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コメント
自由な投句箱
小口泰與 2016-12-11 15:42:29
大沼の器にはべる子鴨かな
山風の山茶花軒をうずめ咲く
梵鐘を打つや水面の冬紅葉
桑本栄太郎 2016-12-11 20:01:36
寒禽の下枝に歌う一頻り
山茶花の宿となりたる団地かな
遥かまで水色空やしぐれ虹
廣田洋一 2016-12-11 21:42:28
水脈残し群れを離れる鴨番
冬の星電池を届けるこうのとり
癌検査予約を入れて去年今年
自由な投句箱
◇対岸はひときわ目立つ楓紅葉
◇ゆらゆらと鴨の水尾引く夕間暮れ
◇にょきにょきと目玉出したる花八つ手
自由な投句箱
<空路横浜へ三句>
冬の雲並びし下に海の青
橋渡り冬の港が見えてくる
極月や出航準備の日本丸
自由な投句箱
★降り積もる雪や松の木風の中
★うない髪そろい笑顔の冬休
★愛好のうわさを頼り冬紅葉
自由な投句箱
★年の瀬や海外出張忙しなし
★読みかけの本流し読み年暮るる
★予定表見ながら急ぐ年用意
Unknown
★冬虹のはるか雲間や青き空
★水色の空の果てより寒波来る
★ほつほつと肩に額にしぐれ来る
自由な投句箱
◇冴える月鴉くろぐろ舞ふ暮色
◇雪ばんばサインカーブのごと飛びぬ
◇銀杏を数へるうちに青信号
自由な投句箱
<金剛山登山三句>
冬晴れの大阪湾を見晴るかす
氷点の頂に立ちみな笑顔
巨大杉見上げて立てり冬の山
自由な投句箱
★鳶の笛空奪いあう枯木立
★初雪や犬の足跡点てんと
★冬草や暁の鉄路の音響き
自由な投句箱
★吾が肩に軽く挨拶木の葉降る
★あでやかに川底染める木の葉かな
★木の葉散る駆け回る子ら追ひかけて
自由な投句箱
★ちりちりと山膚赤く寒波来る
★音階は天の息吹か虎落笛
★狐火や夜の水車の音もなく
自由な投句箱
山下りてのちの乾杯忘年会
口中に蕩けるおでん大根食ぶ
はふはふとほおばる熱き牡蠣フライ
自由な投句箱
★やかん提げ凍りし車溶かしけり
★池凍りリンク開放待ち遠し
★凍滝や凍りし水の伸び上がる
自由な投句箱
★遠山の白極まりて落葉時
★二人して落葉蹴りたるランドセル
★ざくざくと大地踏みけり軒氷柱
自由な投句箱
★水道の水の手に切れ寒波来る
★階段にエレベーターに落葉敷く
★干し物の出し入れ激し雪気かな
自由な投句箱
◇樟を色艶やかに蔦紅葉
◇くつきりと緑の九輪冬木立
◇ぎこちなく冬空を飛ぶ川鵜かな
自由な投句箱
★瓔珞を乗せる草の葉霜の朝
★空風や山は一朶の雲も無し
★川風の時をきざめり帰り花
自由な投句箱
雲間より冬陽地上に降り注ぐ
冬夕陽沈める先に小豆島
短日の山下りくれば街の灯が
自由な投句箱
★嬰寝まる窓に瞬く聖樹の灯
★山茶花や今朝散る色の瑞々し
★子らを待つ部屋の明るき白障子
自由な投句箱
★冬の庭赤く照らせる万年青の実
★サクサクと大根切りて飯用意
★沢庵漬け石を乗せるは祖母の役
自由な投句箱
★茜さす冬雲光る入日かな
★音階の天の息吹か虎落笛
★水底に彩の緋色や落葉敷く
自由な投句箱
★冬紅葉武蔵の国の平林寺
★禅寺の竹垣に映ゆ冬紅葉
★吹きつのる山風尖り霜柱
自由な投句箱
雨一日過ぎて木枯しの朝に
前山の木々木枯しに身をよじる
初雪や遠嶺の姿くっきりと
自由な知投句箱
★小春日の空を仰げば師の笑顔
★重ね厚きトルコギキョウのさわやかさ
★あかあかとポインセチアは医院の門に
自由な投句箱
★木枯や煩悩すべて吹き飛ばす
★哀しそうな色したたりぬ木守柿
★満天星の残る紅葉や雨の緋に
自由な投句箱
◇冬晴の仏人墓地へ献花あり
◇夕暮の灯寂し冬の凪
◇寒鴉百合の木の実は花のごと
自由な
★冬空に次々飛べる鶴マーク
★パリ空港冷たき風の吹き込めり
★真つ白な山川続く旅の空
自由な投句箱
大根を亀の子たわしで洗いあげ
旅人を見送るポインセチアかな
わが耳の冷たさ覆うイアーマフ
自由な投句箱
★次次に蹴りたる落葉またふわり
★白鳥や光にゆるる利根川(とね)明り
★利根川や深き皺ある干大根
自由な投句箱
★落葉松の落葉散り敷く舗道かな
★朝よりの山陰街道しぐれ来る
★木守りと言うに数多の野柿かな
自由な投句箱
◇桃色の無邪気弾ける檀の実
◇曼珠沙華ピンクに咲きし十二月
◇裸木に影絵の如く鴉かな
自由な投句箱
★大鍋のおでん炊きたる給料前
★おでん煮る人数分の卵かな
★コンビニのおでんで済ます昼食かな
自由な投句箱
よく晴れて山に向かいし冬半ば
兵の栄枯盛衰落葉敷く
淡路島冬陽輝く中にあり
自由な投句箱
★朝日差す雪の浅間や禽の声
★たそがれの小舟舫える枯野かな
★眼うらに雪の浅間のあるばかり
自由な投句箱
★一夜明け初冠雪の際やかに
★この和菓子作りて待つと賀状書く
★山茶花の散り敷く路を葬送す
自由な投句箱
★バスに乗る山陰街道しぐれ空
★時雨るるや朝のコーヒー駅の中
★天王山の背ナに入日や山眠る
自由な投句箱
裸木に僅か残りし葉に朝日
コンビニのおでんへ男子立ち漕ぎに
富士山の雪の耀きビルを越ゆ
自由な投句箱
★朝焼けの雲中天に冬の空
★風邪引きていそいそ作る玉子酒
★咽喉の奥真つ赤になりて風邪宿る
自由な投句箱
★凍晴や一目瞭然赤城山
★枯れ枯れて川風激し尾花かな
★短日の田居に我が影ただひとり
自由な投句箱
短日の陽の傾きを見つ下山
落葉山眺めつ入りぬ露天風呂
来年も楽しく山へ忘年会
自由な投句箱
★小春日の線路交叉の車窓かな
★大阪駅冬の入日のビルの壁
★ちりちりと赤き六甲山眠る
自由な投句箱
★引越しの準備を急ぐ年の暮
★白き壁際立たせける紅葉かな
★恙無く出張終えし年惜しむ
自由な投句箱
★冬ばらの此処のみ日矢の当りける
★冬ばらの黄にとどまる異邦人
★冬ばらの高さ揃えて剪りにける
自由な投句箱
ひとかかえの冬の野菜をいただきぬ
散りきって明るくなりぬ枯木山
落葉焚く香よ懐かしき日々よ
自由な投句箱
<六甲アイランド>
★海越えの高き橋梁冬の潮
★冬凪の埠頭に舫うタグボート
★きらきらと運河茜や冬入日
自由な投句箱
◇二階より皇帝ダリア首を振る
◇緋鳥鴨鳴けば寂しき被爆川
◇かいつぶり独りさすらふ夕間暮れ