自由な投句箱/6月11日~6月20日 2025年6月11日 18:03 | Weblog ※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。 ※投句は、一日1回3句に限ります。※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)※★印の基準について。「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。 X Facebook はてブ LINE コメント 多田有花 2025年6月11日 9:02 自由な投句箱 菩提寺の石段脇の紫蘭かな 音立てて鮪ステーキ来る夏 庭先にみかんの花が咲いている 返信する 小口泰與 2025年6月11日 10:32 自由な投句箱 ★翡翠の雌の後追う二羽の雄 ★岩の上亀の甲羅の乾きけり ★田の水のあふれんばかり苗に風 返信する 廣田洋一 2025年6月11日 10:52 自由な投句箱 ★子ら並び水切り競う夏の川 ★万緑や雨に打たれて光増す ★時々は流され休む水澄まし 返信する 桑本栄太郎 2025年6月11日 17:13 自由な投句箱 ★青梅雨や木々の明るく雨あがる ★雨止めば雲のあかるく梅雨深し ★雨止めば途切れなきなり梅雨の雲 返信する 上島祥子 2025年6月11日 23:04 Unknown 自由な投句 庭師来て風の生まるる夏の庭 夏萩や水掛け地蔵の碑は白み 翡翠の林の静寂破る狩 返信する 多田有花 2025年6月12日 9:22 自由な投句箱 アマリリス正面は青き津久見湾 大粒の苺たっぷり載るケーキ 「ソニック」ははつなつの海の色 返信する 小口泰與 2025年6月12日 9:57 自由な投句箱 ★木隠れて翡翠沼を爛爛と ★里沼へ朝日こがしつ夏の鯉 ★里山の小暗き沼の極暑かな 返信する 廣田洋一 2025年6月12日 11:56 自由な投句箱 ★鳴きつつも羽繕いする水鶏かな ★知らぬ間に残業したる夏至の夕 ★水槽の蟹を選びて茹で上げし 返信する 桑本栄太郎 2025年6月12日 14:10 自由な投句箱 ★あじさいの垣根に垂れる雨後の朝 ★青柿の道に散らばり雨あがる ★十薬の背伸びしている日蔭かな 返信する 多田有花 2025年6月13日 11:19 自由な投句箱 梅雨入の雨音ピアノソナタ聴く 水音を間近く十薬群れ咲きぬ 紫陽花の色増すころとなりにけり 返信する 廣田洋一 2025年6月13日 11:23 自由な投句箱 ★唐黍や赤ひげ伸ばし実のなれり ★田んぼにてざりがに捕りし幼き日 ★水べりをひたすら歩く水鶏かな 返信する 小口泰與 2025年6月13日 12:10 自由な投句箱 ★鮎釣りの心当てなく竿を出す ★翡翠の心許なき狩猟かな ★翡翠の水面をじっと見てござる 返信する 桑本栄太郎 2025年6月13日 15:24 自由な投句箱 ★茅花の穂風の誘いに抗えず ★泰山木の香り拡げる花の数 ★梅雨晴の木蔭をつたう散歩かな 返信する 土橋みよ 2025年6月13日 17:14 自由な投句箱 院内の名画を巡る夏の午後 中待合再開喜ぶ夏の声 水打てば葉陰に隠れし胡瓜あり 返信する 小口泰與 2025年6月14日 7:03 自由な投句箱 ★雨の中屋根に一羽の夏雀 ★梅雨さ中植田をつなぐ小川かな ★風の中夕立かける山の沼 返信する 廣田洋一 2025年6月14日 10:29 自由な投句箱 ★花弁の赤く色付く山法師 ★人に向け香り放てる鉄砲百合 ★翡翠の一閃水を掠めけり 返信する 多田有花 2025年6月14日 16:11 自由な投句箱 エアコンの効かぬ車よ梅雨晴間 植えられし早苗すっくと水面に立つ 山の端にうすぼんやりと梅雨の月 返信する 上島祥子 2025年6月14日 21:12 Unknown 自由な投句箱 夏木立朝の大気に深呼吸 翡翠の翔び去る一瞬水鏡 帰途までにぷくりと腫れし虫刺され 返信する 小口泰與 2025年6月15日 7:43 自由な投句箱 ★水滴の筋の曲がりや夏の窓 ★鞦韆揺れの止まらぬ夏の湖 ★句会あり夏の夜とはことのほか 返信する 土橋みよ 2025年6月15日 10:22 自由な投句箱 力溜め鮃の皮引く夏本番 昆布に包まれ夏の鮃のどっしりと 折れた苗挿して芽吹くや梅雨に入り 返信する 廣田洋一 2025年6月15日 10:49 自由な投句箱 ★駅前を赤く飾りし合歓の花 ★ねむの花花蕊赤く落にけり ★姫百合や空を向きたる黄色かな 返信する 多田有花 2025年6月15日 11:31 自由な投句箱 <恩師米寿祝三句> みな集う六月の中華レストラン テーブルで語るあの頃の夏のこと 明石蛸たっぷり入りし湯麺に 返信する 桑本栄太郎 2025年6月15日 16:49 自由な投句箱 <京都四条大橋界隈散策より> ★鴨川の濁り怒涛や梅雨の川 ★額の花せせらぎ早き高瀬川 ★叡山の雲に覆われ梅雨深し 返信する 小口泰與 2025年6月16日 8:42 自由な投句箱 ★夕焼を点じる空や赤城山 ★白鷺のこのもかまもに居りにける ★翡翠の声のこぼるる山の沼 返信する 多田有花 2025年6月16日 8:51 自由な投句箱 <神河町猪篠あじさいの里三句> 雨に煙る山間の里七変化 田に姿映して咲けり栗の花 山里の清流紫陽花を包む 返信する 廣田洋一 2025年6月16日 14:04 自由な投句箱 ★夏至の日や熱きうどんを頂きぬ ★沢蟹や田舎の川で取り放題 ★時速し遂に来れる猛暑の日 返信する 桑本栄太郎 2025年6月16日 14:54 自由な投句箱 ★梅雨晴と思えざるなり木蔭行く ★紫陽花の青の吐息の日差かな ★枇杷熟るるあの娘の逝きし日を想う 返信する 小口泰與 2025年6月17日 8:16 自由な投句箱 ★きらきらと鱗光らす夏の沼 ★大木の影を映せり山の沼 ★翡翠や堰堤越えて葦原へ 返信する 小口泰與 2025年6月17日 8:29 自由な投句箱 ★時鳥小沼の水面波立たず ★翡翠や堰堤越えて葦原へ ★鳴きながら特許特許と時鳥 返信する 小口泰與 2025年6月17日 9:38 訂正のお願い 大変申し訳ございません。 二度投稿してしまいました。 出来れば一つの投稿は明日に回していただければ幸甚に存じます。 よろしくお願い申しげます。 返信する 土橋みよ 2025年6月17日 9:49 自由な投句箱 芋虫や葉の裏表また裏へ 葉裏より剥がれ芋虫手の甲へ 栃木来て生粉打ち蕎麦を啜る夏 返信する 廣田洋一 2025年6月17日 12:07 自由な投句箱 ★ドア開けて蒸し暑き風呼び込めり ★十薬や覆いつくせる狭き庭 ★いつまでも暮れぬ空なり夏至の夕 返信する 桑本栄太郎 2025年6月17日 14:28 自由な投句箱 ★朝道の早やも伝いぬ片かげり ★あおぞらの見えて小雨や梅雨じめり ★気合入れ起ち上りたる辱署かな 返信する 多田有花 2025年6月17日 15:21 自由な投句箱 <神河町猪篠あじさいの里三句> 薔薇囲む門は小雨に煙りおり 但馬街道宿場に降るや梅の雨 梅雨の中苔むす石の道標や 返信する 上島祥子 2025年6月17日 22:49 Unknown 自由な投句箱 青梅の三つ四つ落ちて朝の雨 風潤むラジオ体操梅雨晴れ間 朝食のハイビスカスティーマイカップ 返信する 廣田洋一 2025年6月18日 10:28 自由な投句箱 ★時速し遂に来れる猛暑の日 ★連なれる木の葉の茂り光りおり ★釣堀や人影まばら昼餉時 返信する 多田有花 2025年6月18日 10:37 自由な投句箱 <神河町猪篠あじさいの里三句> 雨足や色鮮やかに額の花 紫陽花のかたわらをゆく傘の花 くちなしを真昼の雨が濡らしおり 返信する 桑本栄太郎 2025年6月18日 11:52 自由な投句箱 ★朝九時のすでに溽暑の散歩かな ★紫陽花の塀を乗り越え変化せり ★泰山木の花の朽ちたりつぼみ又 返信する 上島祥子 2025年6月18日 22:42 Unknown 自由な投句箱 降り出しの雨音軽く明易し 夏川や鯉は煌めく波に乗り 親を待つ子燕の声耳に良し 返信する 多田有花 2025年6月19日 11:44 自由な投句箱 歩き来て茄子冷製のあるブランチ 石竹を窓辺に飾る喫茶店 ビスコッティ熱き珈琲に浸す梅雨 返信する 桑本栄太郎 2025年6月19日 11:45 自由な投句箱 ★梅雨晴のつづき一雨欲しきかな ★雉鳩の鳴いて目覚むる梅雨晴れ間 ★木洩れ日の涼風来たる朝あるき 返信する 小口泰與 2025年6月19日 12:54 自由な投句箱 ★翡翠の森深き木木へ帰りけり ★夏氷薬缶の中にかたかたと ★堰堤を越える翡翠声残し 返信する 川名ますみ 2025年6月19日 21:21 自由な投句箱 紫陽花のましろや医科の正門に 紫陽花の白きを過ぎて医科に入る 若葉雨切りひらきゆく通院路 返信する 多田有花 2025年6月20日 12:31 自由な投句箱 夏至近し日差し輝くばかりなり 早起きの雀かしまし明易し 安眠を破られ探す蚊取線香 返信する 桑本栄太郎 2025年6月20日 12:36 自由な投句箱 ★通学の児童と出会う朝涼し ★バスを待つ客の寄り添う片かげり ★鳥からす鳴かぬ朝や炎暑来る 返信する 小口泰與 2025年6月20日 13:23 自由な投句箱 ★谷若葉奇岩の山の鳥の声 ★鴉の巣ごぼつ翁や若葉風 ★里山の郡の端の稲田かな 返信する 上島祥子 2025年6月20日 22:09 Unknown 自由な投句箱 冷たさを保つプリンや道の駅 朝歩き汗ひくを待つ陶の椅子 試験明け夏手袋の帰宅生 返信する 小口泰與 2025年6月21日 11:36 自由な投句箱 ★口あけて燕の子等の親を待つ ★隠沼の水中深く翡翠よ ★炎天や立ち話もそうそうに 返信する 多田有花 2025年6月21日 16:49 自由な投句箱 青空や高架駅よりプール見ゆ 淡路島植田の彼方に見えてくる 海峡に霧たつ梅雨の晴れ間かな 返信する 桑本栄太郎 2025年6月21日 18:21 自由な投句箱 ★しのび寄る夜気の枕に目覚めけり ★凌霄花の緋色噴きたる狭庭かな ★川風に浮かび来たるや合歓の花 返信する 上島祥子 2025年6月21日 22:12 Unknown 自由な投句箱 暁に追われて白く夏至の月 玄関を掃き清める音夏至の朝 三回忌終えし座敷に百合香る 返信する 多田有花 2025年6月22日 11:10 自由な投句箱 開け放ち風よく通る夏至の部屋 海峡を過ぎれば泰山木の花 夏服のペディキュア阪神電車かな 返信する 小口泰與 2025年6月22日 12:13 自由な投句箱 ★朝日差し翡翠の羽さざめかす ★大利根に差し入る夏の月明かり ★雲の峰流石赤城のすそ野かな 返信する 桑本栄太郎 2025年6月22日 18:41 自由な投句箱 ★夏萩の咲くやふるさと想い居り ★梔子の八重の香るや生協まえ ★底紅や団地の周囲あるき居り 返信する 桑本栄太郎 2025年6月23日 12:02 自由な投句箱 ★地下鉄の北山出れば炎暑かな ★朝よりの雨の頻りに梅雨戻る ★こつ然と突風来たる梅雨の雷 返信する 上島祥子 2025年6月24日 23:35 Unknown 自由な投句箱 暮きらぬ街の灯夏至の夕 梅雨寒や膝に納まる猫丸し 百合雄蕊綺麗なうちに摘まれけり 返信する
コメント
自由な投句箱
菩提寺の石段脇の紫蘭かな
音立てて鮪ステーキ来る夏
庭先にみかんの花が咲いている
自由な投句箱
★翡翠の雌の後追う二羽の雄
★岩の上亀の甲羅の乾きけり
★田の水のあふれんばかり苗に風
自由な投句箱
★子ら並び水切り競う夏の川
★万緑や雨に打たれて光増す
★時々は流され休む水澄まし
自由な投句箱
★青梅雨や木々の明るく雨あがる
★雨止めば雲のあかるく梅雨深し
★雨止めば途切れなきなり梅雨の雲
Unknown
自由な投句
庭師来て風の生まるる夏の庭
夏萩や水掛け地蔵の碑は白み
翡翠の林の静寂破る狩
自由な投句箱
アマリリス正面は青き津久見湾
大粒の苺たっぷり載るケーキ
「ソニック」ははつなつの海の色
自由な投句箱
★木隠れて翡翠沼を爛爛と
★里沼へ朝日こがしつ夏の鯉
★里山の小暗き沼の極暑かな
自由な投句箱
★鳴きつつも羽繕いする水鶏かな
★知らぬ間に残業したる夏至の夕
★水槽の蟹を選びて茹で上げし
自由な投句箱
★あじさいの垣根に垂れる雨後の朝
★青柿の道に散らばり雨あがる
★十薬の背伸びしている日蔭かな
自由な投句箱
梅雨入の雨音ピアノソナタ聴く
水音を間近く十薬群れ咲きぬ
紫陽花の色増すころとなりにけり
自由な投句箱
★唐黍や赤ひげ伸ばし実のなれり
★田んぼにてざりがに捕りし幼き日
★水べりをひたすら歩く水鶏かな
自由な投句箱
★鮎釣りの心当てなく竿を出す
★翡翠の心許なき狩猟かな
★翡翠の水面をじっと見てござる
自由な投句箱
★茅花の穂風の誘いに抗えず
★泰山木の香り拡げる花の数
★梅雨晴の木蔭をつたう散歩かな
自由な投句箱
院内の名画を巡る夏の午後
中待合再開喜ぶ夏の声
水打てば葉陰に隠れし胡瓜あり
自由な投句箱
★雨の中屋根に一羽の夏雀
★梅雨さ中植田をつなぐ小川かな
★風の中夕立かける山の沼
自由な投句箱
★花弁の赤く色付く山法師
★人に向け香り放てる鉄砲百合
★翡翠の一閃水を掠めけり
自由な投句箱
エアコンの効かぬ車よ梅雨晴間
植えられし早苗すっくと水面に立つ
山の端にうすぼんやりと梅雨の月
Unknown
自由な投句箱
夏木立朝の大気に深呼吸
翡翠の翔び去る一瞬水鏡
帰途までにぷくりと腫れし虫刺され
自由な投句箱
★水滴の筋の曲がりや夏の窓
★鞦韆揺れの止まらぬ夏の湖
★句会あり夏の夜とはことのほか
自由な投句箱
力溜め鮃の皮引く夏本番
昆布に包まれ夏の鮃のどっしりと
折れた苗挿して芽吹くや梅雨に入り
自由な投句箱
★駅前を赤く飾りし合歓の花
★ねむの花花蕊赤く落にけり
★姫百合や空を向きたる黄色かな
自由な投句箱
<恩師米寿祝三句>
みな集う六月の中華レストラン
テーブルで語るあの頃の夏のこと
明石蛸たっぷり入りし湯麺に
自由な投句箱
<京都四条大橋界隈散策より>
★鴨川の濁り怒涛や梅雨の川
★額の花せせらぎ早き高瀬川
★叡山の雲に覆われ梅雨深し
自由な投句箱
★夕焼を点じる空や赤城山
★白鷺のこのもかまもに居りにける
★翡翠の声のこぼるる山の沼
自由な投句箱
<神河町猪篠あじさいの里三句>
雨に煙る山間の里七変化
田に姿映して咲けり栗の花
山里の清流紫陽花を包む
自由な投句箱
★夏至の日や熱きうどんを頂きぬ
★沢蟹や田舎の川で取り放題
★時速し遂に来れる猛暑の日
自由な投句箱
★梅雨晴と思えざるなり木蔭行く
★紫陽花の青の吐息の日差かな
★枇杷熟るるあの娘の逝きし日を想う
自由な投句箱
★きらきらと鱗光らす夏の沼
★大木の影を映せり山の沼
★翡翠や堰堤越えて葦原へ
自由な投句箱
★時鳥小沼の水面波立たず
★翡翠や堰堤越えて葦原へ
★鳴きながら特許特許と時鳥
訂正のお願い
大変申し訳ございません。
二度投稿してしまいました。
出来れば一つの投稿は明日に回していただければ幸甚に存じます。
よろしくお願い申しげます。
自由な投句箱
芋虫や葉の裏表また裏へ
葉裏より剥がれ芋虫手の甲へ
栃木来て生粉打ち蕎麦を啜る夏
自由な投句箱
★ドア開けて蒸し暑き風呼び込めり
★十薬や覆いつくせる狭き庭
★いつまでも暮れぬ空なり夏至の夕
自由な投句箱
★朝道の早やも伝いぬ片かげり
★あおぞらの見えて小雨や梅雨じめり
★気合入れ起ち上りたる辱署かな
自由な投句箱
<神河町猪篠あじさいの里三句>
薔薇囲む門は小雨に煙りおり
但馬街道宿場に降るや梅の雨
梅雨の中苔むす石の道標や
Unknown
自由な投句箱
青梅の三つ四つ落ちて朝の雨
風潤むラジオ体操梅雨晴れ間
朝食のハイビスカスティーマイカップ
自由な投句箱
★時速し遂に来れる猛暑の日
★連なれる木の葉の茂り光りおり
★釣堀や人影まばら昼餉時
自由な投句箱
<神河町猪篠あじさいの里三句>
雨足や色鮮やかに額の花
紫陽花のかたわらをゆく傘の花
くちなしを真昼の雨が濡らしおり
自由な投句箱
★朝九時のすでに溽暑の散歩かな
★紫陽花の塀を乗り越え変化せり
★泰山木の花の朽ちたりつぼみ又
Unknown
自由な投句箱
降り出しの雨音軽く明易し
夏川や鯉は煌めく波に乗り
親を待つ子燕の声耳に良し
自由な投句箱
歩き来て茄子冷製のあるブランチ
石竹を窓辺に飾る喫茶店
ビスコッティ熱き珈琲に浸す梅雨
自由な投句箱
★梅雨晴のつづき一雨欲しきかな
★雉鳩の鳴いて目覚むる梅雨晴れ間
★木洩れ日の涼風来たる朝あるき
自由な投句箱
★翡翠の森深き木木へ帰りけり
★夏氷薬缶の中にかたかたと
★堰堤を越える翡翠声残し
自由な投句箱
紫陽花のましろや医科の正門に
紫陽花の白きを過ぎて医科に入る
若葉雨切りひらきゆく通院路
自由な投句箱
夏至近し日差し輝くばかりなり
早起きの雀かしまし明易し
安眠を破られ探す蚊取線香
自由な投句箱
★通学の児童と出会う朝涼し
★バスを待つ客の寄り添う片かげり
★鳥からす鳴かぬ朝や炎暑来る
自由な投句箱
★谷若葉奇岩の山の鳥の声
★鴉の巣ごぼつ翁や若葉風
★里山の郡の端の稲田かな
Unknown
自由な投句箱
冷たさを保つプリンや道の駅
朝歩き汗ひくを待つ陶の椅子
試験明け夏手袋の帰宅生
自由な投句箱
★口あけて燕の子等の親を待つ
★隠沼の水中深く翡翠よ
★炎天や立ち話もそうそうに
自由な投句箱
青空や高架駅よりプール見ゆ
淡路島植田の彼方に見えてくる
海峡に霧たつ梅雨の晴れ間かな
自由な投句箱
★しのび寄る夜気の枕に目覚めけり
★凌霄花の緋色噴きたる狭庭かな
★川風に浮かび来たるや合歓の花
Unknown
自由な投句箱
暁に追われて白く夏至の月
玄関を掃き清める音夏至の朝
三回忌終えし座敷に百合香る
自由な投句箱
開け放ち風よく通る夏至の部屋
海峡を過ぎれば泰山木の花
夏服のペディキュア阪神電車かな
自由な投句箱
★朝日差し翡翠の羽さざめかす
★大利根に差し入る夏の月明かり
★雲の峰流石赤城のすそ野かな
自由な投句箱
★夏萩の咲くやふるさと想い居り
★梔子の八重の香るや生協まえ
★底紅や団地の周囲あるき居り
自由な投句箱
★地下鉄の北山出れば炎暑かな
★朝よりの雨の頻りに梅雨戻る
★こつ然と突風来たる梅雨の雷
Unknown
自由な投句箱
暮きらぬ街の灯夏至の夕
梅雨寒や膝に納まる猫丸し
百合雄蕊綺麗なうちに摘まれけり