自由な投句箱/12月1日~10日

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コメント

  1. 小口泰與
    2020年12月1日 8:55

    自由な投句箱
    ★沼風に負けぬ冬帽カメラ女子
    ★山風や鍬振る老の頬被
    ★手袋を咥え荷を積む菓子倉庫

  2. 廣田洋一
    2020年12月1日 10:51

    自由な投句箱
    ★地下広場電飾灯る十二月
    ★また一つ俳誌の積まれ十二月
    ★巫女三名ゆったり舞へる神楽かな

  3. 多田有花
    2020年12月1日 14:04

    自由な投句箱
    皇帝ダリア見上げて思う十二月
    常夜灯に今年の落葉降り積みぬ
    ベランダで小さき焚火楽しみぬ

  4. 桑本栄太郎
    2020年12月1日 17:14

    自由な投句箱
    ★一枚の残る暦や十二月
    ★あはあはと嗤う鴉や冬ざるる
    ★歩みゆくうちに忽ちしぐれ雲

  5. 古田敬二
    2020年12月1日 22:35

    自由な投句箱
    鱗雲瀬戸内海に竿を振る
    山からの水音落ち葉の長屋門
    山の池今年も来ている番鴨

  6. 小口泰與
    2020年12月2日 9:06

    自由な投句箱
    ★訳ありの餅も売りたる五十集かな
    ★花枇杷や牛舎の牛の一か所に
    ★水鳥や夕映えの波立ちにける

  7. 廣田洋一
    2020年12月2日 9:50

    自由な投句箱
    ★白き雲後に控え冬の月
    ★逝きし妻思ひて仰ぐ冬の月
    ★セーターの毛玉の増えて愛しかり

  8. 多田有花
    2020年12月2日 12:56

    自由な投句箱
    枯茨そこに真っ赤な実が光る
    漕艇がいくつも浮かび冬の川
    冬の波残してダブルスカル去る

  9. 桑本栄太郎
    2020年12月2日 17:29

    自由な投句箱
    ★踏みしだく落葉色褪せ来たりけり
    ★冬菊の色とりどりに寂び来たり
    ★真つすぐに畝の伸び居り冬菜畑

  10. 古田敬二
    2020年12月2日 22:32

    自由な投句箱
    大根抜く地球に残す黒き穴
    青梗菜良きふくらみに育ちけり
    冬耕す背中いっぱい陽を浴びて

  11. 小口泰與
    2020年12月3日 9:46

    自由な投句箱
    ★河原はや野球の子らや冬の鳥
    ★夕間暮れ一羽遅れし鴨の沼
    ★田を越ゆる電柱の影冬すみれ

  12. 廣田洋一
    2020年12月3日 13:58

    自由な投句箱
    ★求めしはアラン模様の白きセーター
    ★セーターの腕をまくりて採決す
    ★暖かき年の暮れなり子らの声

  13. 多田有花
    2020年12月3日 16:19

    自由な投句箱
    大堰に南京櫨の冬紅葉
    加古川や枯れの上には青き空
    足音に鴨そそくさと逃げてゆく

  14. 桑本栄太郎
    2020年12月3日 17:22

    自由な投句箱
    ★青空の高きに聳え冬木立
    ★青空にきらきら光り時雨来る
    ★木洩れ日をきざみ舞い居り竹落葉

  15. 小口泰與
    2020年12月4日 8:27

    自由な投句箱
    ★厚紙に毛皮売ります杣の宿
    ★三山の雲の速さよかじけ鳥
    ★ひれ酒や傘寿の我の酒量なる

  16. 廣田洋一
    2020年12月4日 14:17

    自由な投句箱
    ★一筋の傷跡残し山眠る
    ★セーターの腕をまくりて採血す
    ★年越しの予算たてたり月始め

  17. 多田有花
    2020年12月4日 17:00

    自由な投句箱
    真ん中に鉄橋がある冬景色
    冬の河岸駆け抜けてゆく郵便夫
    枯枝に集いてとまり河原鶸

  18. 小口泰與
    2020年12月5日 12:12

    自由な投句箱
    ★源流の空真っ青な冬黄葉
    ★鰭酒や今宵も里は風の中
    ★湯豆腐や囲炉裏に薪の五六本

  19. 廣田洋一
    2020年12月5日 15:52

    自由な投句箱
    ★枯草やふはと返さる靴の底
    ★大売出しの幟はためく年の暮
    ★慰霊碑に花束供え山眠る

  20. 桑本栄太郎
    2020年12月5日 18:36

    自由な投句箱
    ★しぐるるや時に水色空の見ゆ
    ★礼拝のオンラインとや待降節
    ★強面と見ゆる貌なり山眠る

  21. 多田有花
    2020年12月5日 19:50

    自由な投句箱
    疫病に忘年会をキャンセルす
    見上げればそこにはいつも冬青空
    談笑の声聞こえ来る小春の日

  22. 小口泰與
    2020年12月6日 9:06

    自由な投句箱
    ★尾を振りて犬はちんちん焼芋屋
    ★鰭酒や利根は白波立ちにける
    ★風呂吹きやいまや八十路の同級生

  23. 廣田洋一
    2020年12月6日 9:30

    自由な投句箱
    ★人ごみ避け早く始めし年用意
    ★古本の整理を始め年用意
    ★湯豆腐のことこと煮えて夜の酌

  24. 桑本栄太郎
    2020年12月6日 18:10

    自由な投句箱
    ★露凝るや朝のきらめく庭の木々
    ★冬ざれの山河となりぬ開戦日
    ★冬日さす石のさざれの中州かな

  25. 多田有花
    2020年12月6日 18:49

    自由な投句箱
    小枝拾う小さき焚火するために
    冬晴れに立ちぬ公孫樹の黄金色
    風吹けば小楢木の葉を放ちけり

  26. 古田敬二
    2020年12月6日 23:35

    自由な投句箱
    枯れ葦を刈れば乾きし音のする
    枯芝に座せば背中に温い陽来る
    山眠る今は無くなる木ん馬道

  27. 小口泰與
    2020年12月7日 8:37

    自由な投句箱
    ★襖絵の松の枝ぶり河豚料理
    ★茎石や言の葉丸くなりにける
    ★雀らに開けし障子や長廊下

  28. 廣田洋一
    2020年12月7日 10:27

    自由な投句箱
    ★中天に三日月浮かべ山眠る
    ★墓苑一つふところに抱き山眠る
    ★白き足袋埃にまみれ托鉢僧

  29. 多田有花
    2020年12月7日 13:09

    自由な投句箱
    冬晴れやラジコン飛行機旋回す
    鴨集い尻あげて餌をついばみぬ
    歓声があがりぬ冬のグランドに

  30. 桑本栄太郎
    2020年12月7日 16:13

    自由な投句箱
    ★大根の下葉残して抜かれけり
    ★日を透きて下枝に残る冬紅葉
    ★廃屋の庭に今年も八つ手咲く

  31. 小口泰與
    2020年12月8日 8:33

    自由な投句箱
    ★歪みたる山の稜線開戦日
    ★鰭酒や利根は白波立ちにける
    ★卓袱台に麦飯と味噌開戦日

  32. 廣田洋一
    2020年12月8日 10:40

    自由な投句箱
    ★巨星一つ極月に吸ひ込まれけり
    ★極月の地下に湧きたる歓喜の音
    ★極月の講座を聴くやオンライン

  33. 小口泰與
    2020年12月8日 13:16

    訂正のお願い
    12月6日に投句いたしました「鰭酒や利根は白波立にける」の句を間違えて12月8日にも投句してしまいました。
    誠に申し訳ございません。
    下記の句に訂正願います。
    12月8日の投句
    ★歪みたる山の稜線開戦日
    ★夕さりの浅間のすそ野桜鍋
    ★卓袱台に麦飯と味噌開戦日

  34. 桑本栄太郎
    2020年12月8日 18:39

    自由な投句箱
    ★背の低く支柱立てらる蜜柑かな
    ★チャイム鳴り校内放送小春日に
    ★紅葉散る残るもみじの日を透きぬ

  35. 多田有花
    2020年12月8日 18:49

    自由な投句箱
    大雪の窓辺に日差しあふれおり
    大堰の上は雲無き冬青空
    真鴨群れ川の中州に憩いおり

  36. 小口泰與
    2020年12月9日 9:58

    自由な投句箱
    ★日当りの良き絨毯に小犬かな
    ★埋火や犬の寝言の凄まじき
    ★冬虹やシャッター音と歓声と

  37. 廣田洋一
    2020年12月9日 10:05

    自由な投句箱
    ★朗人てふ巨匠逝きたる年の暮
    ★向き合ひて湯豆腐掬ふ清水坂
    ★湯豆腐に弾む話や友二人

  38. 多田有花
    2020年12月9日 17:25

    自由な投句箱
    寄り添いて真鴨つがいの河原にあり
    青き水を静かに進む鴨の群
    白鷺のたたずむ流れに姿映しつつ

  39. 桑本栄太郎
    2020年12月9日 18:45

    自由な投句箱
    ★からからと硬き音立て木の葉舞う
    ★さめざめと満天星つつじや冬もみじ
    ★ポン菓子の音におどろく小春かな

  40. 古田敬二
    2020年12月9日 23:05

    自由な投句箱
    <ベートーベン250>
    明日への元気をもらう第九かな
    ブルーダーの一人として聴く第九かな
    汗飛ばし指揮者恍惚第九かな

  41. 小口泰與
    2020年12月10日 9:31

    自由な投句箱
    ★炉火赤し手持ち無沙汰の犬と居り
    ★返り花彼方の山の沼の鳥
    ★暖房や犬の寝言の聞こゆなり

  42. 多田有花
    2020年12月10日 12:26

    自由な投句箱
    鴨の群浮かべ大河は悠々と
    シングルスカル冬陽の中をゆく
    冬紅葉残せる一樹のそばに憩う

  43. 廣田洋一
    2020年12月10日 15:49

    自由な投句箱
    ★ノーベル賞候補で終へし年逝きぬ
    ★来年の健診予約年惜しむ
    ★足袋をはく仕種に色気溢れをり

  44. 桑本栄太郎
    2020年12月10日 18:24

    自由な投句箱
    ★八つ手咲く厨の窓の日陰かな
    ★飛沫上げ水鳥又も来たりけり
    ★土となる日のいつの日や落葉踏む