8月13日(1句)
★枝豆や能登の荒塩一振りす/廣田洋一
枝豆の緑に振る「能登の荒塩」が荒さのなかにも抒情を生み出しています。また、一振りの仕草が能登の荒塩に合っています。固有名詞が繊細に扱われ、完成された句です。(髙橋正子)
8月12日(句)
★禊萩のはらりと散るや墓の道/廣田洋
禊萩はお盆に墓に立てる花ですが、墓への道にはらりと散っている。「はらり」の軽さのある一言が、盆花の儚さを感じさせてくれています。季節と行事がすぐさま気配として立ち上がっています。(髙橋正子)
8月11日(1句)
大雪山黒岳5合目
★ロープウェイ着くや熊鈴山の秋/土橋みよ
★ロープウェイ着くや熊鈴着けて秋(正子添削)
「熊鈴」が浮いています。句の中でなにをしているのかわからないです。もう少し丁寧に言う必要があります。
ロープウェイを下りてすぐ「熊鈴」をつけたのでしょう。ロープウェイで上った山の高さが知れます。元の句は「山の秋」となっていますが、「熊鈴」がどうなのかを言っていません。それを言うために、「山の」を削りました。ロープウェイで上ったことですでに山がわかりますので、「山の」を省略できます。(髙橋正子)
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