自由な投句箱/6月1日~6月10日

※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。

コメント

  1. 小口泰與
    2025年6月1日 13:03

    自由な投句箱
    ★菓子好きが菓子屋に生まれ生ビール
    ★翡翠の綺羅らに光る眼かな
    ★利根川の波のきらめき五月かな

  2. 多田有花
    2025年6月1日 13:20

    自由な投句箱
    夏の夕さすが薩摩の薩摩芋
    短夜を市電に乗りて戻りけり
    鶏飯の朝食薩摩の夏の朝

  3. 廣田洋一
    2025年6月1日 18:01

    自由な投句箱
    ★黒南風や帆柱揺れる湘南港
    ★夏暖簾そよりと揺れて和菓子店
    ★一斉に新樹の並木戦ぎけり

  4. 桑本栄太郎
    2025年6月1日 18:48

    自由な投句箱
    ★風吹けば枝先躍る筒あじさい
    ★せせらぎの水面に浸かる四葩かな
    ★外つ人の観光バスへ若葉寒む

  5. 上島祥子
    2025年6月1日 21:25

    Unknown
    自由な投句箱

    朝涼やラジオニュースは隣家から
    花殻の切り戻されて薔薇新緑
    黒南風や迫る和太鼓学舎から

  6. 小口泰與
    2025年6月2日 7:54

    自由な投句箱
    ★切岸に見え隠れする翡翠の巣
    ★鎌首を上げてくちなは泳ぎけり
    ★朽ちつつも若葉の中の無住寺

  7. 廣田洋一
    2025年6月2日 11:41

    自由な投句箱
    ★黒南風やビニールで覆う植木鉢
    ★夏暖簾揃いてかかげ割烹店
    ★垣越えてなだれ咲きたる濃紫陽花

  8. 多田有花
    2025年6月2日 13:39

    自由な投句箱
    かるかんや初夏の観光列車待つ

    <観光列車36+3二句>
    漆黒の車体薄暑のホームに入る
    グリーン車は畳敷なり夏浅し

  9. 桑本栄太郎
    2025年6月2日 17:02

    自由な投句箱
    ★紫陽花の岸にカフェある高瀬川
    ★日が差せば屋根付きなりぬ川床座敷
    ★泰山木の花の妖艶なるが木に

  10. 上島祥子
    2025年6月2日 23:11

    Unknown
    自由な投句箱

    子と選ぶアウトレットや衣替
    喪の明けて明るいシャツや衣更
    夏山を一望にして杖二本

  11. 小口泰與
    2025年6月3日 8:11

    自由な投句箱
    ★雨の中木木に生えたる苔の森
    ★白絣着てまた燗酒を聞し召す
    ★サングラスして段段畑耕せり

  12. 多田有花
    2025年6月3日 13:58

    自由な投句箱
    <観光列車36+3三句>
    風薫るピアノブラック金の星
    弁当や夏の車窓の小風呂敷
    かれい川弁当新緑ながめつつ

  13. 廣田洋一
    2025年6月3日 18:29

    自由な投句箱
    ★青嵐長嶋選手昇天す
    ★夏料理皆で味わうクラス会
    ★乾杯の声に合わせて生ビール

  14. 上島祥子
    2025年6月3日 21:29

    Unknown
    自由な投句箱

    雨垂れに花鞠弾む濃紫陽花
    濃紫陽花カフェ開店の目印に
    夏の雨青傘続く通学班

  15. 小口泰與
    2025年6月4日 8:00

    自由な投句箱
    ★名を呼びて愛犬供養初夏の星
    ★上州の山見て暮らす西日かな
    ★日盛りに池の魚の浮にけり

  16. 廣田洋一
    2025年6月4日 12:05

    自由な投句箱
    ★梅の実のぽろり転がる遊歩道
    ★川べりの風にゆらゆら花ダチュラ
    ★夏暖簾軒先広き老舗かな

  17. 多田有花
    2025年6月4日 13:29

    自由な投句箱
    <観光列車36+3三句>
    新樹光大川組子の文様へ
    山若葉霧島神宮駅に着く
    緑さす子らの出迎えを受ける

  18. 桑本栄太郎
    2025年6月4日 14:31

    自由な投句箱
    ★こつ然と雲の湧き出で青あらし
    ★前梅雨の暗雲刻と集いけり
    ★枇杷の実のほのと黄色や雨上がり

  19. 土橋みよ
    2025年6月4日 18:55

    自由な投句箱
    暖簾揺れ香りほのかな涼み蕎麦
    夏帽子揃って踊る運動会
    山法師ひとひらふたひら雨に散る

  20. 上島祥子
    2025年6月4日 21:37

    Unknown
    自由な投句箱

    夏燕佰円ショップに居を定め
    十薬の刈られ香増す陰の庭
    落実の青梅草に紛れたり

  21. 多田有花
    2025年6月5日 9:44

    自由な投句箱
    <観光列車36ぷらす3三句>
    和太鼓の音のせていく若葉風
    新緑を映す車体が停車する
    若葉が包む大隅大川原駅

  22. 桑本栄太郎
    2025年6月5日 18:05

    自由な投句箱
    ★Tシャツのサイズ大きめ夏きざす
    ★真夏日や満艦飾の濯ぎもの
    ★沙羅咲くや風のうわさに耳澄ます

  23. 上島祥子
    2025年6月5日 22:16

    Unknown
    自由な投句箱

    北窓に白く芒種の朝陽差す
    透百合蕾解ける朝の陽に
    塀を越す昼顔朝陽の正面に

  24. 多田有花
    2025年6月6日 10:50

    自由な投句箱
    <観光列車36ぷらす3三句>
    集落より見上ぐ列車と山若葉
    はつなつの無人駅にあるギャラリー
    石竹を咲かせ静かな村里に

  25. 小口泰與
    2025年6月6日 13:48

    自由な投句箱
    ★袷着て連れ合いと飲む酒の味
    ★雨の中匂爽やかスイトピー
    ★あけぼのの古りたる森の夏鶯

  26. 桑本栄太郎
    2025年6月6日 16:57

    自由な投句箱
    ★木洩れ日の涼風来たる散歩かな
    ★植込みの花ひとつづつ揚羽蝶
    ★チャイム鳴り朝の始業や夏日さす

  27. 廣田洋一
    2025年6月6日 18:15

    自由な投句箱
    ★老鶯や声澄み渡る法の庭
    ★青空に紅く縁取り額の花
    ★紫の苑に際立つ白菖蒲

  28. 上島祥子
    2025年6月6日 23:26

    Unknown
    自由な投句箱

    朝涼のラジオ体操声軽し
    水筒に音の生まれる氷水
    夏帽子インドリボンは蝶結び

  29. 廣田洋一
    2025年6月7日 11:57

    自由な投句箱
    ★柏葉紫陽花白き花弁連ねおり
    ★半裸にてランニングせる外国人
    ★丸窓の向こうに見ゆる花菖蒲

  30. 多田有花
    2025年6月7日 12:27

    自由な投句箱
    <観光列車36ぷらす3三句>
    田の神のおわす広場に楝咲く
    石楠花や人の姿はなけれども
    そぞろ歩けば川べりに花空木

  31. 小口泰與
    2025年6月7日 14:21

    自由な投句箱
    ★賑やかな鳴き声さやか夏鶯
    ★十本の牡丹薫ずる庭真中
    ★山険し碓氷湖のある夏の径

  32. 桑本栄太郎
    2025年6月7日 17:56

    自由な投句箱
    ★堰水の怒涛となりぬ走り梅雨
    ★真夏日の木蔭に憩う散歩かな
    ★午後よりの雨の予報や花南天

  33. 川名ますみ
    2025年6月7日 19:58

    自由な投句箱
    青梅にまだ残りある陽のぬくみ
    そっともぐ鉢の梅の実ぬくもれり
    梅実もぐときの軽さと実の重さ

  34. 多田有花
    2025年6月8日 8:30

    自由な投句箱
    <観光列車36ぷらす3三句>
    旅人が降り立つ初夏の無人駅
    ハンバーガー銀杏若葉の下で食ぶ
    日向夏のポストのありし駅に着く

  35. 廣田洋一
    2025年6月8日 12:28

    自由な投句箱
    ★ぽろぽろと坂道に降る桜の実
    ★鷺草や飛び立つ姿保ちをり
    ★雨続き濁流となる夏の川

  36. 桑本栄太郎
    2025年6月8日 17:10

    自由な投句箱
    <京都四条大橋界隈より>
    ★外つ人のラーメン店へ夏日かな
    ★鴨川のはるか北山夏かすみ
    ★屋根被う風の行方や川床座敷

  37. 小口泰與
    2025年6月9日 10:53

    自由な投句箱
    ★翡翠の写真閲する事多し
    ★山の沼あ向きこ向きに翡翠よ
    ★翡翠の木隠る天に大鳥よ

  38. 多田有花
    2025年6月9日 11:49

    自由な投句箱
    宿に入り途端に降り出す驟雨かな
    梅雨入や日向国の雨の朝
    「にちりん」で梅雨の日向を後にする

  39. 廣田洋一
    2025年6月9日 16:27

    自由な投句箱
    ★雑賀屋の白壁光る夏の朝
    ★紫陽花の上に聳ゆる五重塔
    ★山紫陽花夫々名乗り法の山

  40. 小口泰與
    2025年6月10日 8:22

    自由な投句箱
    ★翡翠の葦より忽と飛び込みし
    ★牛蛙鳴きて小沼を支配せり
    ★がうがうと蝦蟇鳴く声や沼奪う

  41. 多田有花
    2025年6月10日 11:41

    自由な投句箱
    梅雨空や「にちりん」はメタリックグレー
    夏浅きみかんのベンチの津久見駅
    親族が集いて食すところてん

  42. 桑本栄太郎
    2025年6月10日 12:51

    自由な投句箱
    ★雨脚の予想ならずや梅雨の朝
    ★荒梅雨や雨脚ついて買い出しに
    ★堰水のうねり怒涛の梅雨入りかな

  43. 廣田洋一
    2025年6月10日 14:24

    自由な投句箱
    ★山道の碑文字くっきり額の花
    ★入梅やタイミン竹の小さき花
    ★雨しとどいよよ色濃く七変化

  44. 上島祥子
    2025年6月10日 22:44

    Unknown
    自由な投句

    千歳経る御木曳祭や令和夏
    雨音に目覚める朝や梅雨に入る
    早苗田の水を湛えて梅雨に入る