 9:22

    自由な投句箱
    ★優曇華や三代続く店稀に
    ★雷鳴や湖傾けて魚ライズ
    ★笹薮を分け入り忽と滝飛沫

  36. 廣田洋一
    2022年6月19日 9:53

    自由な投句箱
    ★万緑や水湧き出でる法の池
    ★苺乗せショートケーキのあでやかに
    ★波静かな海を眺めて苺摘む

  37. 桑本栄太郎
    2022年6月19日 18:20

    自由な投句箱
    ★曇り居て日差しなけれど溽暑かな
    ★生垣の山梔子匂う雨催い
    ★父の日の独り夕餉や妻の留守

  38. 多田有花
    2022年6月19日 18:51

    自由な投句箱
    <金峰山寺蔵王堂二句>
    蔵王堂へさみだれ傘を借りてゆく
    蔵王堂閉じられ梅雨入の風激し

    梅雨入りの吉野で食べるペカンパイ

  39. 弓削和人
    2022年6月19日 23:35

    Unknown
    自由な投句箱
    夏木立仰げば空に天守あり
    夏草の種おろし地へ選らず咲く
    陸橋の夏の向こうや紀伊の海

  40. 小口泰與
    2022年6月20日 8:47

    自由な投句箱
    ★放置田の隣植田の青青と
    ★かかずらう日日の赤城の夕立かな
    ★緋目高の腹をくねらせ水面へと

  41. 廣田洋一
    2022年6月20日 10:11

    自由な投句箱
    ★旧友と酒酌み交はす梅雨最中
    ★鳥の声竹林抜ける南風の中
    ★乗る波を待ちたる浜や南吹く

  42. 桑本栄太郎
    2022年6月20日 16:43

    自由な投句箱
    ★更の花咲いて地に落つ苔の上
    ★曇りても溽暑の夕となりにけり
    ★妻帰る日の支度せり豆ご飯

  43. 多田有花
    2022年6月20日 16:48

    自由な投句箱
    <吉野・吉水神社三句>
    梅雨に入る後醍醐天皇玉座かな
    ささゆりやただかりそめの宿に咲く
    梅雨の水集めてししおどし躍る

  44. 弓削和人
    2022年6月20日 20:52

    Unknown
    自由な投句箱
    花びらの落ちつつ四葩暮れゆきぬ
    億年の夏を生き継ぐカブトエビ
    咲き騒めく花菜のなかや波斯菊