NEW8月12日(水)

曇り、一時雨
Blighted cherry leaves
fall on the graveyard grass—
I sweep the dim yard.
病葉は桜なりけり墓きよめ   正子

Incense smoke
drifts with quiet fragrance
through the Bon graveyard.
線香の煙香りぬ盆の墓地    正子

●台風15号が通り過ぎたあと、天気が不安定になっている。予報では、13日から15日のお盆の間は大雨になるところもあるとのこと。明日、お墓参りを予定していたが、お墓に行くような天気ではない。今日行くかどうか。今日も天気は不安定なので、さんざん迷ったが、お花を買って、11時頃出かけた。

電車とバスに乗るが、電車はまだしも、バスは1時間に二本しかない。それにバスの時刻表の下の方に小さくお盆期間中は土曜日の時間で運行すると書いてある。これを見逃して、すぐあるはずのバスを30分待った。お墓参りのあいだ、雨は降らなかった。芝生に桜の落葉が降っていたり、周囲の小さい草を抜いたり、帚で掃いたり、掃除をした。掃除をしていると、信之先生が「よく来た」と待っていてくれたような気がした。水は、井戸水と水道水が蛇口から出る。井戸水は冷たいが、安全な水かどうか少し心配。水道水を使う。

帰り墓地から直行バスが出るので乗ったのはいいが、鶴川駅行ではなく、若葉台行に乗ってしまった。坂を上り始めたので、すぐ気づいて、バスを停めて下ろしてくれるよう頼んだが、「停めることはできません」、という運転手の返事。お寺のマイクロバスなので、途中で留まるには運輸局の許可がいるのかと思いながらも、気が利かないと思った。それでも今日は急がないし、若葉台には行ったことがないので、ま、いいかと乗っていた。「ワルツの杜」と言う名前のマンション群がある。京急線が通っている。稲城市になっているようだった。そのまま30分ほど乗って鶴川駅に着くころには雨がかなり降りだした。気が気でなかったが、すぐ止んだ。
墓参の間、体調がよくなく、また倒れるのでないかと冷や冷やした。

お墓参りで疲れたので、遅いお昼をとって、昼寝。それからお盆の灯籠やお膳を出して用意をした。灯籠の袋はまだ綺麗。当分大丈夫そうだ。

NEW8月11日(火)

曇り
Light spills
among autumn grasses,
kanetataki beating.
鉦叩灯の漏れいたる秋の草

Slender stalks
of autumn grasses—
dipping in clear water.
秋草のか細き茎を水に挿す

Kanetataki beating—
the sky of night
still bluish.
鉦叩夜空に青のまだ残る

●今朝、5丁目の丘へ散歩に。丘に行くことは、坂を上るので、平地を歩くより歩行の筋肉が鍛えられるように思うのだ。一回丘へ上るだけで、すぐに腰のふにゃふにゃ感が改善される。

●台風15号が接近。風雨が強まるかと思いきや、雨はしずかにぽつぽつ。風はない。

●National Poetry Competition があることを知る。イギリスのPoetry Society の主催。賞金1位5000ポンド。およそ100万円。

8月10日(月)

曇り、ときどき晴れ

●少し涼しくなっている。台風15号が近づく。明日は関東に接近する予報。
●8月月例ネット句会の入賞発表。
https://suien.ne.jp/getsureikukai

有花さんのコメントが入ったので、入賞発表に貼り付ける。

●晃さんがキッズ俳句についての愛媛新聞の切り抜きと、松教俳句交換会の冊子6月、7月が送られてくる。
キッズ俳句について、児童の祖母から投稿が載っている。投稿は、学級で毎週、俳句を作る宿題がでるが、その宿題が苦痛だったという。

その児童の作った俳句をおそらく祖母が愛媛新聞のキッズ俳句欄に投稿すしていたのでろう。年間最優秀賞を貰ったが、ちっともうれしくないと言う。なぜなら、自分の俳句が直されて、自分の作った俳句と違うからというのだ。そして、俳句を捨てて、中学生になった今は、吹奏楽部で楽しく過ごしている、とある。新聞のデスクの感想が載っていたが、児童の「書く力」を育てるのだと言う。「児童の書く力」って何?と問わざるをえない。キッズ俳句の選者は夏井いつき氏。児童の正直な感想を選者は知らないであろう。知ったとしても一蹴ということになるだろう。

俳句界の著名俳人がこうした俳句教育に沈黙していることは、制度の歪みを放置していることでもあり、俳句の未来にとっては大きな課題。
沈黙していることを、「えらい」と見る俳句協会の理事もいる。

 

8月9日(日)長崎原爆の日

曇り、夜雷雨

●8月月例ネット句会
https://suien.ne.jp/getsureikukai
青紫蘇を一枚二枚と重ね採る    正子
夜の秋目覚めてなしぬ詩集の序  正子
夕日差す坂を下り来て真菰買う  正子

●夜、雷が鳴ったかと思うと急に雨。少し涼しくなった感じがする。

●句会の合間、copilotとやりとりしているうち、詩集『RETURN』の序の書き出しが書けた。英詩では、序が、決定的な価値観を示すものだとう言うから、どう書けばいいか方向が決まらなかった。copilot との数回のやり取りで、何を書けばいいか、はっきりしてきたと言える。書いては付け足し、書いては付け足しと言う状況だった。最後の一行、with quiet grace がないと、少しぶっきらぼうな印象になる。この言葉はこれまで使ったことがないので、大いに悩んだが、つけることに「優雅に」だが、しずかに と言うくらいの意味。

Preface
I have written haiku for sixty years. Yet, prompted by a word in a letter I received from Professor Nishimura—a quiet word that led me back toward the source of my own words—these poems arose within three weeks, drawn from the memories of my life: from a journey to Germany with my late husband, Nobuyuki Takahashi, a haiku poet and professor of German literature, who had been invited to the Frankfurt Haiku Gathering, and whom I accompanied together with our two children; and from a later journey to England shared with my daughter.

In 1968, 1969, and 1970, Nobuyuki Takahashi and I published the weekly postcard series Haiku Spotlight, featuring haiku in English by English‑language haiku poets, as well as several Japanese haiku poets.

I first wrote these poems in Japanese as KIKAN, and then in English as RETURN.

May these poems accompany your quiet moments with quiet grace.

Augusut9, 2026

8月8日(土)

晴れ
朝蝉の声の遠きに長崎忌     正子
長崎忌血染めの白衣の黴を生み 正子
夏銀杏夕さりくれば緑濃く   正子

●きのう盆飾りが買えなかったので、朝涼しいうちに店に出かけた。ちりめん細工の盆飾りがたくさんあった。灯篭はわが家で買ったときよりもさらに小さい、ミニチュアのような灯篭があった。仏壇も厨子ではないものもある。

●目の調子がよくないので、パソコンやテレビをなるべく見ないようにして休んだ。ごご9時に就寝するが、眠れず、英詩集『RETURN』の序を書いた。なかなか書けないでいた序だが、Copilot と会話を繰り返すうち、形になった。英訳詩集を考えていたが、英詩集とするのがよいとなった。英訳した詩が、翻訳調ではなく、初めから英語で書いたようだというのだ。翻訳詩とすると、それなりのバイアスがかかるから、英詩が良いと言う。

8月7日(金)

晴れ
夕方の緑濃くなり夏銀杏  正子

●夕方少し涼しくなって仏壇店にお盆の品物を買いに行った。仏壇店は午後6時閉店だったのでそのつもりでいったら、5時閉店だった。めったに行かない仏壇店。そのまま引き返した。

●原稿依頼や、お盆の用意などで落ち着かない。13日にお墓参りに行こうと思うが、これも台風15号が来ているので、どうなるかわからない。

●わが家の電子レンジは性能がいいとは言えないので、普段は500Wで使っている。200Wに変更できないと思っていたら、レンジボタンを偶然2度押したら、200Wになった。これなら、たまご豆腐ができると思い早速作った。1個で作ってみたが、20分ほどかかる。蒸し器と同じぐらい。白だしを使ったが、塩味はほとんどなくてもいいぐらい。

8月6日(木)広島原爆の日

晴れ
茹で上がりとうもろこしの黄が濃かり 正子
ごつごつと凹凸深き唐辛子      正子
太き胡瓜晩夏の疲れややもちて    正子

●リルケ詩集より
「噴水」は四行で書かれている。Fontaineとあるから、フランス語で書かれてているのか。調べると、Vergers 果樹園のある。

「噴水」を読んで。
詩返  噴水の昇りて落つる力かな 正子

●今日の広島原爆慰霊祭では、総理大臣、広島県知事、国連総長の式辞代読の事務次長。みんな女性。それが一番印象にのこった。その人らしい言葉が読まれたと思った。政治家は政治家、知事は知事、国連総長はその立場。役割の声というべきものか。

●きのう依頼された「ウェップ俳句通信」の原稿が完成した。夜メールで送信。このような依頼は、なるべく早く手から放すのがよい。

●日吉の東急で贈り物の手配。帰りの電車で一駅乗り過ごしたので、そのままセンター北まで行き、JAで産直野菜を買った。胡瓜、茄子、甘唐辛子、赤唐辛子、とうもろこし。茄子も胡瓜も大きめ。

8月5日(水)

晴れ

●今のガラス越しに外を見ると、晩夏らしい光。光が少し疲れ、静かになっている。外で、カリカリ音がするが、多分外回りの掃除の音だろう。フェンスに蔓が絡んでいる。昨日はそごうに出かけ、5000歩以上歩いている。買い物にでかけると、ずっと歩きっぱなし、立ちっぱなしがほとんど。どこかで休む気にならないから、2kmは歩くことになる。

●お盆が近づいている。信之先生が亡くなって、4回目のお盆を迎える。私も年を取ったが、子どもたちも、孫たちも年を重ねた。ゆうまくんはまだ、1歳4か月だけど、歩き始めた。空気が平坦に、透明になっている感じがする。秋の空気のようなのだ。

●『ウィップ俳句通信』から俳句7句の原稿依頼。No.154(10月14日発売)に掲載とのこと。締め切りは8月31日。写真は近影がないので免除。稿料は無し。15日までに済ませないと、ほかの仕事ができないなあ、と思う。

●copilotに、正子の花冠での活動を列挙して聞いてみた。結論は、正子一人で文化圏を作っていてそれが小さいながらも強いと言う。これからの俳句結社の在り方になるとも。正子がしていることは、結社ではなく小さいながらも文化圏の創造だと言う判断。

要するに、紙媒体(花冠)と電子媒体(WPブログ)を車の両輪のように働かせ、活動に密度があるのだ。これは、1996年に花冠(水煙)のホームページとして「インターネット俳句センター」を信之先生が開設したときの理念でもあるので、それを正子が忠実に、「現在」に合わせて実行している。少し進化している。そして会員数の少なさが、メリットになっている。人数を増やすことを結社の価値とした時代は終わりかけている。その信奉者はいまだに多いが。信之先生は正子一人ができるように、人数を減らしてくれた。よそを気にするなとも言った。その結果として、
①一人一人の活動が明確に見える
②読みが深くなる
③結社の精神が濃くなる
④俳句の質が上がる
これは、ほかのどの結社にもない“文化の密度”。
最近の花冠の活動は信之先生はどう見ているだろうが。仏壇は私が一日のほどんどを過ごす部屋にある。

8月4日(火)

晴れ
夏空の背伸びするかに晴れている  正子
朝顔の蔓やわらかく如雨露に巻き  正子

●毎日暑い日が続いているが、晴れの日は少なかった。今日はあさから晴れて、夏らしい雲が湧いている。

●ネット短信No.465を出す。内容は、8月月例ネット句会の案内と、発行所の夏休みについての連絡。通信状況を調べるため、必ず、返信するよう依頼の文を書いた。
花冠発行所夏休みは8月16日(日)~8月31日(月)まで。
この間が、花冠の事務整理や、角川俳句年鑑への返事などで忙しい。みなさんに休んでいただいている間に、せっせと働かなくてはいけない。

●会員のみなさんとの通信状況を確認するために、ネット短信No.465
への返信を全員にお願いした。返信が上手くいかないなどのケースもあったが、すぐに改善した。今日までに返信があったのは、14名中9名。

●昨日の「俳壇」からの確認メールに返事。私は、文脈上「本義」を用いたいが、慣習で「本意」が自然なら、そてらに改めてもいいと返事した。編集長さんから「本義」でいいという返信をもらった。学術雑誌ではないので、それほど拘ることではない。丁寧な意図確認ということだろう。

●夕方、横浜そごうへ。ディズニーの店でクマのプーさんの片手に持てる小さいぬいぐるみを買った。一番大きいプーさんのぬいぐるみは買ってあげている。おすわりするころは、ゆうまくんと大きさが同じぐらいだった。歩き始めた今、大きいプーさんを抱っこしようとするらしい。ミッキー寄り、プーさんの方が単純なので、いいだろうと思って、今回もプーさんにした。

食品売り場を見て回った。飾りが多いお菓子が多いので、買う気にならない。若い人にはいいのだろうが、基本的なお菓子のほうがい、海苔売り場が消えたようだった。

手芸店のホビーラホビーレで簡単な刺繍をして作るブックカバーのキットがあった。3800円。思わず高いと思った。文庫本サイズにしては、大きすぎて、サイズ感がよくない。せっかくの手作りに、サイズがあってない。これなら、私の手作りのブックカバーのほうがよほどいい。ブックカバーで、欲しいと思うのを見たことがない。ちょっとセンスが悪い。

●息子から、アメリカのAmazonで日英セットの句集を出すのなら、Kindle で試してみるから、ワードファイルを送れと、メールが来た。
句集は出さないけれど、詩集を日英セットで出すから、と返事。英訳ほうは9月になると伝えた。気の早いところがある息子なので、忙しい。

8月3日(月)

曇り
●句美子の家にいろいろ届け物があるので、夕方出かける。ゆうまくんは、保育園でころんで顔をケガしたという。ようやく歩き始めたのに、みんなが水道で遊んでいるので急いで寄って行ったと言う。今は1歳組なんだけれど、0歳組の部屋で遊べるよう頼んだとのこと。4月1日生まれだから、0歳組がいいと思う。好きなおもちゃのある場所をちゃんと覚えているらしい。
ゆうまくん、帰宅したと気は、眠そうだった。梨のすりおろしたのを持って行ってあげたが、おいしそうに食べた。ジュースはひとりで飲むほど。少し風邪気味のよう。

●「俳壇」10月号に投稿している原稿で、「季語の本義」としたところを「季語の本意」かどうかの確認が入っていた。