6月22日(月)


曇り。

●6月月例ネット句会の終わりの挨拶を書く。
https://blog.goo.ne.jp/kakan02d/

●句美子がメールで、白金台の自然教育植物園にノカンゾウ、アサザ、クサフジ、イヌヌマトラノオが咲いていると知らせてきた。土曜に出かけたとのこと。この辺でもノカンゾウが咲いている。去年はアサザのある池でトンボが孵ったばかりのところを見た。翅を乾かしていた。

6月21日(日)夏至


曇り。

夏至の朝光あまねく白みたり      正子
夏至はしずか父の日はまたしずか    正子
よく匂う青紫蘇握り飯に巻き      正子
コーヒーに暖を取るべく夏至の夜    正子

●今日は夏至。今朝の「音楽の泉」は、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲。バイオリンは、アンネ・ゾフィー・ムッター。その途中、横浜、神奈川に大雨注意報。穏やかな曇り空の朝に、信じられない予報。夜干したままの洗濯物を取り込む。

バイオリン協奏曲のあと、「真夏の夜の夢」。
シュークスピアの「真夏の夜の夢」を思い起こしたが、この「真夏」は、いつのことを指すか、私はいまだ頭が混乱している。真夏の夜は夏至の前日なのか、五月祭の前日なのか。「夏の夜の夢」と訳した作品もある。「真夏の夜の夢」と最初に訳したのは坪内逍遥。いま、この訳を擁護する人が出てきている。メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を聞くと、夏の明るい白んだ空気感に包まれる。一番いい季節の明るさが想われて夏のヨーロッパに行きたくなる。

●ラジオ「朗読の時間」で『二十四の瞳』が放送されて、今日三十五回で終わり。ラジオをつけたとき放送されていれば聞く程度だったが、大石先生が戦後教師として復職したからの物語は、忘れてしまっていた。たぶん、復職してからは、大人の話。機微がよくわからなかったのだろうと。思えば、大いなる反戦物語である。戦後、夫に戦死され、青柿を食べた末の女の子も、母親も亡くし、復職して出会った小学一年生たちは、ちょうど私と同い年ではないかと思った。書かれていることは、リアル。私の村でもあった。戦後の庶民の悲劇や苦難が、友達や親や近所の人たちの様子がありありと思い出される。思い出して沈みこんでしまった。

物語は、復職した大石先生の歓迎会で、海の見える窓に寄りかかって荒城の月を歌う女子に、教師となった女子が背中にしがみついて泣くところで終わる。戦後7,8年経ったときのこと。アルマイトの百合の絵の弁当箱が印象に残るが、これは、私もあこがれた弁当箱。百合の絵の弁当箱は持つことはなかった。今わが家に四十になる息子が幼稚園のとき使ったアルミの弁当箱がある。プラスチックもあったのに、アルミのが少し高いが欲しくて買った。ドナルドダックの絵。まだ新しい感じもあって、使わないのに捨てがたいのは、二十四の瞳のせいかもしれない。

6月20日(土)


晴れ、午後曇り。

●朝5時半ごろまでは、小鳥がよく鳴く。

●全身が筋肉痛で、それに眠くて仕方がない。それに左目がアレルギーでかゆいので、目薬ではたよりなく、軟膏を塗る。仕事はいろいろあるが、目をつむって、土曜日に免じて休養日に。

●昨日JAの直売所で買った野菜を、夕食には、精進揚げに。大根おろしと、青紫蘇、いんげんが納得の味。
青紫蘇は、やわらかくて、匂いがいい。おにぎりに巻きたいくらい。昨日買った野菜は、山芋、いんげん、大根、胡瓜、茄子、トマト、ミニトマト、人参、青紫蘇、それにさくらんぼ。からし漬けのもと。今朝句美子に半分くらいを送った。今日の夕方には届く。さくらんぼは、山形の佐藤錦だったが、昨日より熟れていた。

6月19日(金)


雨。

山清水魂冷ゆるまで掬びけり  亜浪
「俳壇7月号」で見つけた句。

●口語と文語がミックスした文体が許容されていることを「俳壇7月号」で知る。許容ではないかもしれないが、、どちらかに統一すべきという意見ではない。亜浪の句にも、口語と文語がミックスした句があったと思う。

6月17日(水)


晴れ。夏日3日め。

ねじ花を鉢に育てて米屋あり     正子
山百合と見えて甘草荒崖に      正子
うつぼ草飛燕の空と同じ色      正子
ぴかぴかの茄子を焼きたり罪もなく  正子
団扇絵は網なり浅草土産なり     正子

●近所のコーヒー屋。今日から営業。昨日の焙煎の匂いは、準備中だった様子。

6月16日(火)


晴れ。

梅雨青空コーヒー焙煎する匂い  正子
さくらんぼ茎縦横に透けて見ゆ  正子
可愛さは茎の緑にさくらんぼ   正子

●数軒先にコーヒー豆だけを売る仮店舗ができる。焙煎の匂いに子供までが、「いい匂い」などと言っている。

●夏服の整理半日。油絵の道具を見つける。

●飛鳥Ⅱが横浜港で火災。

6月15日(月)


晴れ。

青空へふうせんかずらの苗芽生え  正子

●朝ベランダに出ると、ふうせんかずらが3本、7,8センチまで伸びている。種を播いたのが、数日前だったと思う。

●俳壇から「俳壇アンソロジー」の『2020俳壇の杜』シリーズの参加者一名推薦するように依頼される。10月末刊行。例年2巻を発行しているが、新型コロナのせいで、今年はこの一巻だけとなる。

6月13日(土)


曇りのち雨。

●バジルよく育ち、花が咲く。ピザトーストに使う。

●雪の下と思っていた葉は、句美子がくれたまっ白いベゴニアかもしれない。葉が丸ではなく、三角。雪の下であるはずがない。

メモ13句。

泥染めの藺草干されし白き道     正子
少年ら昼より落下傘花火       正子
遠花火大円ビルに少し欠け      正子
夏帽の鍔より下に海たゆたう     正子
夏休み釣りに来る子を窓辺より    正子

夏休み夜をふくらます牛蛙      正子
冷そうめん山葵も紫蘇もみどりにて  正子
学生が水茄子漬を送りくる      正子
畳の間二間通して夏休み       正子
茎三角でかやつりぐさをおし花に   正子
  
子の水着洗えば水中花のごとく    正子
子がいつもかがんで遊ぶ含羞草    正子
子ども句会日焼けの腕ふれあいて   正子