※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
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主宰:高橋正子・管理:高橋信之
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https://blog.goo.ne.jp/kakan02
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コメント
自由な投句箱
★夕日差すレトロな窓や夏館
★夏の灯や小舟の櫂の音聞ゆ
★三山の風を賜わる夏座敷
自由な投句箱
★十薬や読み始めたる「ペスト」かな
★ちらほらと川に落ちたる桜の実
★鯖一匹持て余したる独り者
自由な投句箱
芍薬咲く空き家となりし庭の隅
草を刈る音遠くより夏の朝
上流へ今朝も一羽の白鷺飛ぶ
自由な投句箱
★紫陽花の蕾つぶつぶ控えけり
★雨雲の晴れて明るき若葉谷
★山影の映る植田や日暮れ居り
自由な投句箱
★頑固なる蕎麦屋の主麻のれん
★香水やサイドカーより湖畔へと
★風鈴はかんかん石の風奏で
自由な投句箱
整然と田の一画に早苗あり
生垣のさつき鮮やか遠目にも
柿の花人声近く咲きにけり
自由な投句箱
★川風に沿いて地道や草茂る
★流れ来し今の在所やえごの花
★ででっぽと山鳩遠く夕薄暑
自由な投句箱
梔子にぎゅっとしぼりし蕾立つ
梔子の碧きつぼみの裂け目より
梔子にあたらしき白咲ける朝
自由な投句箱
★鯉釣の鈴の鳴りたる夜釣かな
★桷の花ルアー持つ手に魚信かな
★土合駅尾根縦走の日焼かな
自由な投句箱
★きっちりと四隅固めし額の花
★垣根越し真白く咲きし額の花
★夏目くや海軍カレー特売日
自由な投句箱
薔薇清し路地に遊べる子らの声
明易き空にはや鶯の声
外に出てみれば良きこと石竹咲く
自由な投句箱
★畦に沿い早苗の曲がる棚田かな
★出番無き事を願えり余り苗
★夏蝶の数多のもつれ舞いにけり
自由な投句箱
★助手席に脚投げ出して昼寝かな
★亀の子や末は乞食か成金か
★奥利根の渓を震わす河鹿かな
自由な投句箱
マーガレット農家の隅の畑にあり
溝浚えの音の始まる午前九時
角曲がる風に吹かれてカラー咲く
自由な投句箱
★夏風邪や次々なめる浅田飴
★杜鵑竹の奥より聞こえけり
★河川工事のクレーン高々時鳥
自由な投句箱
★十薬の地に落つ星の木蔭かな
★プロペラのうす紅ありぬ若楓
★早苗田に水張り農夫立ちつくす
自由な投句箱
★蟾出づや夜の湖畔の赤提灯
★遊学の友の下宿に守宮かな
★あけぼのの八千穂の里の時鳥
自由な投句箱
★自粛てふ難行続く若葉寒
★公園の日差し陰りて若葉寒
★青空の甘さ蓄へさくらんぼ
自由な投句箱
★十薬の木蔭となりぬ十字花
★うす日射す狐の雨や走り梅雨
★サンバイザー光るふたりの川辺行く
自由な投句箱
パイナップル舌痛みしは幼き日
紺青に晴れて雲なし夏夜明け
夏の庭とりどりの花いっぱいに
自由な投句箱
★朝刊の解除の文字や閑古鳥
★馴染みたるテレワークとや鳥巣立つ
★石楠花や峰峰より雲を生みにける
自由な投句箱
★ガーナにて出会ひし鯖缶かな
★黒々と焦げ目付きたる鯖二匹
★竹林の荒れたるままに落葉せり
自由な投句箱
★青梅の古木矜持や二つ三つ
★若竹の三日見ぬ間の背丈かな
★天に向き気勢上げたり山法師
自由な投句箱
★老鶯や山のホテルのコック帽
★翡翠や釣人川を渡渉せる
★老鶯や清き流れの分水界
自由な投句箱
★門前に三個百円玉葱かな
★サクサクと赤玉葱のサラダかな
★玉葱を隠し味とすカレーかな
自由な投句箱
★緑陰のつづく木蔭やバス通り
★田の隅に肩を寄せ合う余り苗
★あはあはと嗤う鴉や梅雨寒し
自由な投句箱
★緑陰のつづく木蔭やバス通り
★田の隅に肩を寄せ合う余り苗
★あはあはと嗤う鴉や梅雨寒し
自由な投句箱
★つつがなく浮島に沿う浮巣かな
★青鷺や利根の大岩微動だに
★白鷺や棚田へ夕日差しにける
自由な投句箱
★木々の葉の重たげに揺れ梅雨兆す
★不惑をば一つ越えし子豆の飯
★川べりの畑の匂ひ豆の飯
自由な投句箱
夏の川空を映して流れゆく
紋黄揚羽横断歩道を渡りおり
退院のお迎え薔薇咲く病院へ
自由な投句箱
★薫風の買物かごに子犬かな
★一天の放れ雲のみ五月晴れ
★夕日透く窓の若葉や風に揺れ
自由な投句箱
★大丈夫かと声かけられし夏の雨
★銭湯の灯りともされ夏の雨
★コーヒーを飲む間に止みし夕立かな
自由な投句箱
★上州は鶴のかたちや麦の波
★夏燕棚田の空を袈裟斬りに
★忙しく蜜から蜜へ目白かな
自由な投句箱
駐車場の上に広がり花楝
風一夜フロントガラスにおうち散る
競い合い竹皮を脱ぎ空目指す
自由な投句箱
★吾立てば緋鯉寄り来る朝の池
★緑陰の影の揺るるや枝の風
★晶子忌の歌碑の堺やみだれ髪
自由な投句箱
★風鈴や芝の醜草数多生ゆ
★次次に堰き飛ぶ鮎や雲一朶
★釣糸をぴんぴん鳴らす岩魚かな
自由な投句箱
★老舗前幟はためく柏餅
★亡き息子甘党なりし柏餅
★柏餅みそ餡も良し茶を汲みぬ
自由な投句箱
★泰山木の花の甘き香抓みみる
★心地良き風の小径や青葉闇
★桑の実や想い出遠き故郷へ
自由な投句箱
花も葉も梅花空木の丸きこと
風五月ふうせんかづらの種をまく
新緑の夢見ヶ崎の果てに富士
自由な投句箱
★垂涎の魚拓見せらる山女かな
★我が影の寄れば寄りくる目高かな
★風絶ゆる池にあきとう金魚かな
自由な投句箱
★草むしり取るのが惜しき花もあり
★ここまでと思ひつつまた草むしる
★草むしる根元の虫の目覚めけり
自由な投句箱
★コロナ禍の失せよ風吹く五月尽
★風抜ける木蔭の径や筒あじさい
★雨雲の峰肌昇る走り梅雨
自由な投句箱
峠越え細道下る麦の秋
森の気を深呼吸して夏の山
自転車を停め大緑陰にくつろぎぬ