快晴。真夏ほどではないが、また暑くなった。
今朝は今朝の竜胆ひらく青澄みて 正子
竜胆の澄みたる青に眼が洗われ 正子
新涼の子らの家族が風邪に臥し 正子
梨送りし返事にありぬ「風邪に臥す」 正子
子に持たす梨の二つの重かりぬ 正子
●「水煙」の2007年3月号が紛失。200◯年11号も紛失。わが家にはない。ネットからもバックナンバーが見れなくなっている。図書館を探すしかない。大事に扱っているつもりだが、こんなことになる。なくなったのは、何か調べることがあって引き抜いて見た場合。
●高橋正子の俳句日記のブログ開設4000日。
小雨。涼しい。
秋刀魚・湯豆腐ふたつに酢橘たっぷりと 正子
十五夜の草に虫鳴く綴れつつ 正子
同人の敬老の日を思いたり 正子
十五夜の老いの軽さよ月を見る 正子
ベランダの小雨に濡れぬ竜胆も 正子
●夕べラジオで俳人の鼎談があった。星野高士、星野椿、宇田喜代子氏。ほととぎす高浜家の立子の娘、星野椿氏が好きな句として挙げた5句の内2句が立子のパリの句と、立子の妹の高木晴子のイギリスでの句。宇田喜代子氏は、現代俳句の代表者の一人だが、海外詠の句があるのかと思った。これは妙な事。
因みにイギリスのキューガーデンに虚子の句碑があるとは知らなかった。キューガーデンに行ったのに見なかったのは残念だ。
●千葉では、台風15号の影響で停電が続いている。11万戸が停電と言う。
昔ながらの生活で、残せるものは残しておいた方がいいのではないか。近くの団地に、災害時に竈となるベンチがあるが、これはいいと思う。手押しポンプの井戸も残しておくのがいいのだはないかと思う。本郷の樋口一葉の旧家に行く路地に手押しポンプがあったが、それが今どうなってるだろうか。しばらく本郷にいっていない。
晴れ。27度。
老人の日心に祝い紅茶飲む 正子
かな筆の禿びたりかすれに秋灯 正子
秋灯にかにかく古び高野切れ 正子
秋灯に付箋いくつや高野切れ 正子
●昨日、電機屋でパソコンの電源を抜かれ、リセットされ、インターネット俳句センター(自分のPCだけでみれる)が、見れなくなった。念のため、IDノートに表紙の各項目のアドレスを控える。数えたら、48項目。そのうちkakan.infoの27項目が見れない。現在活動中のものには支障ない。
●「ネットにどれを残すか、何を残すか」「Hpをどう位置づけるか」。記録は紙媒体がもっともいい。無駄な紙媒体は作らない。広く知らせるのは、ネット。
●夕方句美子が来る。お土産にユーハイムのチーズケーキとアップルパイ。どこかの焼きプリンに、飾りのあるドーナツ。22日には一日家に来てくれ、お父さんの相手をしてあげるという。それで、出光美術館の芭蕉展にいくことにした。
曇り。涼しい。
十五夜を真夜に仰ぎて今日終わる 正子
切りつめて芒活けたり若穂のみ 正子
舟形の箱に葡萄のひとふさずつ 正子
新豆腐とあれば水もきよらかに 正子
絹ごしの方がきよらか新豆腐 正子
●十五夜。夜中にラジオを聞いて、月が出ていることを知り、外へ出て月を見た。小さく、満月のはずが、少しゆがんで見える。十五夜を見逃すところであった。
●白いPCがサインアウトできない。いつまでたってもサインアウト中。何かの操作で、Cloud を出してしまって、それからだ。Cloudがあやしい。で、メールが読めない。ヤマダ電機に持ってゆく。
●debate の語。言おうか言うまいか非常に悩む時など。「カミノ アイランド」の中にあった。
・・debate to mention to the others.
デイリー句会
https://blog.goo.ne.jp/kakan003
曇り。十五夜。明日が満月。
台風のあとの荒地の韮の花 正子
荒れ畑の半分占めて韮の花 正子
のうぜんかずら揺れつつ鳥に蜜吸わせ 正子
芒の穂紅刷くものも混じりたり 正子
鬼柚子のでこぼこ深く青深く 正子
風に飛ぶ秋の幻影秋の蝶 正子
●恵子さんから電話。子規新報のお礼と、信之先生のお見舞い。余計なことながら年齢を聞いた。私より、5歳上。
今、平成15年から19年までの信之先生の俳句を書き出している。このころが水煙が最も活発な時期。水煙誌上に発表された人たちの名前で、忘れていた名前もある。大勢が入れ替わり入会された。ほとんどが、ネットから。その人たちは、今どうされているのか。秋風が吹く今日は、昔の時間がなつかしい。
●5丁目の丘を散歩。風船蔓、芒、にらの花を持ち帰る。しじゅゆうがらの群れにあう。
●蓮根をすりおろし、小麦粉、卵、塩を混ぜて、油であげる。蓮根の天ぷらの味がしている。上出来。
大根おろし、酢橘、醤油で食べる。
夕方、にわか雨。まだ暑い。
牡蠣ソテーレモンの色を添えてあり 正子
梨に添え一袋を買う青蜜柑 正子
山国の葡萄の紫冷え過ぎぬ 正子
●井田病院へ、付き添い。次回10月30日を予約。硬膜下血腫ということがあるらしい。
●14日は満月。それに合わせ、スーパーの花屋にお月見用の花。吾亦紅、竜胆、芒、鶏頭、月のような黄色いポンポンダリア。観葉植物の葉。この花束、人目は引くが、翳がなくて興ざめ。思えば、かわいらしい商売気。
●歯が悪い人が何を食べるか。牡蠣があったこと、思い出す。ついでに鰻の冷凍を買う。
日差しは秋なのだが、朝から暑い。十時には室温30℃
竜胆の花は水のごとあわし 正子
竜胆の鉢を朝日の中に置く 正子
阿蘇山(思い出)
足元の小さき竜胆踏まれずに 正子
愛媛久万(思い出)
竜胆のか細き茎よ古民家 正子
●昨日から、信之先生の全句集の句を集めるのを再開。平成15年途中までは、『旅衣』に載っているのでそのあとの句。昨日は平成15年の水煙より。今日は平成16年、17年の水煙より。17年11月号が欠けている。
平成15年は創刊20周年。道後にぎたつ会館で水煙フェスティバル。水煙大会を水煙フェスティバルに替えて、いままで砥部の家で行っていたのを初めてホテルで開催。名古屋の敬二さんご夫妻、東京の高夫さんが参加。水煙叢書の句集も沢山出した。
22回水煙フェスは、東京(芭蕉記念館)・小諸の二か所で行い、水煙では、もっとも多くの人が集まった。私には小諸が印象強い。
9Pの字が見えづらい。虫メガネで見る。はづきルーペを買おうかな。
●竜胆の鉢植えを買ってきた。15センチ鉢が150円。花がよくついている。
●食欲の落ちた歯の悪い人用カレーライスを考案。肉の代わりにツナ缶。これ汁ごと入れる。人参はすりおろす。玉ねぎ、じゃが芋は薄め、小さめに。茄子は普通。市販のカレールーは肉を入れないので、ブイヨンがついているもの。
台風15号、明け方には風雨が収まる。横須賀に上がって、東京湾を通過し、千葉に上陸した。台風に備えて鉢は、棚から降ろしておいたので、我が家では、飛んでいったり、倒れたりしたものはなかった。台風一過の涼しさはなく、蒸し暑い。
●昨日、ネット句会の作業中白いパソコンが不調。ネットに繋がらなくなり、黒いパソコンにデータを移したりして、手間取る。使い始めて5年になる。WiFiを家に備えて調子がよかったのに、昨日に限ってなんということだ。台風のせいもあるのか。
●子規新報74号を花冠会員に郵送。購入代金も郵便局で振り込む。74号は「髙橋信之の俳句」を特集している。
台風15号が9時ごろ横須賀から千葉に上陸。
夜強い風と雨が降り出すまでは、台風の気配はなかったが、8時ごろから急に雨と風が強まる。朝方まで窓が鳴って、恐ろしい。これほど窓が鳴ったのは初めての経験。
9月月例ネット句会開催。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d
いい句なのに、表現が足らず特選に入れることができない句が何句かある。
句会投句
芒の穂若きみどりが金を帯ぶ 正子
葛の花の匂いここまで川はさみ 正子
家づとに芒・露草・葛の花 正子
昨日は33度、今日もそれくらい。一時涼しくなっていたが、暑さが戻る。
朝、5丁目の丘に一人吟行。
芒、葛の花。ペパーミントの花、露草をお土産に持ち帰る。芒を折ろうとしたがおれない。穂先を抜くと、すっと抜けた。葛の花の匂いが、空気を染めて匂っている。持ち帰った花を咲き残っている白竜胆と合わせてガラスコップに。秋草らしくなりにける。
百日紅百日十日の秋暑し 正子
秋暑し甘藷畑に葉が熟れて 正子
すすきの穂若きみどりも金を帯ぶ 正子
ぽっかりと畑あり葛の花匂い 正子
葛の花ここまで空気を染め匂う 正子
つゆ草の青が溶け出しシャワー浴ぶ 正子
丘の道突き当りに湧く秋の雲 正子
砂糖黍の匂いが芒の茎にある 正子
●レイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を二度繰り返し読んだ。作中の作家ウェイドは、自分のある手紙で、自身の名にスコット・フェッジラルドを名を加えている。ウェイドは、フェッジラルド同様に酒飲み。それに重ねたか。ハリウッドがメイン舞台。フィッジェラルドもハリウッドで仕事をしていた。現実と話がクロスオーバーしそう。
ジョン・グラシャムの推理小説『カミノ・アイランド』を読みはじめた。時代はアップルのiPhone5の時代。翻訳がないので、原書なのだが、この本は、プリンストン大学のファイアストーン図書館にあるフィッジェラルドの手書き原稿を盗む話。オリジナルは粗末な紙なので、精巧なコピーをして、閲覧させている。3億円ばかりの値打ちか。フィッジェラルドは、実際プリンストン大学に入学し、兵役の関係か中退している。なぜこうもフィッジェラルドが出てくるのか。文学やアートに関した犯罪をネタにするのは、日本ではちょっと珍しいかも。それで興味がわいて読み始めた。