10月7日(木)

曇。
●表参道の伊藤病院へ。表参道はいつもなら若い人たちがたむろしているが今日は若い人たちはほどんどいない。病院に近づくと大勢の人が道路に出ている。人出の理由がわからない。あとでわかったが、伊藤病院の順番待ちの混雑を避けて道路に患者があふれていた。こんなのは初めて。今日の混雑は、10時半ごろの受付で私の前に167人いる。待つ場所もない。1時間に60人ほどの進みぐあい。帰ろうかと思ったが、思い直しておとなしく待った。
欅並木のベンチにもなるガードに座ってスマホを見て待った。喫茶店も、レストランも、明治神宮もいろいろあるが、落ち着かない。ときどき街の横道を歩いて時間をつぶす。途中、まい泉の青山本店を見つけたので、夕食用のお弁当を買った。お弁当だけでなく惣菜や千切りキャベツを売っていて、常連らしい主婦たちつぎつぎ来ていた。
診察を受けたのは午後3時すぎ。前々から考えていたが、高齢になってここに通うのは無理。それで今行っているクリニックが甲状腺を診てくれるというので、そちらへの移りたいことを話し、紹介状をもらうことになった。郵送してくれるとのこと。6年ぐらい通った表参道も見納めか。帰宅は4時過ぎ。
●夜10時41分、震度5弱の地震。テレビの報道ステーションを見ていたら、急に横揺れが大きくなった。1分ぐらい続いたかもしれない。軽い紙の箱が棚から落ちた。信之先生は就寝中だったので、起きてくださいと言っても起きようとしない。死んでもよいと布団に居る。とにかく起こして椅子にすわってもらう。テレビもすぐに地震のニュースに切り替わった。キャスターもヘルメットを着けて報道。
10年前の東日本大震災の時は、息子の結婚式の前日。横浜に買い物に出かけて帰って30分ほどして地震が起こった。少し帰るのが遅くたら、電車が止まったので、大変なことになっていた。今日も表参道に出かけたあと。ひやっとする思いもある。都会の地震は足が無くなるので、それが問題。
●棚に載せている箱を床におろした。揺れは一回だけで済んだ。

10月5日(火)

快晴
●ノーベル物理学賞の発表があった。真鍋淑郎博士と聞いて、すぐに名字から愛媛出身の方と思ったら、やはりそうだった。大江健三郎氏は大洲市の奥山の直瀬、今回の真鍋淑郎博士は新宮村。山村からノーベル賞の授賞者がでるのも興味深い。真鍋博士の生年は1931年でいまなお研究を続けられている。共同受賞者も1931年生まれのドイツ人と1948年生まれのイタリア人。

10月3日(日)

快晴
●30日に緊急事態宣言が解かれて、人出も増えたらしいが、家居に慣れて、どこかへ出かける気にならない。
●昨夜からネットがつながらない。いろいろ試し、今朝11時半ごろ繋がる。天気が影響するのかもしらん。
●句美子がマカロンを持ってきてくれる。次は何がいいかと聞くので、虎屋のおもかげと返事。あんこのお菓子については、自分では気づかないが、「お母さんの餡子のほうがおいしい」とよく言うらしい。
●去年開催予定だったのサントリーホールの内田光子のコンサートのチケットを買ったと教えてくれた。席はs席しかなくて、16000円だそうだ。大丈夫生活費は残してあるからと付け加える。モーツアルトとベートーベンとのこと。ようやく日常がもどりつつある。

10月2日(土)

快晴、夜一時雷と大雨。
●台風一過の快晴。夜7時半ごろ雷と雨。日吉では1時間に30mmの雨。これは夜のニュースになった。
●①信之先生の句集の編集に本腰を入れる。10月中には済まさねば。
?11月は花冠365号2015年7月~2020年12月までの俳句作品だけを掲載する別巻を出したい。
③引き続き花冠366号を1月10日に発行予定で編集をする。
この3点重要事項を今年中に終わらせる。
●30日に眼科で視力検査をしたら矯正視力で1.2だった。まだ目が見えるということ。眼鏡は持ってい入るが、めんどうで使わない。必要なのは虫眼鏡。

10月1日(金)

雨、台風。
●昼頃から雨が強くなる。
●今日から10月。予想しなかったことがいろいろ仕事に入る。9月の間、神経質になるほど病院にかかった。眼科、歯科、整形外科、ハート内科。甲状腺癌の継続治療だけが残るが、間もなく行く。これで年末から来年の年初までいけると思う。

9月30日(木)

晴れ
朝焼けのひとときありぬ芋畑  正子
酔芙蓉白と紅とが分かつ朝   正子
露草の青の散らばる貸農園   正子
●起きたのは4時。5時ごろベランダからの空を見ると、雲がうすくばら色に染まっている。散歩のチャンス。行く方向はばら色の雲の方へと思い、外に出ると5分もしないのにばら色の雲は消えていた。すじ雲の下に灰色の雲がうっすらとかかる。5丁目の丘へ行く。軽く歩ける。脚が治っているのを実感。
●現代俳句協会に再加入の勧めに、主人に相談すると返事したものの、相談はしていない。せっかくの勧めなので。世の中点と点の結びつきと思えばとか
、ご縁とか言うものなのでとか、思ったりする。
●今朝、散歩しながら、子育ては卒業したと思いたいところだが、そうはいかないのかもと思い直した。情報にアンテナを張り続けるのいい加減いやになるが、情報はやはり、多い方がいい。ぬかってはいけない。息子が幼稚園のお迎えに遅れる私に、よく言っていた。「お母さん、油断大敵だよ。」と言いながら走って帰って来たことが何度か。

9月29日(水)

●台風16号が近づく。
●現代俳句協会の事務局から電話。「花冠」の雑誌を送ってほしいと。
送付したつもりだったが、漏れていたようだ。失礼をお詫びした。俳人協会にも送り忘れているかもしれないと、「花冠No.365号7月号」の発送先を確認。
●事務局の水野さんが、電話をしてこられたのは、「角川10月号」のクローズアップに掲載された髙橋句美子の俳句を読んで注目したからという。「将来性があるとかなんとか」、「さすが主宰の家の娘さんで、」言って。彼女は、今現代俳句協会の会員。若いから残るように言っていた。信之先生と私は、自然退会の扱いとなるようにした。信之先生と私に再加入してくれるようにという依頼。信之先生は90歳という年齢なのでお断り。私は検討しますと返事。

9月28日(火)

晴れ
朝顔の蔓に枯れ色みえはじめ   正子
朝顔の紫濃ゆし咲き残り     正子
さつま芋二個の重量分けくれぬ  正子
●今日は歯医者と信之先生の薬をもらいに。
●眞子さまの結婚の話題でテレビが盛り上がっている。昭和天皇が天皇でいらっしゃったときと、今とは、天皇制の意味が違ってきているように思う。戦後すぐに生まれたものたちも、戦争がどういうものなのか、天皇がどんな役割をはたされたのか、おぼろげながらでも体のどこかで知っている。天皇制を学者の方々にしっかりとクリアに議論してもらいたいと正直思う。
●菅首相が学術会議のメンバーから加藤陽子東大教授を除外したこと、安倍元首相が森加計問題をうやむやにしたこと。この二つは、一小国民として許せない。人事権を使いすぎる、忖度を押し付ける。力がないからと思えてしまう。自民党総裁選挙が明日に迫るなか、ひとごとではあるが、ひとことでもないようでもある。