※当季雑詠３句（秋の句・冬の句）を＜コメント欄＞にお書き込みください。
※投句は、一日１回３句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。（例：唐辛子など）
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
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今日の俳句『現代俳句一日一句鑑賞』（髙橋正子著）より
名前の右端に🌸の印が付いている句は、（現）または（元）花冠会員の句
名前の右端に🍁の印が付いている句は、花冠に縁の深い方の句
１１月１０日
★やわらかき毛糸の嵩をおし包む 中村 汀女（なかむら ていじょ）
１１月９日
★枯芙蓉形くずさず枯れつくす 馬場 江都（ばば えつ）🌸
１１月８日
★初冬やシャベルの先の擦り切れて 山口 誓子（やまぐち せいし）
1１月７日
★冬来れば母の手織りの紺深し 細見 綾子（ほそみ あやこ）
1１月６日
★風ひそひそ柿の葉落としゆく月夜 野村 朱燐洞（のむら しゅりんどう）
1１月５日
★白菊を活ける長さにすぱと切る おおにし ひろし🌸
1１月４日
★銀杏黄葉市電は丸くカーブする 髙橋 正子（たかはし 正子）🌸
1１月３日
★柿食ぶやあからさまなる灯のもとに 中村 汀女（なかむら ていじょ）
1１月2日
★鴨渡る鍵も小さき旅鞄 中村 草田男（なかむら くさたお）
1１月1日
★一本の線で描く秋冷の町 川本 良子（かわもと よしこ）🌸
コメント
自由な投句箱
珍しきEV十月の終わる
水音を間近く聞けり貴船菊
親鸞像足下に咲きぬ槍鶏頭
自由な投句箱
★秋深し出荷の菓子の数数多
★夕暮れの沼を狭めし雁の群
★八方へ雑魚ひろごる秋の沼
自由な投句箱
★神在りの月の出雲や海荒るる
★色鳥と云うは小鳥の葉蔭かな
★半分はわれの手伝い栗ごはん
Unknown
自由な投句箱
★盥舟夫を引き寄せ天高し
★紅葉散る枯れ池の底赤く染め
★錦木や向こうに見ゆる朱鷺番
Unknown
●鶏頭のずしと雄々しく揺れ戻り
●行秋やジャズを求めて喫茶店
●宵寒の土産のチョコの甘きかな
自由な投句箱
★飛び出でし大砲岩より懸巣かな
★点点と団栗落ちし沼の淵
★茸狩や腑に落ちぬ日の数多ある
自由な投句箱
澄む秋の手すりに集う雀たち
瞑想に浮かぶあれこれ夜長かな
秋雨と思えぬほどの土砂降りに
自由な投句箱
★冷まじや雨に明るき銀杏の樹
★雨風の最後のあがき野分荒れ
★断捨離の雨籠りとや白秋忌
Unknown
自由な投句箱
郵便の間に挟まり赤い羽根
送迎の車頼まれ白秋忌
黄葉す若木の雌は雄に続き
自由な投句箱
★瓢箪と寝転ぶ子らや猫もじやれ
★絶壁の立塞がるや芋嵐
★稲雀逃げ去るやうに飛び立ちし
自由な投句箱
★正倉院展人の賑わう文化の日
★嵐去り今朝のあおぞら冷ややかに
★どの風もなべて里へと暮の秋
自由な投句箱
★文化の日純金入りの茶を喫す
★文化の日俳句手帳を新たにす
★身に入むや喪中挨拶受け取りぬ
自由な投句箱
橋脚を洗う濁流秋出水
文化の日弾くやバッハのインヴェンション
秋深し宇宙の動画を見ていたり
自由な投句箱
★再びは生まれこぬ世や秋惜しむ
★文机や秋の夜長の辞典にて
★堰堤を超ゆるが如し秋の雨
自由な投句箱
★雨上がり清らに澄みし秋の空
★豪雨止み一安心の秋夕焼
★澄みしそら木の葉舞い散る冬隣
自由な投句箱
★朝冷えや午後より日差す乙訓郡
★代議士の選挙報告秋うらら
★午後よりの風の田道や冬隣り
自由な投句箱
公園に親子ふた組秋うらら
青空を背負いて鳴けり尉鶲
廃屋の庭に残りぬ萩の花
自由な投句箱
★毬栗の落ちたる先の子犬かな
★強風に降りず降らずみ葡萄棚
★三尺の秋水与う文化の日
自由な投句箱
整然とひつじは風に吹かれおり
楓紅葉へ陽の傾きの早し
冬隣る渓流に沿い歩きけり
自由な投句箱
★朝な夕な掃き清めたり桜紅葉
★冷まじや湯気白々と露天の湯
★窓の外光撒きつつ紅葉散る
自由な投句箱
★はけ雲の空の青さや天高し
★乙訓は丘なる里ぞ柿すだれ
★せせらぎの里の辻なる石蕗の花
自由な投句箱
★土手道を下る階段紅葉且つ散る
★暮れ残る空に点灯秋深し
★立冬やしみじみ唄うアベマリア
自由な投句箱
★天からの賜わる雨や秋の畑
★山の辺の沼の落葉の限りなし
★水槽の草の揺れ居り秋目高
自由な投句箱
★行く秋や風の強弱あらわなる
★潜る度賢者になりし秋の鴨
★天からの賜わる雨や秋の畑
訂正のお願い
高橋正子先生
大変申し訳ございませんが、明日の分も投稿してしまいました。訂正をよろしくお願い申し上げます。
自由な投句箱
渓流のそば近くあり柿紅葉
鮮やかに廃墟のタイル秋深し
陽に風に芒吹かれるばかりな
自由な投句箱
★こつ然と風の冷たき今朝の空
★合歓の実の風に乾ぶる高さかな
★蘆刈られ鳥の足あと二つ三つ
Unknown
●拾う葉の一枚撰りて秋闌ける
●身に入るや襟を正して裏通り
●菊人形瞳は宙（そら）へ隣り世へ
自由な投句箱
★立冬の陽射し浴びたり庭の草
★初冬の街を飾れる灯の光
★紅葉散り渦をなしたる木立かな
自由な投句箱
来る冬を真正面に見て不動
細き滝岩を下れる暮秋かな
滑滝が岩を濡らして行く秋ぞ
自由な投句箱
★雲奔り風の冷たき今朝の冬
★朝日さす照葉もみぢの在所かな
★コスモスの花の仕舞いや赤き茎
自由な投句箱
★見事なる立ち振る舞いや秋時雨
★木星や路地裏より風の径
★秋目高尾を振る如く霊ふるう
訂正のお願い
正子先生
（木星）を（木犀）に訂正をお願い申し上げます。
よろしくお願いいたします。
自由な投句箱
秋惜しみつつ渓流の音の中
閉鎖さるキャンプ場に秋暮れる
ひとつひとつ片付けてゆき冬来る
自由な
★点描のような紅葉やアメリカ楓
★火と燃ゆるどうだん躑躅の紅葉かな
★底抜けに晴るるあおぞら冬日さす
自由な投句箱
★池の面を華やかに染め散紅葉
★立冬や冠雪したる富士の山
★初冬の街を飾れる灯の光
自由な投句箱
★秋雨や読書に迷う事もなし
★落葉踏む音に帰宅を知りにける
★振る舞いの熱燗ぐいとコップ酒
自由な投句箱
★教室の入口飾る冬紅葉
★枯色も少し混じりて冬紅葉
★古き友便りをくれる十一月
自由な投句箱
★小春日の前かご占める小犬かな
★前足をさらす嬰児や小六月
★色鳥の尾羽ひこひこ来たりけり
Unknown
◯信号を待ちつ足踏み今朝の冬
◯ヒーターの埃をはらう今朝の空
◯布団より少し顔出す夜明けかな
自由な投句箱
★寒鯉の水塊と共に跳ね
★上空を常に意識や秋翡翠
★山裾の住む方遠き秋灯し
自由な投句箱
凩へ漕ぐやブランコ思いきり
落葉を終えし桜の空仰ぐ
風無く晴れて冬耕に良き日和
自由な投句箱
＜京都四条大橋界隈＞
★堰水のはるか鞍馬や小春空
★小春日や四条大橋人の波
★大橋の人の行き交う街小春
自由な投句箱
★初時雨傘打つ音の程もなく
★生垣に彩り添えて冬紅葉
★池渡る風に揺れたる枯れ尾花