3月17日(火)


晴れ。きのうよりはあたたかい。彼岸の入。

●『坊さんボーっとする』(白川密成著)の著者は、四国88か所札所の57番のお寺の坊さん。
この本に、「こせこせせんと一服せい」の言葉があるらしいが、これは禅語らしい。インターネットで俳句を始めた1996年、「投句された俳句のコメントや評価は24時間以内に返す。」をモットーに、日夜励んできた。反応の速さを喜んでもらった。インターネットの利点を活かしてのこと。
このいちいち反応を気にするのがいけないらしい。納得はするが、ちょっと次元が違う話の気もする。

今現在、「自由な投句箱」に投句された句は、特に印象に残る句があるとき以外、その中でどれが秀句かを決めるのはこれは、難題。結論がでるまで、数日置く。投句する側は、聞くところによると、俳句中毒があるらしく、毎日投句して、即反応が知りたい。「即反応が知りたい」が問題なのだろう。

●新型コロナウィスルの感染拡大でマスクがなくなり、それにつられてトイレットペーパーがなくなった。このことを「ゲーム理論」とかいう理論で説明している学者の話が今日の朝日に載った。結論は、「日常品は常にストックしておくこと」、だった。理論的にもそうなのだ。問題は、どのくらいストックするかだ。息子のところは、トイレットペーパーは、半年分ストックしているそうだ。娘もふるさと納税の返礼で、ティッシュやトイレットペーパーはたくさんあるとのこと。不用心なのは老親だけか。
午後、遠くのドラッグストアに出かけた。

3月16日(月)


曇り。夜は、冷え込む。

黄水仙誰がためなりぬ墓の花    正子
巻きずしに三葉芹こそかぐわしき  正子
勿忘草売られておりぬ卒業期    正子 
  
●「俳壇年鑑2020年版」の花冠広告の校正。訂正なしでFAX。3月発売予定。

●活けた薔薇の一本がしおれている。うん?と思い花瓶を見ると水が減っている。しおれたのは水につかってなかった。吸い上げる水の量に驚く。

3月15日(日)


晴れ。きのうほど寒くないが、空気は冷たい。

春の水たっぷり吸わせ薔薇を剪る    正子
ピザトーストパンの軽さは春らしき   正子

●バレンタインのお返しと言って、ゴディバのチョコレートクッキーロールをもらう。めったにないおいしさ。今年からバレンタインンのチョコはやめてだれにもあげていない。でもお返しがあったのだ。悪いので、句美子が送ってくれた薔薇を数本あげた。

●午前中ガスレンジとその周りを掃除。意外と短時間でできた。ガスレンジを買い替えようと決心して、午後日吉東急のヤマダ電機へ行く。ちょうどいいのを見つけて買うことにした。が、ガスホース60センチを頼むと、売り切れ。店員は、今あるのを使えばと言う。で、買う気をなくす。

3月14日(土)


雨のちみぞれ。

薔薇の箱春の霙に濡れおり    正子
春の霙バケツに薔薇をとりあえず 正子

●句美子が新潟の薔薇農家からの薔薇の花を送ってくれた。受け取りの判子を押そうとすると、冷たい雨のなか大きな箱を届けてくれたにも関わらず、宅配の人はにこにこしている。荷物が花とわかっていたからだろうか。色は、黄色とピンク、それぞれ10本。

花瓶に入りきらないので、バケツに入れて玄関の外に置いた。通路を行く人が楽しめるだろう。雨はみぞれに代わって薔薇がかわいそうでもあったが、みぞれの降るなかの薔薇は、めったに見れない。

3月12日(木)


晴れ。

●散歩がてらブックオフに行く。澤田ふじ子の『花暦』があればと出かけたがないので『幾世の橋』にするつもりだったが、勘違いして『見えない橋』を買ってしまった。少し読みかけ、これは大垣藩が舞台。女性店員に会員カードをつくるように勧められ作る。メリットあるのかな。

3月11日(水)


晴れ。

●晴れたので、富士山を見ようと5丁目の端の丘に行く。けれど、富士山の見えるあたりにたくさんの雲が寄っていた。近くに住んでいるらしい白いTシャツとジーンズの60歳代ぐらいの男性が出て来たので、聞いた。富士山は、焼却炉の青と白の煙突の右側に見えるという。あそこに雲が集まると、風が吹くという。そしてポケットからスマホを出して、ここで写した富士山を見せてくれた。確かに青と白の煙突の右にあった。さらに右に雪山の連山が見えた。聞くと、南アルプスだな、という。伊那のあたりですね、と相槌まがいのことをいうと、さらに右は中央アルプスだという。アルプスが見えて、夢かと思うほどだった。風のことはどうかと思ったが、夜になって強い風が吹いた。

●5丁目の丘を歩くと、どこの家の辛夷も満開で、どこも大木。全面に光を浴びて眩しい。椿も時期を得てよく咲いている。まんさくの花もまだ健在。

●辛夷と椿とアルプスの雪嶺。なんと詩的な日。

3月10日(火)


霧雨。

●ハート内科で検査。やっと落ち着いたですね、と言われたが、薬の処方箋を見ると、前に具合が悪くなった薬(一般にはご普通の配合錠)が入っている。薬剤師がドクターに連絡をとってくれて、その薬は削除された。薬もしっかり自分で管理しなくてはいけない。

●内科のあるフロアーのくまざわ書店で、子供の本、『昆虫の迷路』を買う。『水の迷路』もおもしろそうだが、昆虫のほうがなじみやすいかもしれない。1430円也。

●澤田ふじ子の『宗旦狐』の「宗旦狐」編、利休の孫の宗旦に化けた狐の話だが、人の心理をついて、味があって面白い。読み進むうち、ブックオフの値段にしては高いかなと思ったが、その値打ちはあった。もう少しで読み終える。

●仕事は休む。『宗旦狐』を読んでいて、たまには仕事を休もうという気になった。

3月8日(日)


雨。
5丁目の丘に雨のなかを寒かったけれど、辛夷を見に出かけた。期待通り咲いていた。

見上げれば辛夷大樹のゆれている 正子
菜の花におおかた隠れ農の家  正子
黄水仙みな裏側見せたり抜け道に 正子
一枝のみ辛夷咲くなり丘の家   正子

●3月月例ネット句会
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

【投句】
●雨空の白さに溶けて花辛夷    正子
雨空に淡く白い辛夷のありようが美しく、その清純な白さ、春の初めの季節感が感じ取れます。 (藤田洋子)
今年は例年よりこぶしの開花が早い。春雨の空を見上げると花こぶしが雨雲に溶けて美しい。(古田敬二)

●日暮れては菜の花灯るごときなり 

3月7日(土)


曇り、春寒し。

●パンジーがよく咲きだし、きれいな発色。季節は争えない。

●乾物を整理。しいたけ、高野豆腐、蕎麦、小豆、スパゲッティ、マカロニがあった。高野豆腐は2018年期限で、端が少し変色。これは捨てた。2020年10月期限のもあり、これを今日炊いた。しいたけは、正月用に買った小ぶりのと傘の裏が年代物と言う感じの色のがある。蕎麦は、一昨日が賞味期限。これを今日のお昼にかけ蕎麦食べた。小豆は去年秋の新もの。

●もときが学校が休みになったといって、折り紙の手裏剣と、一年生で習った漢字全部を手紙の裏にいっぱいに書いよこした。本人が思いついて書いたのかどうかわからないが、面白い子だ。