3月~4月作品

日が沈む芽木のさみどり滲ませつ
花辛夷森の尽きたるそのところ
荒風の辛夷となってうすみどり
花淡し寺の甍がかがやけば
振りあおぎ眩しきばかりの花と空
散りはじむ花にのぼりて白き月
風あれば風の意を得て花散れり
夜桜の散れば街灯またたけり
ポピーの茎の曲線鋼の強さもち
柳青むふるさと遠く住みたれば
    * *
のびのびと畑に枝張り大桜
花影を踏みつつ歩みわれら友
牡丹の蕾いくつや寺の内
花影の揺れは今生花の揺れ
リラは蕾強風鉢をなぎ倒し
アイロンの熱の匂いや花の朝
むくどりの走る地があり杉菜生う
フランス菓子食べに行く道春寒し
春朝日大路小路のかぎろえり
春朝日都市通勤の黒衣群
ポピー散る紙のようなる花びらを
鳥声のはずみておりぬ花の朝

4月12日(日)

俳句

晴れのち曇り
○花冠5月号発送。クロネコメール便。
立夫さんと、のりをさんにも発送。

○「日吉や」のてんぷら蕎麦とうどんの出前を頼む。配達は、朝日新聞の販売所が担当。注文から10分ぐらいで配達してくれた。食べたあと、やっぱり、家のうどんのほうがよかった気もしないでもなかった。

○夕方から曇って雨の気配がして、花が咲き盛り、青葉となる前の、独特の雰囲気。けだるいでもなく、憂うでもなし。

4月11日(土)

俳句

○花冠5月号の発送は、明日日曜日に。
表紙の色は、緑系。3月号もそうであったので、心配したが、自分の内では、1度決めたら、覆さない方針でいるので、緑系で押し切った。成功するかも知れないし、失敗ということもある。出来上がった色を見ると、3月号と違って、シャープな緑になったので、5月らしくよかったと思う。これから何回発行できるかわからないが、よい時も悪いときもあると、鷹揚に構えておかなければならないだろう。

○くすっと笑える俳句を投句するように依頼を受けているので、少々考えている。
川柳ではいけなくて、俳句。4月30日締切。
釣忍吊ればはやばや猫が来ぬ
 (猫は家中で一番涼しいところをよく知っている。猫も風流じゃないですか。)
よかばってんうまかばってん西瓜食ぶ
 (西瓜は威勢よく食べなくちゃ。)
うすものの僧の後つく餓鬼坊主
 (うすものを来て澄まし顔の棚行の僧に、神妙に後を付き歩く餓鬼坊主。どちらもこの日ばかりは。)
恋猫の踏みしだきゆく花畑
 (花も嵐も踏み越えてゆく恋猫の形相。)

4月10日(金)

俳句

晴れ
○日経の色刷りには、おや? そのはず、陛下の金婚の祝賀紙面。結婚式パレードを見るために、小学校の裁縫室(当時は和室でそう呼ばれていました。)に集まって、テレビで中継を見ました。このとき、テレビを初めて見た方も多い。わが家には、現在はテレビを置いていない。テレビも随分進化したが、放送内容(品位と言っていいかもしれないが)それに伴っているか、疑問。

○お昼ごろ、注文の封筒がヤマト便で届く。こちらからの宅急便も集荷してもらった。

○夕方西濃運輸の宅配で花冠5月号が届く。

○植えつけた蕗の3株のうち2株が芽生えないので、掘り返したら、一つは根腐れを起こしていて、よわよわしい芽が5mmほど。もう1株も根が伸びておらず。野良ばえのような蕗だが、難しいものだ。土がよくないのかも。

○フリージアが満開になったので、室内に入れて楽しむ。いい匂いが部屋に満ちる。

4月9日(木)

俳句

晴れ
○花冠発送用の封筒をネットでアルテックに注文。

○秀之さんに送った句集『南港』が未着のようだ。年度はじめのためであろう。荷物の量が増えているようだ。

○全国こども俳句協会の臨時総会と通常総会の案内をとりあえずメールで出す。
会長不在のため、臨時総会が必要。

○良子さん会費納入。(現金書留)

○新潟の堀川さんに花冠6月号への投句を電話で勧める。郵送してくださるそうだ。

○よい天気で、初夏の陽気らしいが、寒気がするので、やはり風邪らしい。

4月8日(水)

俳句
散りはじむ花にのぼりて白き月
風あれば風の意を得て花散れリ
夜桜の散れば街灯またたけり

晴れ
○花祭り。
○句集『南港』を注文者と、句集出版者にメール便で発送。本日は30冊。
○夕方より、風邪をひきそうな気配。疲れと肩こりのせいか、歯痛。就寝前コーヒーを熱くして飲む。これで大丈夫か。
○全国こども俳句協会の理事を新たに依頼。治代さん、祥子さん。

4月7日(火)

俳句

晴れ
○高橋秀之句集『南港』は昨夕届いたが、今朝、秀之さん宛てにクロネコ宅急便で送る。8日着の予定。

○6月6日(土)に開催予定の全国こども俳句協会の総会の会場予約。
神奈川近代文学館。和室。13時~17時。利用料金2520円は当日支払い。利用カード必携のこと。

○フリージアがよく咲く。ピンク系。山椒の葉もちょうど使いごろとなる。

4月4日(土)

俳句
さみどりの芽木の向こうに日が沈む
鳥声のはずみておりぬ花の朝
アイロンの熱の匂いや花の朝

○『花の昼』出版祝賀会。北山田のイタリア料理店。午前11時30分より。
昨夜、洋子さんより祝電が事務局に届く。愛代さんのご家族、妹さんのご家族、天城から智久さんも出席され、今日は若い人が多い会となる。

○祝句を2、3句考える。

4月3日(金)

俳句

晴れ

○俳句界5月号の結社広告の校正のチェック。6月号広告に掲載する7名7句を選ぶ。なるべく大勢の方に登場していただく方針である。

○信之先生に言付けて、チーチョダイニングに鯛を届ける。午前中。